ようこそおと虫ミュージックへ。
どうも、おと虫です。
音楽は形のないラグジュアリーアイテムだと僕は思っているのですが、それはかける音楽によってその場の空気を一変させてしまう力を持っているからだとおもいます。
その日の気分、その日の空気感によって彩りを与えてくれるそんなアイテムが音楽だと思います。
今日は、数ある我が家のライブラリーから一枚を抜き取って紹介する『Ongaku,キョウノイチマイ』をお届けしたいと思います。聴いていくうちにあなたのライフスタイルにマッチする音楽が見つかると思うので、是非チャンネル登録をしてご覧ください。
さて、今日ご紹介する一枚はコチラ。
チコ・ハミルトン・クインテット・ウィズ・エリック・ドルフィーの『ジ・オリジナル・エリントン・スウィート』です。
このジャケットとほぼほぼ同じで「エリントン・スウィート」というのがあるので間違って買う人が多いのがこの一枚の特徴です。
チコ・ハミルトンは58年の8月22日、ドルフィーとエリントンカバー集を録音しました。しかし、この録音をそのまま発表することをよしとしなかったハミルトンは、翌59年にもう一度エリントン曲集を録音するんですね(1月19日、22日)。当時発表されたのは59年の方だったんです。
なぜドルフィーが入ったテイクを使わなかったのかはわからないのですが、比較をしてみると、まずメンバーが全く違うんですね。リーダーのハミルトン以外総とっかえ。曲に関しては曲順が違うのと『A列車』が加わっているという違いがあるのですが、なぜオリジナルの方がチコは気に入らなかったのかというと、推測ですがドルフィーの個性が強く出すぎてしまったのが気に入らなかったのではないでしょうか。ただ、嫉妬心からではなく、チコはもっとインパクトを抑えたトーンで作りたかったのだと思います。
ただ、今となっては本作『オリジナル』の方が人気あるように感じるんですよね。何といっても天才ドルフィーのプレイが素晴らしい。若かりしドルフィーがフリーに走る前のしっかりとしたモダンジャズを楽しめる一枚です。
Eテレの日曜日23時からやっている『美の壺』でもヘビーローテーションで楽曲を使われているので、耳にした人も多いテイクが収められています。
ゆったりとかつ、しっかりとしたジャズが聴きたい方にお勧めの一枚です。
残念ながら音楽ストリーミングサービスSpotifyには、「エリントン・スウィート」しかない為「オリジナル」は、私のブログの方からお買い求めいただき「エリントン・スウィート」と聴き比べいただければと思います。
一応「エリントン・スウィート」のリンクは概要欄に貼っておきます。
そして、あなたのご意見・ご感想をコメントで頂ければ幸いです。
また、これからの一枚を聞き逃しないよう是非、チャンネル登録、高評価をよろしくお願いします。
最後までご視聴いただきありがとうございました。
また、次回の動画でお会いしましょう。
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