ドラマ 舟を編む 最終話



ふぅ、、、泣いたわーー

気持ちよく泣いたわーー

感情移入しすぎて、暑苦しい感想になってます、、、、滝汗




マツモト先生が食道ガンで入院されて、、、辞書編集部のみんなは、大渡海校了にむけて、いつも通り、全てを疑って、慎重に、進めていきましょう、、、と。



しかし、2020年、新型コロナウィルスが見つかり、世の中はマスク生活。

リモートできない辞書編集部。

マツモト先生の病院も、面会謝絶ショボーン


マツモト先生の奥さまの言葉。面会にきたアラキと話した。ひとり闘病するマツモト先生のことを。

わたし、若い時分、あの人に、わたしと辞書どっちが大切?って聞いたことあるんです。

そしたら、右の靴と左の靴、どちらが大切、と同義だよ、って言うんです。

わたし、あの人の全部にならなくてもいい、って安心したんです。

だって、けんけんぱ、でも前に進めるでしょ。

奥様も素敵ね〜照れ照れ照れ
みんなが、自分のできることを、集中してやる。
孤独ではない、どこかでつながっているという安心感。




世の中は、新しい言葉で溢れている。

パンデミック、PCR検査、クラスター、不要不急、、、


校了まであと一日という日、マジメは、このままそれらの言葉を入れずに、前に進めていいかどうか、迷いだす。

一方、アラキは、スケジュールを動かすことはできないと反対する。だって、マツモト先生に1日も早く辞書を届けたいから。


そこに、マツモトの奥様がいらっしゃり、マツモト先生から、と、ミドリに手渡した。3年前の宿題、"恋愛"の語釈が。男女、ではなく特定の、、、になっていた。



そして、マジメにはマツモト先生から情熱のこもったラブレター、、、、後世に残すべき言葉たちが手渡される。


ミヤモトが印刷機を一台余分に調達し、その分、校了を遅らせられ、新しい言葉たちを入れるために編集部は文字数と格闘する日々。グッジョブ!ミヤモト!


なんとか出版日に間に合わせるぞ!!


さて、大渡海、校了!!!!!

最後のページは"ん坊"なのねおねがい



しかし、マツモト先生は治療続行中。。。みんな、心配。


みんなの心に、コロナの拭えない不安が澱のように溜まる。


マジメの妻カグヤは、料亭の主人。辞書作りのうらで、ひっそりと耐えていたカグヤ。

パンデミックで料亭はとうとう休業、、、カグヤは師匠に呼ばれて京都へ行くと。


行ってほしくないマジメ。

それでも行きたいカグヤ。



カグヤとの距離を不安がるマジメ。辞書の申し子が、あまりに不安で、触れられるぬくもりに比べたら言葉は無力です、とまで言ってしまう。


そんなマジメに、言葉の力をまた思い出させてくれたのは、マツモト先生。

マツモト先生の、的確で精緻で実感のこもった、言葉への愛と敬意にあふれた言葉たち。

もう、全て書き留めておきたい。

シナリオブック買うわ!作って不満


マジメは、背中を押されてカグヤの元へ走っていったよ!!爆笑爆笑爆笑

良かったね、いってらっしゃい、が言えて。





そして、ようやく大渡海は、刊行された。

マツモト先生は、リモートで刊行の挨拶をする。

辞書編集部のみんなへの感謝のことば。

もう、号泣泣き笑い泣き笑い泣き笑い泣き笑い

マツモト先生、幼いテンドウくんを覚えていたのね泣き笑い泣き笑い泣き笑いはぅぁっっ笑い泣き



ミドリが辞書編集部で初めて見つけた光。

"なんて"【軽視】で使っていたことば。それから自分のことばを見直して、ことばと向き合って。

キシベさんが来てからの3年間、なんて楽しいものだったでしょう。

こちらは【感嘆】の意味。これも答えのひとつでしたね泣き笑い


脚本、蛭田直美さん、素晴らしい!!!!

台詞が、マツモト先生の洗練されたことばや、ミドリが成長して的確な言葉を獲得していく過程のことば、表現、、、、全てが素晴らしかった。

構成も、素晴らしい。もちろん、原作があるのだけど、ドラマとしての再構成の部分やオリジナルのセリフがかなりあるのでは。。。(だいぶ昔に読んだので忘れてる、、、えー)

現代の新型コロナを盛り込んで、それをまた言葉の力を再認識させるきっかけにしているなんて。

まさに、後世に手渡せるドラマになったのではないかしら?!ウインクウインクウインク



もちろん、キャストのみなさんも。

池田エライザちゃんの可愛らしさが爆上がり!!!!ラブラブラブ

柴田恭兵さんの知性溢れる奥ゆかしい声。生きていてくれて良かった笑い泣き笑い泣き笑い泣きおちゃめさも魅力でした。

岩松了さんも、クセ強で苦手だったりもしたけれど、今回はリアルで熱くてくさいとこが素敵でした。

野田洋次郎くん、ふだんを知らないだけにもうマジメにしか見えない。

前田旺志郎くん、口は悪いけどナイーブで辞書に熱い男。

渡辺真起子さん、冷静なツッコミタイミングが絶妙。

向井理くんは、スリーピーススーツが眼福飛び出すハート

三村里江さんの、愛情深くも凛とした美しさ。




映画版の松田龍平くんがサプライズ登場だったり、美しい映像(カメラがいいのかな)、今までにないような辞書っぽい文字が浮き上がる演出、良いドラマを作ろうという制作者の意気が伝わるドラマでした。


しずかちゃんとパパ、、、に並ぶな。コレ。

気持ちいい涙を流しました。


ありがとう。

地上波放送、待ってます!!!→5話を見逃しているので。(マジ痛恨の極み。)