この水路で一番水が無いわが社の田んぼ
こんな水の無い田んぼの水を止められてました。鬼か？
酷いところは水路に土嚢積んであったりします。最初は、『農業えげつねえ』とも思いましたが、やらなければ自分の田んぼが枯れてしまうだけの事、お互い様ですね。要するにマメに田んぼに来なければ水は入らんと言う事なんですね。
それにしても思うのは、随分昔になりますが『信州脱ダム宣言』なんてのを出した知事さんがいましたね。美しい風景を守るなんて言うけど。農家と美しい風景は密接に関わっています。 我々農家は、自然の一部なんて言いませんが、畔や土手や水路周りの草刈り等、美しい景観を維持する事は確実に行っています。
が、近年
水が無い場所や、鹿が出る場所は耕作放棄されています。
そりゃもちろんです。苦労して苗を育てて植えても、水が無ければ、雑草だらけになり
鹿が入ればイネは踏み荒らされ切り取りが難しくなります。
最悪の場合は枯れてしまうこともあります。
そんなわけで誰も好んで作る訳もなく
放棄されれば田んぼに草が生え樹が生え、辺り一帯の景観が著しく破壊されます。
自然を守るための脱ダム
上っ面は良いですが、こちらとしては、水の無い中山間地には、雨水を溜めておけるダムはいくつあっても嬉しい事なんですがね。
泣く泣く農地を返すことのないようにしたいもんです。
何が良い事がわからないですよね。
さて、寝ますか。また明日も水を巡る攻防が待っているのだ。