ようこそ、おと虫ミュージックへ。おと虫でございます。
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ここでは、私のライブラリーから一枚を抜き取って、良くも悪くもレビューをするというプログラムになっております。
本日、取り上げる作品はコチラ。
カーター・ジェファーソンの「ザ・ライズ・オブ・アトランティス」です。
ウディ・ショウ・グループのテナー奏者として活躍したカーターの唯一のリーダー作で、トランペットに日野皓正とギル・エヴァンス・オーケストラで活躍した大野俊三が参加しています。
趣味のいい作品とはこういう作品のことを言うのでしょうね。
プロデューサーがウディ・ショウということもあり、リラックスしたテイストながら、個々のプレイは非常に個性的でユニークなインタープレイが楽しめます。
わたしがこのセットでのお気に入りがベースのクリント・ヒューストン。
正直、名の知れたベーシストではないですが、本作品において楽曲の要になっていながらも個性的なグルーヴを感じさせるプレイに好感が持てます。彼のベースがあってこそ、、カーターのインプロヴィゼーションが活き活きとしてくるのが解ります。
お洒落なテイストで、さりげなくサラッと流していても部屋の雰囲気を変えてくれる効果もありますし、じっくり聴くのにも聴きごたえのある作品に仕上がっています。
ポスト・コルトレーンとも呼ばれるカーター・ジェファーソン。コルトレーンファンにも是非聴いてほしい一枚です。
この中から、Spotifyで唯一聴けるのがタイトル曲「The Rise Of Atlantis」。リンクを貼っておくので是非聴いてみてください。日野皓正の熱い演奏にも注目してほしい一曲です。
https://open.spotify.com/artist/0tdLVm4yvaZpaF9qT8SwhV?si=ZkoPrjYCSIGdbzwjBap9Bg
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最後までご欄いただきありがとうございました。
また、次回お会いしましょう。