どうも、おと虫です。
今日はものすごく個人的に好きなジャパニーズ・ミュージックを選ぶ第一弾をこのネットの片隅から世界に向けて発信します(笑)
日本の皆さんはなじみ深い曲だけど、海外の人には知らないアーティストが多いから、全く知らない人に向けて説明する感じで紹介します。
で、実際の楽曲をストリーミングサービス「Spotify」のプレイリストで公開しますので、聴きたい人はそちらからどうぞ。
Spotifyのブラウザに〈Kensaku Matsubara〉と入力してもらえば、僕の公開プレイリストが聴けますのでよろしくお願いします。
まず、1曲目。
Yellow magic Orchestra/[Behind The Mask]
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1978年に 細野晴臣、高橋幸宏、坂本龍一ら、3人によって結成されたテクノ・ミュージックのパイオニアグループです。世界的に成功を収めた日本のグループのレジェンドであり、各メンバーが個性豊かで才能の溢れたアーティスト。特に坂本龍一のワールドワイドな活動は多くの人に知られていますよね。
本作の入っている「SOLID STATE SURVIVOR」はYMOにとって2枚目のアルバムです。1stアルバムが海外での評価が高かったこともあって、国外でのリリースを意識して作られたアルバムです。
その狙い通り、世界中でヒットし、このアルバムでYMOはその位置を確立したといってもいいでしょう。
名曲「ライディーン」「テクノポリス」、そして、今日ご紹介している「ビハインド・ザ・マスク」等が収録されています。
「ビハインド・ザ・マスク」はエリック・クラプトン、マイケル・ジャクソンという大物ミュージシャンにもカヴァーされています。クラプトンのヴァージョンもめちゃカッコいいっす。
続いての2曲目。
Kururi/[ばらの花]
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1998年にデビューしたくるり。彼らの特徴はアルバムごとに異なった音楽性と趣向があり、音楽の造詣が深いところ。本作が収録されている3rdアルバム「Team Rock」はテクノ・ダンスミュージックの影響がより反映された作品で、本曲「ばらの花」は、シンプルなエレクトロニカ・サウンドながら、抒情感溢れる名曲で彼らの代表曲の一つ。数多くのアーティストがカヴァーしています。
続きまして3曲目。
KIRINJI/「エイリアンズ」
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1996年に兄の堀込高樹が弟の堀込泰行を誘って兄弟2人で結成。デビューするとすぐに、複雑ながらポップなサウンドと独自の詞世界で大きな注目を集めます。特に作詞作曲を堀込泰行が担当した代表曲エイリアンズは発表後、様々なアーティストにカバーされるなどバンドの知名度上昇に大きく貢献した名曲です。また兄弟それぞれが他のアーティストへの楽曲提供を手がけるなど、作詞家・作曲家としても支持を集める。紹介する「エイリアンズ」はセンチメンタルなメロディーと東京的な歌詞が魅力的な曲です。
続いて、4曲目。
Suchmos/「MINT」
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2013年に結成された男性6人組のロック、ソウル、ジャズ、ヒップホップなどから影響を受けた音楽性を持つバンドでございます。バンド名の由来は、ルイ・アームストロングの愛称サッチモからきています。今回紹介する「MINT」のミュージックビデオは、リーバイスとコラボレーションして制作され話題になりましたよね。バンドメンバーと同世代の若手クリエイターが集結し、メンバー個々のキャラクターを活かした構成と楽曲のテーマにある「ストリートや仲間への思い」が映像中で表現されていてハイクオリティーなミュージックビデオでした。結果、「MINT」はBillboard Japan Hot 100で最高16位を記録。同ミュージックビデオは、第15回MTV Video Music Awards Japanの最優秀邦楽新人アーティストビデオ賞を受賞しました。
はい、次。
古井戸/「ねぇ、君」
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1971年デビューした加奈崎芳太郎と仲井戸麗市のフォークデュオでございます。加奈崎の圧倒的な声量と歌唱力、仲井戸の叙情的な世界、ブルージーなギターワークが魅力だった。
1979年に解散。その後、仲井戸麗市はRCサクセションに加入。今回紹介する「ねぇ、君」はアルバム「酔醒」に収録された一曲で、ボサノバを彷彿とさせ、抒情詩的な歌詞が心地よい曲でございます。
続きまして、
Rei Harakami/「Owari no kisetsu」
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若干高音の抜けが悪い、透明感,浮遊感,不規則性を持つサウンドと、叙情的なメロディが特徴であるテクノ・エレクトロニカ・ミュージシャン、Rei Harakami。才能あふれるサウンドクリエイターとして活躍している最中の2011年7月27日、脳出血のため急死。
かなりショックでした。
紹介するこの曲は、細野晴臣の曲のカヴァーになります。原曲のアコースティックサウンドとは全く違う、美しいエレクトロサウンドに仕上げつつも、細野さんの持っている世界観を反映させた美しい曲です。
次は、
坂本龍一/「君と僕と彼女のこと」
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世界的な音楽クリエイターとして名高い坂本龍一。その音楽性は幅広く、クラシック音楽が根幹にあるものの、民俗音楽、現代音楽にも造詣が深い天才的アーティストです。映画『戦場のメリークリスマス』のテーマ曲では日本人初の英国アカデミー賞の作曲賞を受賞し、その後、1987年公開の『ラストエンペラー』では日本人初のアカデミー作曲賞を受賞、また同曲でゴールデングローブ賞、1989年第31回グラミー賞最優秀オリジナル映画音楽アルバム賞など世界的な音楽賞を総なめしました。今日紹介する「君と僕と彼女のこと」は1994年に発売されたアルバム『Sweet Revenge』の中の一曲。女の子一人に男の子二人がいて、三角関係なんだけど男同士も実は好き合っているというちょっとゲイ的な関係のある設定の曲です。ヴォーカルは坂本と高野寛、大貫妙子。歌の設定と声質から高野が選ばれたということらしいです。ギターは高野による多重録音で曲の世界観を演出しています。海外版のタイトルは「Water's Edge」というそうです。
続きまして、
竹中直人/「白い砂のサボテン」
言わずと知れた日本の俳優、声優、映画監督、タレント、コメディアン、歌手。
ギャグネタ「笑いながら怒る人」など、シュールなコメディをさせたら右に出るものはいない、一方、俳優としても今では映画、テレビ界にはなくてはならない個性派俳優。また、映画監督としては繊細な作品に定評があり、僕はどの作品も好きです。今回紹介する「白い砂のサボテン」は2017年にリリースしたアルバム『ママとカントリービール』に収録された一曲です。作詞、竹中直人、作曲、玉置浩二で、ドラマ『野武士のグルメ』のエンディングテーマ曲でした。竹中直人の得意とする甘酸っぱい歌詞に、レニー・クラヴィッツを彷彿させる少しセンチメンタルなサウンドがカッコいい曲です
。
はい、続いては
Char/「かげろう」
日本を代表する、トップギターリストの一人であり、シンガーソングライター、音楽プロデューサーであるChar。8歳のころからエリック・クラプトン、ジェフ・ベック、ジミ・ヘンドリックスなどから影響を受け、毎日、何時間もギターを弾いていた話は有名です。最初にバンドを組んだのが11歳で、この時、早くもプロ・デビューの話を持ちかけられるが、『生ギターでフォークみたいのやらない?』と言う条件に断ったそうです。そして、1976年6月『NAVY BLUE』でソロ・デビュー。9月にアルバム『Char』を発表。今日紹介する「かげろう」もこのデビューアルバムに収録されています。一般的に、このアルバムでメジャーなのは「Smoky」を多くの人は選ぶでしょうが、選曲の流れから今日は「かげろう」を選びました。
今回、第一弾のラストソングに選んだのは、
Super Butter Dog/「サヨナラColor」
1997年にデビューした5人組のファンクバンドです。
ヴォーカル、ギターの永積タカシはソロ・プロジェクトであるハナレグミでも有名ですが、今回紹介する「サヨナラColor」はSuper Butter Dogとしては最後のシングル曲でもあり、テイストはハナレグミとしての要素が強い曲です。アコースティックな抒情感あふれる名曲で、先ほどご紹介した竹中直人はこの曲にインスパイアを受け映画『サヨナラCOLOR』を作っていますのでそちらも是非観ていただきたいと思います。
と、いうわけで僕がこのネットの辺境の地から細々とですが、世界中の人に知ってもらいたい僕の好きな曲を10曲ご紹介しました。
是非、これらの曲が多くの人に長く愛される曲であることを願っています。
もし、気に入っていただけたらフォローをお願いします。
それでは、また次回お会いしましょう。