どうも、おと虫でございます。
新成人を迎えられる方、ほんと、おめでとうございます。
ウェルカム・トゥ・アダルトワールド。
こっから、20年早いっすよ。
で、ですね。こっから、良くも悪くも周りの同級生が激変していくんですよ。
同窓会に行ったら、先生かなと思って話してたやつが同級生だったりしてくるんですよ。
なので、これから歳を重ねていくうえでカッコいい方がいいじゃないすか。
おそらく周りのほとんどが、なんとなく無難な感じになっていくと思うんですよね。
いわゆる「無難人」ですよ。イキってたやつもその辺の人に同化していく現象が急速に起こるんですよ。
でも、このブログにたどり着いちゃった人は、運が良いか悪いかわかりませんが、「無難人」ではなくて、「突き抜け人」になってもらいたいと思って、音楽万事屋の私が、この曲知ってたら他の奴と差別化できて、カッコいい大人のアイテムになる音楽を紹介しますので、最後まで読んで行ってくださいね。
ちなみに途中で読むのやめると、すんごい痛いささくれが出来ちゃうんで気を付けてくださいね。ひどい人は金玉が腫れあがった人もいたとか聞きました。
逆にフォローすると、「道端で100円拾った」とか「体重が1㎏減りました」とか幸運が訪れるらしいので、よかったらポチってみてください。
えー、ちなみに20歳にちなんで、20曲紹介しますので、ある意味修行だと思って観てもらえばと思います。
あなたは「カッコいい大人が似合う曲」ってどんなイメージですか。
人それぞれイメージ違うだろうけど、なんとなくアレはないなってのあるじゃないですか。
あと、「今だけソング」って僕は言ってるんだけど、それもないでしょ。
そもそも、カッコいい大人って、自分なりのスタイル持ってる人多いんですよね。
「この人突き抜けてんなぁ」って感じの人ですよね。
あと、おしゃれな人多いですよね。しかも、服に着られてるんじゃなくて、着こなしてる人。
そういう人って、博識の人多いんですよ。音楽も自分のスタイルにあった音楽を聴いてる人が多いです。
今日、ここでご紹介する曲は、いきなりコテコテのジャズとか難しいと思うんで、もう少し耳障りがよくて、ガキっぽいクラブでかかっているような曲じゃなくて、カッコいい大人が集まるクラブでかかっているような、レア・グルーヴ系とか、ヒップホップのサンプリングに使われているようなブレイク・ビーツ系のジャズ寄りの曲をセレクトしました。
ここを起点に、より深いモダンジャズとかブルースとかレア・ソウル、クラシック・ロックとか掘っていって自分のスタイルにコンプリートしていくといいんじゃないでしょうか。
で、実際の楽曲はSpotifyの僕のプレイリストに公開していますのでそちらで聴いてください。
Spotifyのブラウザに[Kensaku Matsubara]と入力すると僕のプレイリストが出てきます。
お手数おかけしますがよろしくお願いしますね。
では、ご紹介していきます。
一曲目、アナンダ・シャンカールで「ストリート・オブ・カルカッタ」です。
民族音楽好きな人はピンときたんじゃないですかね。
一言でいえば『インド』です。
今はカルカッタって言わなくなりましたよね、コルカタですよね。
インドの民族楽器シタール奏者で、西洋と東洋の音楽をミクスチャーした先駆者的存在のアーティストです。
この曲、めちゃカッコいいんですよ。
ドライブ感があって、インド音楽の要素とジャズ・ロックの要素を見事にマッチさせていて、アップ系の効能があります。
二曲目、デイヴ・パイク・セットで「マタール」です。
一言でいえば「インド」です。
ただ、さっきと違うのは、さっきのは本チャンのインド人によるインド・フレーヴァーだったんですが、こっちは西洋人がアプローチしたインド・フレーヴァーなんです。
60年代、ヨーロピアンジャズ屈指のヴィブラフォン奏者であるデイヴ・パイクの代表する名盤「マタール」からのタイトル曲で、天才ギターリスト、ウォルカー・クリーゲルがシタールを弾いてるんですけど滅茶苦茶カッコいいんですよ。
この曲は現代のクラブシーンにも多大な影響を与えていて、90年代にポール・ウェラーが『インディアン・ヴァイブス』名義でカヴァーしてヒットさせてます。
三曲目、トム・ブラウンで「ファンキン・フォー・ジャマイカ」です。
今度はジャマイカかよって思った人多いと思うんですけど、レゲエではないです。
ジャズ・トランぺッターのトム・ブラウンによるファンキーなレア・グルーヴの名曲です。
このトラックが数多くのヒップホップの曲でサンプリングとして使われていますので、「このフレーズ聴き憶えあるぞ」って人もいるかと思います。
四曲目、ドナルド・バードの「ドミノ」です。
ハード・バップ黎明期からバリバリ第一線で活躍してきたトランぺッター、ドナルド・バード。この人の凄いところって、時代の音を敏感に察知して取り入れて消化する能力が半端ないんですよ。
その要因になっているのは、生まれた環境が影響していると思うんですよね。
牧師の家に生まれて、物心ついたときからゴスペルや様々な黒人音楽に自然に触れてきたこと。そして、ジャズ・メッセンジャーズをはじめ、名だたるレジェンドたちとセッションしてきた経験値が重なって、稀有なミュージシャンになったんだと思います。
この曲も、ファンク・ロックの名曲で数多くのヒップホップのサンプリングで使われています。
五曲目、ケニー・バークで「ライジング・トゥー・ザ・トップ」です。
シンガーソングライターであり、マルチ楽器奏者であるケニー・バーク。スライ&ザ・ファミリーストーンやナタリー・コール、カーティス・メイフィールド等上げたら枚挙にいとまがないほど大物アーティストたちに楽曲提供してきた大物です。
この曲は1982年に彼が出したソロ・サード・アルバムからのヒット曲。大人っぽいクラブに行くと割とかかること多い曲です。これも、ヒップホップのネタによく使われてるので耳なじみある人多いかもですね。
六曲目、デューク・ピアソンで「ストーミー」です。
ハード・バップ黎明期においてブルーノート・レコードの立役者の一人である、ピアニスト、デューク・ピアソン。この曲はヴォーカルにフローラ・プリムを迎え、ブラジリアンテイスト溢れる爽やかながら、ドライブ感のあるお洒落な曲です。
七曲目、アート・アンサンブル・オブ・シカゴで「テーマ・デ・ヨーヨー」です。
フリージャズバンドの代表格であるこのバンド。60年代後半から70年代前半活動場所をパリに移して素晴らしい作品をたくさん録音してます。その中でも彼らを一躍有名にしたのが、フランスの女性歌手、ブリジット・フォンテーヌの「ラジオのように」に参加したことです。このアルバムが滅茶苦茶いいのでそちらも是非聴いてほしいですが、今日紹介したこの曲もドライブ感のあるグルーヴに合間に入るフリーらしいドシャメシャな感じがかっこいい一曲です。
八曲目、ハービー・ハンコックで「ブリング・ダウン・ザ・バーズ」です。
ジャズピアニストしてはもちろんその枠だけに収まり切れない彼のポテンシャルは常に時代の第一線で活躍し多くのミュージシャンに影響を与えています。
ジャズに、ファンクやヒップホップの要素をいち早く取り入れ自分の音楽にしてしまう。
こういう感性のあるアーティストたちが、新しい道をいつも切り開いていくんですよね。
ちなみに、この曲はテイ・トウワが在籍していたグループ、ディー・ライトのヒット曲で使われています。
九曲目、ロニー・リストン・スミスで「エクスパッション」です。
レア・グルーヴ界のカリスマの彼ですが、よくジャズ・オルガニストのロニー・スミスと混同されがちですが別人です。
この曲は、90年代に入るとクラブ・シーンで再注目を浴び、リヴァイバルヒットをかましたモンスター曲です。ジェイZの代表曲の一つ「デッド・プレジデント」のサンプリングで使われたことでも有名な曲です。
十曲目、ドリスで「ユー・ネバー・カム・クローザー」です。
フリーソウル、レア・グルーヴ・クラシックの名曲で再評価されたドリス。マッドリヴがサンプリングで使ったことでさらに注目を浴びたサイケ感がたまらん一曲です。
十一曲目、ルー・ドナルドソンで「イフ・ゼアズ・ヘル・ベロウ」です。
ソウル・レジェンド、カーティス・メイフィールドの名曲のカヴァーです。ベースラインが原曲に忠実でグルーヴ感がしっかり出ていて、ベテランジャズトランぺッターである、ドナルドソンがここまでファンキーなサウンドを作っていることに感動です。
十二曲目、ルーベン・ウィルソンで「ショー・ナフ・メロウ」です。
ジャズ・オルガニストであるルーベンのファンク色の強い一曲で、後のアシッド・ジャズのムーブメントに多大な影響を与えた一曲です。
最近は、GURUやラーグルーヴとの活動でも有名です。
十三曲目、マリーナ・ショウで「ウーマン・オブ・ザ・ゲットー」です。
なにかってぇと、ヒップホップやR&Bのサンプリングでこの曲を使われていますよね。
マリーナの代表曲で定番の一曲です。それだけ、需要があるっていうのは、この曲が時代を超えて色褪せないっていうのが魅力なんだと思います。
十四曲目、バディー・リッチで「ザ・ビート・ゴーズ・オン」です。
1930年代後半から活躍し、ジャズドラムのレジェンドの一人、バディー・リッチ。
この人の好奇心はドラミングを見ていてもなんとなくにじみ出ているんですが、貪欲に音楽に向かっていく豪快さが大好きです。
60年代に入ると、ロックやソウルの要素を取り入れ、それをまたうまく調理しちゃうんですよ。アグレッシブという言葉が似合うドラマーで多くのアーティストからジャンルを超えてリスペクトされてます。
この曲は愛娘、キャシーをヴォーカルにして可愛らしさとファンキーさを兼ね備えた名曲です。
十五曲目、ボビー・ジェントリーで「ミシシッピー・デルタ」です。
アメリカの女性シガーソングライターの先駆けである彼女。
カントリー・ロック調なんだけども、ゴリゴリ感があって滅茶苦茶カッコいい曲です。
十六曲目、レス・マッキャンで「マッカンナ」です。
ジャズ・ピアニストでシンガーである彼の代表曲の一つ。
この曲を出したころから、ソウルジャズの革新者となり、様々な黒人ミュージックをクロスオーヴァーさせて人気を博したレジェンドです。
この曲はラテン調のリズムに身体が思わず動き出す人が多い曲です。
よく考えたら、思わず動くって怖いっすね。
十七曲目、エディー・ヘンダーソンで「インサイド・ユー」です。
メロウ・ジャズ・ファンクの名曲です。
この曲もサンプリングですげえ使われてますよね。
クラブ・ミュージック好きにはたまらん一曲です。
十八曲目、ロニー・フォースターで「ミスティック・ブリュー」です。
ア・トライブ・コールド・クエストの「エレクトリック・リラクゼーション」で使われたことで再脚光を浴びたレア・グルーヴの名曲ですよ。
なんだろ、この曲ってものすごく繊細で、琴線に触れる音使いなんですよね。
ある意味、完璧な曲って感じが僕はするんですよ。大好きな一曲です。
十九曲目、ボブ・ドロウで「スリー・イズ・マジック・ナンバー」です。
この曲を初めて知ったのは、デ・ラ・ソウルの1stアルバムに入っている「The Magic Number」だったんですが、原曲のこっちを聴いて、デ・ラ・ソウルっていうかプリンス・ポールってやっぱすげぇなって思ったんですよね。サンプリングで使うアーティストへリスペクトして大事にトラックを作っているのがよくわかります。
原曲は、リラックスした子守唄のようなテイストで可愛らしいです。
最後ですよ。お疲れ様です。
二十曲目は、デヴィッド・アクセルロッドで「ホリー・サースデイ」です。
アブストラクトなジャズ・ファンクを得意とするアクセルロッドを代表する一曲です。
90年代、クラブシーンの台頭とともに、多くのビート・メイカーがこの曲を好んでサンプリングに使っています。
愛される曲っていうのはやはり訳がちゃんとあるんでしょうね。
この曲なんかも繊細で緻密ですごく計算された曲です。
色褪せることのない名曲ですね。
はい、ということで新成人の中で「意識高い系」の人に向けて厳選してご紹介してきました。
コテコテのジャズだと、まだ皆さんにフィット感がないと思うんだけど、ここで紹介した曲って皆さんの世代で聴いても、カチッとハマると思うんですよね。
しかも、服と一緒で聴きこめば聞き込むほどヴィンテージ感が出てくるし、これから一緒に歳を重ねていってくれるアイテムとしてピッタリだと思うんですよね。
いまはまだラグジュアリー感のある部屋に住んでいないかもしれないけど、これから先、どんどん成長していって、住環境も変わっていくと思うんですよ。
その変わる度にこのリストを聴いてみてください。
同じ曲でも印象が全然違うと思うんですよね。
あなたの将来にはラグジュアリー感を漂わせるかっこいい自分が待っています。
突き抜けちゃってくださいね。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
こういう感じで、やってますので是非フォローしてください。
一緒に楽しみましょう。
では、また次回お会いしましょう。
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