Art Farmaer‐Gigi Gryce:「When Farmer Met Gryce」 | ongaku:キョウノイチマイby『飄逸庵』

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どうも、おと虫です。
ご覧いただきありがとうございます。

今日もジャズの名盤をこっそりとあなたにご紹介しますね。

しかし、今ジャズを聴く人減ってきているんですかね。もちろん、他のジャンルの曲も僕も聞きますが、ジャズ程多様性がある音楽って無いと思うんですよね。で、あと何といっても落ち着いたカッコよさがあるじゃないですか。クラシック音楽って高貴でなんかスカした感じがあるけど、ジャズってラグジュアリーなニュアンスもあって、大人の音楽って感じがいいですよね。てか、まぁ好みなんで好きな音楽を聴くのが一番なんですけどね。

さて、「きょうの一枚、そのなかの一曲」、本日取り上げるのはコチラ。




プレステイッジから出ている、アート・ファーマートジジ・グライスの「フェン・ファーマー・メット・グライス」です。

典型的なハードバップながらファーマーとグライスの手にかかると単なるセッションでは終わらせないセンスのいい一枚です。

実は、このアルバムは2セッション録音となっており、前半、後半でバックメンバーが全然違います。
まず、1曲目から4曲目が1954年5月19日録音で、メンバーが、ピアノにホレス・シルヴァー、ベースにパーシー・ヒース、ドラムスにケニー・クラークというメンバーです。

そして、5曲目から8曲目が1955年5月26日録音で、ピアノがフレディー・レッド、ベースがアディソン・ファーマー、そして、ドラムスがアーサー・テイラーとなっております。

どちらも当時超一流のメンバーでの演奏ですので大変クオリティーの高いプレイを楽しむことが出来ます。が、好みがはっきりと分かれると思います。ちなみに、僕は前半のセッションの方が好みです。
まぁ、どちらにしても一枚で二度おいしい傑作となっております。

さて、きょうの一曲ですが、4曲目に収録されている「ディルティトゥヌ」をご紹介したいと思います。
このアルバムの中で一番まとまりが良く、ファーマーとグライスの相性の良さを本当に感じる一曲です。
お互いリラックスし、伸び伸びとしたプレイをしています。
ファーマーのインタープレイは小気味よく、グライスの落ち着いたトーンのサックスは全体に重厚さをもたらせ、シルバーのピアノも憎らしい小技を効かせながら味のあるタッチを聴かせてくれます。その楽しさはベースのパーシー、ドラムのクラークのプレイからも伝わってきます。
ジャズの魅力がギュッと詰まった一曲となっています。
曲の方は説明欄と童画の最後にリンクを貼っておきますのでそちらからお楽しみください。

また見たいと思っていただけたらフォローもお願いします。今なら、青汁が3箱ついてきます。・・うそです。

これからも良質な音楽をご紹介していきますのでお楽しみに。

それでは、また次回の動画でお会いしましょう。