おと虫です。
東京は開花宣言がありましたが、新型コロナウィルスのせいでいまいちパッと明るい世の中になりませんね。
色々な式典が中止になるのを見聞きしていくと、まことに不謹慎なことを言いますが、いかに人の作ったものは幻想のうえに成り立っているか痛感します。
その一つは私がここでメインに取り上げている「音楽」であります。
無いなら無いで生活に何の支障もないものですが、しかし、無いと生活の彩りに華やかさが欠けるのも事実であります。そうなりますと、極論ですが人間自体が幻想であるといってもいいのではないでしょうか。
さて、戯言はここまでにしておいて、今日の本旨に移りましょう。
今日ご紹介するのは、ハードロックバンドの雄、Rainbowの「Down To Earth」です。
オリジナルメンバーだったロニー・ジェイムス・ディオが脱退して初のアルバムになるこちら。音楽性の違いが如実に出たとしてボブ・デイズリーとデヴィッド・ストーンも脱退。
結局残ったのはリッチー・ブラックモアとコージー・パウエルだけとなり、新メンバーを迎えて新たな船出を象徴する作品になりました。
ヴォーカルがグラハム・ボネットに変わり、どうかというといささかの物足りなさはあるものそう違和感は感じることはないですが、アルバム全体を通して、スピード感が感じられないのが昔から聞くたびにもったいないと感じている作品です。
だたし、比較的明るめの曲も多く、ハーモニーも美しいので全体の評価としては嫌いではないです。
「Since You Been Gone」はやはり名曲だと思います。