ドラマ 季節のない街 9話 最終話





まずは、妙に達観しているタンバさんダンカン。

住民の愚痴を聞き、暴れん坊がいたらなだめ、泥棒には金を渡して毒気を抜く、、、、昇天昇天昇天



タツヤ仲野太賀が、相談に来て、死にたい、、、と言うと、ちょっと待ってなさい、と庭に生えているトリカブトを摘んできた。


ちょ、、、トリカブトを庭先に植えているタンバさんの狂気よ滝汗



根を刻んで、タツヤの前に置く。

トリカブトが入った湯呑みをグビッと飲み干すタツヤ。

苦しみだしたが、いざ、死ぬとなったら死にたくない〜!ともがき、タンバさんは助けを呼ぶ。

ハンスケ池松壮亮と、カツコ三浦透子とデート中のオカベ渡辺大知が、駆けつけてくる。

ふたりとも、シメサバ?!って入ってくるの、やめい!ガーン(笑)



タツヤは、住民の立ち退きさせなきゃならない苦悩、ハンスケがスパイしてたことなんかをぶっちゃけまくる、、、で、死ぬ〜と騒ぎに騒ぎ、、、結局、タツヤが飲んだのはトリカブトじゃなくてヒヤシンスの根だった、、、というオチ口笛



タンバさんは、いちはやく立ち退きに判を押して出て行った。

死ぬまでの暇つぶし、と言うだけある、しなやかなタンバさん。





タンバさんが出て行ったとなると、他の住民たちも、、、、

50,000円と引き換えに、公営住宅への移住を迫られる。

みんな、まともじゃない、叩けばホコリの出る奴ばかり。税金滞納してるヤツ、不法滞在してるヤツ、、、、


立ち退きを渋る人たちの、弱味を握るためにスパイをしていたのがハンスケ、ゆするのがミッキー鶴見辰吾、立ち退き開発する黒幕がシマさん藤井隆滝汗滝汗滝汗


シマさんは、住民が立ち退いたあとは、フェス会場の、、、、控え室とトイレが建設される、と。

そんな、どーしよーもないモノのために、そこに住む人の生活が壊される、、、、ショボーン

そういや、外苑の古い都営霞ヶ丘アパートがオリンピックのために立ち退きされ、一時はメディアセンターがあったけど、後にはまんまと高級マンションが建ちました。。。ショボーン




ハンスケは、自分はまともで正しい人間だから、そうじゃないやつに何してもいいって思ってた、、、、と、自分がしたことを悔やむ。


しかし、悔やんだところで立ち退きは進み、ハンスケも、カツコも、ロクちゃんも、みんな立ち退きにサインする。

最後の日は、大暴れして騒がしく。ハンスケの美しい飛び蹴りとか、ロクちゃんのショベルカー暴走、、、、みんなの顔が黒くなったり白くなったり、むちゃくちゃ!!!ニヒヒニヒヒニヒヒ





仮設住宅が無くなって、そこの住民はフツウの世界にまぎれて生きていってる。

何ごともなかったみたいに。

街の住人であったことを誰も口外しない。



なんか、すごく皮肉を感じるラスト。


それが、ハッピーエンドではないのだろうけど、人々は逞しく生きていく。

ロクちゃんは相変わらず、元の場所で電車を走らせてる、、、、

ハンスケの言うところの、人間らしい、、、って、正しいとか快適とかそーゆーんじゃないんだよね。歪みとか死とかが表出されている、そんな街だったのかな、季節のない街は。

人の営みって、変わらないよね。





クドカンの脚本が素晴らしいのはもちろんだけど、キャストが抜群でした!!!

若手、、、ってかもう中堅かな?仲野太賀、池松壮亮、濱田岳、三浦透子、渡辺大知、奥野瑛太、、、、見ごたえがありましたウインクウインクウインク



山本周五郎の小説が、普遍的な内容だったのかもしれないけど、東北の震災後の話を取り合わせてきたクドカンの才能には、驚嘆しかありませんウインクウインクウインクウインク