【10代~20代重要】カッコイイ大人になる為の基礎講座『まずは音楽からセンスを磨け!』 | ongaku:キョウノイチマイby『飄逸庵』

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音楽は『目に見えないインテリア』。
音楽は『耳から入れる薬」。
音楽マイスター「おと虫」の、音楽処方箋。
*紹介している商品は、画像をクリックするとameba picsで購入もできます。
音楽療法と心理学をブレンドしてあなたの心の浄化をサポートします。

どうも、おと虫です。
ご覧いただきありがとうございます。


ところで、皆さん「カッコイイ大人」になりたいですか?
なりたい人に向けて今日は情報発信をしていくので、是非フォローをして他では教えてくれない情報を取り入れてください。


まず、「カッコイイ大人」の定義って何だと思います?


色々、あると思うけど、最後に行きつくのは「センス」です。


ファッションや、カルチャーに対して敏感に察知する能力、チョイスする能力、そして、考え方も「センス」があるかないかでかなりの差が出ます。
日本人は自己主張するのが苦手とよく言われますよね。
その典型的なのがファッションでも「周りと同じ恰好をする」人が多い所に出てますよね。
それは、自分の主張やアイデンティティではなくて、『真似』なんですよ。だから、浅いから外面だけの張りぼてや金メッキとおんなじ。
「着こなす」のではなく「服に着せられてる」ように見えるんです。
大事なのは自分の『個性』を理解し、そこからセンスを磨いていく。


そこで、有効なのが「目に見えないアイテムのセンスを磨く」ということです。


臭いや音楽といったものが、それにあたります。


あなたはオシャレなカフェは好きですか?
外から見てオシャレなカフェに入ってどぶ臭かったらどうですか?また行こうと思いますか?
オシャレなカフェで演歌(別に演歌を否定しているわけではないですよ)がかかっていたらどうですか?
オシャレなカフェってかかっている音楽もオシャレなところが多いですよね。
じゃあ、カフェでかかっている音楽と、あなたが普段聞いている音楽を比べて欲しいんだけど、自分の好きなオシャレなカフェにあなたが聞いている音楽似合ってる?
好きな曲とセンスを磨く曲ってまったく別物なんだよね。
音楽って『形のないインテリア』で、かかっている曲で空間の雰囲気をガラッと変えてしまう効果があります。
「かっこいい大人」になりたかったら、意識的にラグジュアリーな空間づくりを意識することが大事。「美意識を高める」ことこそ「センス」を磨くことなんです。
じゃあ、もう一つ質問。
そのオシャレな空間にあなたのファッションはマッチしている?
もし、違和感があるなら、それだけあなたの美意識が高まっている証拠。そうやって、徐々に「センス」を磨いていくと、自然と「カッコイイ大人」になっていきます。


はい、前置きが長くなってしまったけど、今日はそんなカッコイイ大人になるための音楽初級編をいくつかご紹介したいと思います。

初級編ということで、どんな空間でもかっこよくなりやすい「スタンダードなジャズ」をチョイスしました。今流行っている音楽もルーツをたどるとジャズに行きつくことが多いので、ジャズをベーシックとして知ることは色々な事を知るきっかけになると思うので若い今だからこそ敢えてジャズを取り入れてみてください。


実際の楽曲は、Spotifyの僕のプレイリスト公開しておくのでそこから聞いてくださいね。
検索で[kensaku matsubara]と入力して僕のページに入ってください。
その中に「初心者ジャズ」というプレイリストがあるので、そこから聴けます。


じゃあ、早速紹介していきましょう。
今回は10曲選んでみました。


では、まず一曲目、アート・ブレイキーで「モーニン」。
『ジャズの名曲10選』をやったら、必ずランクインしてくるブレイキーの代表曲です。この曲が流行ったころのカルチャーに少し触れておくと、アレン・ギンズバーグやジャック・ケルアック、ウィリアム・バロウズといった今までの既成概念を壊した新しい文体で名を馳せた作家たちのビート文学が花盛りのころで、いわゆるビートニクスと呼ばれるカルチャーが隆盛を誇っていました。そんな中、飛び出してきたファンキーなジャズがハード・バップで、この曲はそのハード・バップを代表する曲でもあります。


続いて2曲目、キャノンボール・アダレイの「枯葉」。
名義はアダレイになっていますが、実質的にはマイルス・デイビスがリーダーとしてイニシアチブを取るこのアルバムの中で、一際、光り輝いているのがこの曲です。マイルスのセンスの良さというのは、自分のトランペットをいかに際立たせるかと模索し、音と音の間を生かした寡黙な語り口を見出したというところ。この発想ってファッションでも通じますよね。


3曲目、マイルス・デイビスで「ラウンド・ミッドナイト」です。
1940年代にセロニアス・モンクが書いた名曲をマイルスが演奏した歴史的な名演。
マイルス特有のシルキーな、ミュートとそれにまとわりつくようなジョン・コルトレーンのサブトーンなオヴリガードがタイトル通り真夜中の雰囲気を色濃く漂わせています。
凄くドラマチックな演出がなされていて、TPOがいかに大事かということを物語っています。それを、ファッションに置き換えて聴いてほしい一曲です。


4曲目、ジョン・コルトレーンの「マイ・フェイヴァリット・シングス」です。
ミュージカル『サウンド・オブ・ミュージック』の中の一曲であるこの曲は、コルトレーンにとってこのアルバム以降、好んで取り上げた題材です。
マイルス・グループを離れて以降、67年に亡くなるまで著しい音楽的変貌を遂げていったコルトレーンを見ていく中で、この曲は一つの指標となる曲です。スタンダードからアブストラクトへの変貌の仕方は、ファッションでのオーソドックスなスタイルから、それを崩して着こなす感覚に似ていますね。


そして、5曲目。ビル・エヴァンスで「ワルツ・フォー・デビー」です。
ヴィレッジ・ヴァンガードでのライブ録音なんだけど、エヴァンスはこのアルバムが生涯嫌いだったと聞いてます。それは、お客のほとんどがこのトリオの演奏をちゃんと聞いていなかったということらしいです。しかし、その怒りをお客にぶつけるのではなく自分たちの演奏へ集中していった結果この美しい演奏が今でもこうして聞けるのだから、バカな客に感謝ですね。とにかく、洗練された演奏は美しさの極み。スタイリッシュというのはこういうことだと思い知らされる一曲です。


6曲目、ソニー・ロリンズで「セント・トーマス」
実はこの録音の直前までロリンズは引退していたんですね。それを、大御所のマイルス達が復帰をずっと促していたんですが、中々戻ってこなかったんですね。そんな中、クリフォード・ブラウンがとうとう口説き落とすことに成功。
それだけ、ロリンズのテナーは唯一無二。いわゆるブランドなわけです。ファッションでもそうだけど、外せないアイテムという物があるけど、ロリンズの存在というのはそういうアーティストだと言う訳です。


7曲目、バド・パウエルの「クレオパトラの夢」です。
ジャズ・ピアノ界のレジェンド、バド・パウエル。実は彼は警官の暴行に会って大怪我をして以降、昔の様な超絶的な演奏が出来なくなりました。それでも、彼がこのような名曲が作れたのはテクニックだけに頼ってこなかったことの証。まさにアーティストとしての「センス」を持ち合わせていたから生まれた一曲です。自分の「個性」を知ることが「センス」を磨くうえで大切かということが解りますよね。


8曲目、ソニー・クラークの「クール・ストラッティン」です。
気心の知れた仲間と遊ぶのって心地がいいですよね。気を使わなくても阿吽の呼吸みたいなものがあってね。
ソニー・クラークにとってこのアルバムで一緒にプレイしているメンバーというのは、そんな仲間で、年がら年中一緒に遊びまわっていたメンバーなんですよ。だからこそ、そこには遠慮がなく、リラックスした非常に息の合ったプレイがなされています。これこそ、ジャズの真骨頂である、ジャムセッション。かっこいい大人がこれだけ集まると醸し出す雰囲気がもうかっこいいオーラに包まれています。


9曲目、アート・ペッパーの「ユード・ビー・ソー・ナイス・トゥー・カム・ホーム・トゥー」です。
アート・ペッパーがマイルス・デイビス・クインテットのリズムセクションと共演した名盤『アート・ペッパーミーツ・ザ・リズム・セクション』の中の一曲です。いつもなら、マイルスのトランペットが入ってくるパートにペッパーのアルトが入ってくるんだけど、これが、マイルスのときとはまた違って重厚感があるプレイでかっこいいです。ファッションでもそうだけど、基本をベースにして、アレンジを加えて着こなすと難易度は高いけどカチッとハマったカッコよさってあるでしょ。まさに、あの感覚です。


いよいよ、ラスト10曲目。ハービー・ハンコックの「処女航海」です。
ジャズ史において、何度かの転換期というのがあるんですけど、その中で、60年代半ばに『モード』と『フリージャズ』の先に表れたのが『新主流派』という流れ。
その代表的な一曲というのがハンコックのこの『処女航海』なんです。
ファッションでも全く違うスタイルのものをかけ合わせて新しいスタイルが生まれることってよくあるでしょ?スーツスタイルにリュックとか、スニーカーを合わせたり。それって、何も考えないでやると野暮ったいけど、センスのいい人がやるとビシッときまるじゃないですか。まさにこの曲もそんな感じです。ちなみにハンコックはジャズにヒップホップをいち早く取り入れた人でもあり、非常にミックスセンスに長けたアーティストです。


いかがでしたでしょうか。
ファッション業界で「流行」や「最先端」という意味でよく使われる『モード』。
音楽のジャンルで一番この『モード』という言葉が使われるのがジャズです。
そして、ジャズは割とどんな空間にもマッチする特性を持っている音楽です。
あなたのライフスタイルに取り入れるだけで、他の人と差別化できると思うので、是非、お香を焚く感覚でジャズを取り入れてみてください。
これからもジャズに限らず「カッコイイ大人」になるための音楽を紹介していくので
、フォローしてください。そうすると、最新情報が逃すことなく見ることが出来ます。


最後まで読んでいただきありがとうございました。
また、次回お会いしましょう。