ドラマ woman    再 Netflix




坂元裕二脚本のドラマ、woman。

2013年。日テレのドラマ。


MOTHER、それでも生きていく、の後に作られていて、わたしの中では、坂元裕二シリアス3部作としているけれど、その中でいちばん好き。


録画ミスで5話からしか保存できていなくて、かといって再放送もなかなかされず、、、笑い泣き


Huluでしか見られないかと思っていたので、嬉しい笑い泣き笑い泣き笑い泣き笑い泣き

ありがとう!ネトフリ!!コレを全話見られて730円なら安いもんだわー!観たい時には再加入しますキスマーク




さて。

1話〜3話



コハル、満島ひかり と、シンさん、小栗旬。

登山家シンさんは、コハルと結婚、出産に際して登山家を辞め、定職につき、ふたりはささやかに、幸せな家庭を築いていた。

コハルのお腹には、二人目が。


しかし、シンさん、ホームからの転落事故で死亡。



2人の小さい子を抱えて、ガソリンスタンド、クリーニング屋の裏方、アルバイトを掛け持ちして働くコハル。

駅のホームで、まだ小さいお姉ちゃんに気をつけながら、ベビーカーを畳み、片手に子を抱き、満員電車に乗って、託児所へ。


働いて、切り詰めても、働いた分だけ、託児所にもお金がかかる。


同僚に、シングルマザーが人並みに暮らそうと思ったら2択。風俗か再婚なんスよ。と言われる。



夜の居酒屋のアルバイトも始め、小さい子どもを夜、部屋に置いて出ていく不安。罪悪感。

子どもに睡眠薬を飲ませて起きないようにする、なんて同僚の話も現実味がある。


案の定、子どもが泣いて、隣のおばさんに叱られ、児童相談所に通報される。


虐待やら、ネグレクトやらを、何も知らない人から判断され、役所に生活保護申請するも働いているという理由で却下される。





もうね、1話目から号泣&嗚咽えーんえーんえーんえーん

ただ、一生懸命に生きているだけなのに。



お祭りに行っても、屋台で何も買えない。おいなりさんを作って持って行って、階段で食べるのぐすん


今度ね、今度ね、、、って、子どもに我慢させているのも、わかってる。


でも、毎日、ごはんさえ満足に食べさせてあげられない。子どもを慈しんでいるはずなのに、いつも後ろ姿で何かをしながらでしか、子どもと会話をしなくなっている。



児相に言われて、田舎で再婚した同僚に子どもをしばらく預かってもらう。その間に働く、働く、働く。

仕事後、買い物に行ったスーパーで、子どもがいない夜だから、と、迷いに迷って300円台の安いワインを手にとる。が、それすら、咎められる。


咎めたのは、たまたま同じスーパーに買い物にきた生活保護申請をした役所の人、三浦貴大。

"母親なんだから"、"母親なのに"、と悪気もなく世の中の母親を追い詰める象徴として出てくる。


自身の妻は、そんな夫に嫌気がさし、息子を置いて家を出た。

しかし、その段になっても気づかない。母性はないのか、と心ない言葉を投げつけ、謝ってきたら許してあげるとマッチョ思想。


べつに、DV夫じゃないし、役所勤めで、息子も可愛がる、フツウの人だけど。だからこそタチが悪い。

子どものために犠牲になる人が母親じゃなくて、男の犠牲になる人を母親と呼ぶのね、、、、名言出ました指差し





子育ての辛さや、小さな喜びや、周りの人の無理解や、生きづらさ、、、こんなにも生々しく、たくましく、優しく、描いている作品て他にあるかしらぐすんぐすん






満島ひかりさんが、若い母役なんだけど、ホントにほぼすっぴんで、髪ボサボサで、よれよれの服を来て、腕は日に焼けて、痩せていて、、、体当たりが過ぎるよ、っていうくらいにお母さんの役を演じている。

子どもに対する愛情は深く、切実な演技に惹き込まれ、号泣してしまう笑い泣き笑い泣き笑い泣き



そんで、娘ノゾミちゃんが鈴木莉央ちゃん。今はすっかりお姉さんでポカリのCMに出てるけど、この頃は子役さん。

優しくて賢くてしっかりもの。我慢したり泣いたりする演技が天才なの?




何も知らずに見た初見は、そりゃまあ、驚愕のストーリーでしたが、ラストを知ってから見直しても、さりげなくちりばめられているモチーフに、改めて、なんちゅうドラマかと。

どちらにしても、泣けます。

いや、まだ4話見てる途中だけども。





あ、、、夏休み終わっちゃうじゃん滝汗滝汗