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[パーソネル]
tp: Donald Byrd ts:Hank Mobley p:Horace Silver
b:Doug Watkins dr:Art Blakey
どうも、おと虫です。
ご覧いただきありがとうございます。
このプログラムはジャズ好きはもちろん、
「こんな、いいのあるけどどう?」
というスタンスでやっとります。
あなたに合ったジャズや音楽が出会えると思うので、是非フォローしてくださいませ。
あと、質問等あればコメント欄に書いていただければお答えします。
あと、音楽通の方で「お前それ間違えてるぞ」というのがあったら、ぜひ教えてください。
それでは、今日も始めていきましょう。
本日の『きょうの一枚、そのなかの一曲』、
ご紹介するのはコチラ
1956年にコロンビアからリリースされたアート・ブレイキーの「ジャズ・メッセンジャーズ」でございます。
前回、前々回のライヴ盤のご紹介で熱気がお伝えできたと思いますが、今回はスタジオ録音です。
”ジャズ・メッセンジャーズ”の凄さを、改めてご説明すると、ハード・バップというジャズ史の中で新しい流れが50年代に入って出てきたんですが、それを牽引してきたプレイヤーがアート・ブレイキーとホレス・シルバーという天才二人だったんですね。
その二人が中心になったこの”ジャズメッセンジャーズ”、
ジャズ史上、非常に重要な伝説のグループなわけです。
そこで、本作ですが、今回その二人の天才はいささか、今までと違って幾分控えめな印象の作品です。
しかし、7曲目「ハンクス・シンフォニー」では、
これぞブレイキーと言わしめる迫力あるナイアガラ・ロールを熱演。
ほかの曲ではおとなしめのプレイだった鬱憤をここで晴らすかのようにブレイキーの独壇場の存在感です。
まさに圧巻のプレイを聞かせてくれます。
ブレイキーの作品というと、ライブ盤がスリリングかつコミカルな演奏で迫力がありますが、今回はスタジオ録音ということもあるのか、ライヴと違ってそれぞれのプレイヤーの演奏中のコミュニケーションが希薄に感じます。
もしかして、そういうことがあったからかどうかは解りませんが、ホレス・シルバーは本作を最後に、サイドメン全員を引き連れて独立してしまいます。
しかし、その後ブレイキーを座長としたこの”メッセンジャーズ”からは多くの天才を輩出します。その時々で違った面が見れるのもこの”メッセンジャーズ”の魅力です。
さて、きょうの一曲ですが、僕がベースのダグ・ワトキンスが好きだということもあって、本作で一番ダグのプレイがアクセントとして効いている2曲目の「二カズ・ドリーム」をご紹介したいと思います。
この曲はホレス・シルバーの作った曲で、その後、様々なプレイヤーが演奏をしている名曲ですが、本作が初出しです。
最後までご視聴いただきありがとうございました。
是非、フォロー、コメント、評価をお願いします。
それでは、また次回お会いしましょう。