Flyng Kids /『続いてゆくのかな』 | ongaku:キョウノイチマイby『飄逸庵』

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朝5時。全てブルーがかった景色。

 

犬の散歩と寝起きで絡む痰を吐きに外を少しばかり歩く。

どこをどう見ても初老の爺さんではないか。

 

もともと、喘息持ちで若い頃から朝起きてからは気管支の調子は良くない方だった。

しかし、いつからか口の中が粘っこく感じるようになった。

 

とても、朝イチのキスなんて無理だ。

 

だから、老人は『性』から遠ざかるのだろう。

言われることがわかっているから。

「あら、やだ。口臭いわよ」

目の前が真っ暗になる。

 

そうだろう、そうだろうともさ。自分でも何となく気づいていたさ。

こんな気分になりたくないから、『性』から遠ざかる。

どう見ても初老の爺さんだ。

 

家に戻ってラスクとカフェオレという朝食を簡単に済ませ、寝室に戻り、スマホで映画を観る。

 

観終わって時計を見たらまだ8時前。

 

眠い気もするが、自分に鞭打ち書斎に入り執筆。

 

一段落したいま休憩がてらに聴いているのがこの一枚だ。

 

Flying Kidsのファースト・アルバム『続いてゆくのかな』である。

 

ヴォーカルの浜崎貴司を中心にしたファンクバンド。

かつてあったオーディション番組『イカすバンド天国』(通称『イカ天』)の3代目チャンピオンになり、本作に収録されている『幸せであるように』で、メジャーデビュー。

 

正直、我が家にはこの一枚しかないのだが、その後立て続けにヒット曲を連発する。

 

どこかしら、『じゃがたら』を彷彿させるジャパニーズ・ファンクだ。

 

我が家になぜ本作しかないかと言うと、このファーストアルバム以降持ち味のファンク色が陰りを見せポップ路線になっていたことがあげられる。

 

デビュー当時は確か7人くらいの大所帯グループだったと記憶している。

 

その後、順調にヒットソングを出していたが、浜崎のソロワークが増えはじめて1998年に解散。

 

このアルバムのアイコニックな曲『幸せであるように』は、今聴くと抜け感があって少し時代を感じさせるが、メロディーラインとグルーヴが心地の良い名曲だ。

 

今も舞台俳優をしている友人Dが専門学校時代このアルバムが好きで、彼が住んでいた中村橋のアパートに泊まりに行ったとき一晩中聴かされたのを憶えている。

 

今だから言えるが、D、お前のいびきが酷くてあの日寝れなかったよ。

 

 

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