Bud Powell : Blues In The Closet | ongaku:キョウノイチマイby『飄逸庵』

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どうも、おと虫です。

 

ここでは、私のライブラリーを一枚づつ抜き取って、名盤、珍盤、隠れた名作をご紹介しております。

 

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さて、今日ご紹介して致します作品は、コチラ。

 

Blues in the Closet (Dig)

 

 

バド・パウエルのVerveでの最後のリーダー作である、『Blues In The Closet』です。

録音は1956年9月23日でございます。

サイドはベースにレイ・ブラウン、ドラムスにオジー・ジョンソンというトリオ編成です。

 

パウエルの作品の中にあって、比較的地味目な印象のある作品ですが、その一つの理由にパウエルのあの超絶的技巧である速弾きが鳴りを潜めていることがあげられます。1958年に第二のパウエルと呼ばれる大傑作「ザ・シーン・チェンジス」を生み出すわけですが、いわゆる、ハードバップへの移行期の頃の作品となるのがこの頃で、その辺りも影響していると思われます。特にこの頃のパウエルは警官からの暴行を受けた後遺症から、好不調の波が激しく、本作はその中においては良作といえる作品です。

 

今迄のアプローチとは全く逆な1曲目の「When I Fall In Love」など、パウエルの兄的存在セロニアス・モンクの影響をここまではっきりと出しているのは珍しく、この作品が一つのターニングポイントの表明とも聞き取れる演奏であります。

 

他の作品は、40年代の頃のような速弾きは見られないが、その分歌心のある演奏を聴かせてくれる爽やかな作品となっております。

 

実際の楽曲は、音楽ストリーミングサービス、Spotifyのリンクを下に貼っておくのでそちらからお楽しみください。

 

https://open.spotify.com/album/3Cc05AU0t3tZjWhYrYsK2V?si=WIiTpNA3TT-F5cqgYXyVOg

 

そして、ご意見・ご感想を是非お聞かせください。

 

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最後までご覧いただきありがとうございました。

それでは、次回またお会いしましょう。