【我慢禁物】絶望に浸りたい日に効く【ブルーな日】 | ongaku:キョウノイチマイby『飄逸庵』

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音楽は『目に見えないインテリア』。
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音楽マイスター「おと虫」の、音楽処方箋。
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音楽療法と心理学をブレンドしてあなたの心の浄化をサポートします。

どうも、おと虫です。

 

ご覧いただきありがとうございます。

週末を迎え、一週間の疲れが出る人も多いのではないでしょうか。

中には、仕事や恋愛でトラブルを抱えて絶望感を抱いている人もいるのではないかと、思います。

日本人気質には良くも悪くも「精神論」という、漠然とした抽象的な思想が美学とされる風潮がいまだにあります。

高度成長期、バブルの時代はそれでもよかったのですが、今のような下降線を行く時代では、その考えは非常に危険な場合があります。

ですので、このチャンネルに辿り着いた方に申し上げたいのは、

 

「我慢をやめて自分に素直になれ」ってことなんですね。

 

何故かというと。

 

社会システム、取り巻く環境が変化しているという事なんです。

なので、「お気楽ご気楽」になるだけいることを心がけることが大切です。

でも、それでも「絶望感」にさいなまれることってありますよね。

そういう時は、我慢したり誤魔化したりしないで、時間を決めてどっぷり『絶望』してください。

 

今日の『音楽の処方箋』はそんな時のための効果がある曲を集めました。

 

題して『絶望に浸りたい日に効く』です。

 

実際の楽曲の方は音楽ストリーミングサービスの『Spotify』の僕のプレイリストからお聴きください。

Spotifyのアプリをお使いじゃない人はダウンロードしてくださいね。無料でも使えるアプリです。

Spotifyのブラウザに「Kensaku Matsubara」と入力していただくと僕の公開しているプレイリストの中にこのタイトルがあります。

 

では、さっそく楽曲の紹介をしていきましょう。

 

1.     The The : Bluer Than Midnight

    英国のオルタナティブロックバンドThe Theが1993年に出した4thアルバム『DUSK』の中の一曲。

   このアルバム事態が非常に悲壮感を漂わせた作品になっているんですが、とりわけこの曲の深い悲壮感は心に響くものがあります。

   メロディーはダークだが感傷的になる美しい曲です。歌詞も、深く傷ついた主人公が言い知れぬ絶望から救済してほしいと懇願している内

  容で、このプレイリストのOPに持ってきました。

 

 

 

2.Mal Waldoron:Left Alone

 1959年に録音された、ジャズ・ピアニスト、マル・ウォルドロンの代表曲ですね。

 ドーンと沈むマルのピアノに哀愁漂うジャッキー・マクリーンのサックスが悲哀を感じさせる名曲です。

 一人静かに絶望に浸りたいときはこの曲を聴いて全部感情を出し切ってみてはいかがでしょうか。

 

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3.Donny Hathaway:A Song For You

 元々は、シンガーソングライターのレオン・ラッセルが原曲の名曲です。

その後、数多くのアーティストがカヴァーしていることでも有名な曲なのでどこかで聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。

 今回は、ソウル界の大御所、ダニー・ハサウェイのバージョンを選びました。

レオン・ラッセルのも素晴らしいのですが、絶望の深さからいくと断然ダニー・ハサウェイの方が深い。立ち直れないんじゃないかというくらいの絶望感が漂っている。そういう理由で選びました。

 泣きたかったら、泣いちゃいな。

 

 

 

4.Jevetta Steele:Calling You

1987年に公開された映画『バグダッド・カフェ』の主題歌です。

映画も素晴らしくて、そちらも熱く語りたいところですが、今日は『絶望』ソングなのでまた別の機会に。

 とはいえ、歌詞の世界観は映画の世界観そのもの。そう考えると、メロディーは切ないですが、「どんなときにも希望がある」という前向きなメッセージとも考えられる曲ですよね。

 

 

 

5.Tom Waits:Lonly

 1973年にリリースされたトム・ウェイツの1stアルバム『クロージング・タイム』の中の一曲です。

完成度の高いアルバムで真夜中にこのアルバムを聴いていたら胸が締め付けられるような感覚になる素敵な作品です。

その中でこの曲はほかの曲に比べると目立ってはいないですが、孤独感と奥底にある悲哀がよく表れている曲です。

饒舌に語るよりも、伝わるものがあることをよくわかっているトム・ウェイツならではの曲ですね。

 

 

 

6.Roberta Frack:Killing Me Softly With His Song

1973年に発表されたロバータ・フラックのアルバム「やさしく歌って」からタイトル曲のこの曲

 この曲、彼女がオリジナルと思っている人が多いですが、実はロリ・リーバーマンという女性シンガーがオリジナルです。

歌詞のなかにも絶望という言葉が出てくるが、どこか癒される曲です。

 

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7.Miles Davis:Blue In Green

1959年に録音された、マイルスの名盤『カインド・オブ・ブルー』の中の一曲です。

音楽の技巧的に非常に駆使された曲なんですが、そこは置いておきましょう。

この曲の持つ哀愁が絶望感を癒してくれることに着眼したいと思います。

ビル・エヴァンスのピアノとマイルスのミュート・トランペットが作り出す美しい闇が身体を脱力させてくれます。

悲しみを我慢する事は美学ではない。悲しみを感じて表出することもまた人としてごく自然なことだという気分にさせてくれる一曲です。

 

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8.Chet Baker:My Funny Valentine 

数多くのアーティストが歌ってきた名曲ですが、チェットの「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」ほど切なくて胸を締め付けられるのはないですねぇ。

ささやくように歌うチェットの歌声には、切実な心の叫びが漂っています。

絶望の淵にいるからこそ生まれる美がこの曲にはあると感じます。

 

9.Chara:Break These Chain

チャラの1stアルバムに収録されている一曲。

メロディラインが鳥肌が立つほど素晴らしいです。

この曲は、映画監督岩井俊二のテレビ映画作品『フライド・ドラゴンフィッシュ』のエンディングに使われていましたが、その主演がその後、夫となる浅野 忠信でした(残念ながら離婚しましたが)。

 この作品も熱く語りたいがそれはまたの機会に。

いわゆる失恋ソングなんですが、『絶望』というとその中でも誰しもが経験したことがあるであろう失恋。

まぁ、流行り病みたいなものなんだけど、その時のパンチ力はとてつもないですよね。

 もし、失恋の絶望だったら、是非この曲で浸ってみてください。

 

10.坂本 龍一:君と僕と彼女の事

坂本龍一と大貫妙子、高野寛の三人による美しい曲。

歌詞は意味深な三角関係を歌っているわけですが、説明的ではないのでイメージが膨らんでまるで一本の映画を見ているような気分になる名曲です。

 旋律がすごく琴線に触れて、涙腺弱めの人はお気を付けください。

 

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11.Branford Malsalis:Harlem Blues

2003年にリリースされた、スパイク・リー監督映画『モ・ベター・ブルース』のサントラからの一曲です。

1曲目に紹介したThe Theの曲と間違える人がすごく多いんですよね。

 まぁ、どちらも共通するセンチメンタルなメロディーがそう感じさせるでしょうかね。

The Theの曲に比べると、まだコチラの方が幾分かの希望が感じられる気がするのでエンディングにこの曲を持ってきました。

 

はい、いかがだったでしょうか?

 聴いてみたい曲はありましたか?

はじめに『絶望感』に思いきり浸ってと言いましたが、気を付けていただきたいのは、「絶望」のまま止まらないように。

この曲たちを聴いている間だけはどっぷり浸かって、終わったら持ち越さない。そして、笑顔で新しい一歩を踏み出しましょう。

「お気楽、ご気楽」ですよ。

 

それでは、偉人の一言を

『笑いなき人生は物憂き空白である。』

イギリスの小説家ウィリアム・M・サッカレーの言葉でした。

 

 最後までご覧いただきありがとうございました。

 また、見てやってもいいよって人がいらっしゃったら、フォローをお願いします。

 それでは、またお会いしましょう。