ドラマ 想い出づくり。 TVer
山田太一脚本のドラマ。いくつかのドラマブログでこちらのドラマの名前が上がっていて、気になっていたら、TVerで1話から配信があるじゃん!
さっそく観てみました。
1981年のドラマ。
23才?くらいの女性3人が主役。
小田急ロマンスカーの乗務員クミコ、古手川祐子
商社でお茶汲みOLしているカオリ、田中裕子
印刷工場で働くノブヨ、森昌子
周りからは、結婚適齢期だと結婚はまだかとせっつかれ、平々凡々な毎日に飽き飽きし、いや気がさしている時に、安く海外旅行に行けるというキャッチに捕まる
この、胡散臭い軽薄なキャッチセールスがノリオ、柴田恭平。
イケメンノリオにホイホイついていったら、入会金7万円払わされて、旅行会社はドロン
しかし、これを機にクミコ、カオリ、ノブヨは知り合い、友情が芽生える。
詐欺のおとしまえつけようと、3人でノリオのアパートに押しかけるも、"結婚前の想い出づくりに海外旅行なんて、バカバカしい。そんなことしかできねぇのかよ!"なんて、詐欺師に説教くらうハメに
ノブヨは、父の取り引き先かなんかの岩手の田舎者社長に強引に言い寄られるも、どうしてもその気にならない。。。
この人、生理的に無理だわぁ、、、ノブヨ、ほだされなきゃいいけど。
カオリは、同じ会社の部長とワンナイトしちゃう。故郷福島の両親は早く見合いでもして結婚しちゃえ、とせっつく。。。
いちばんタチ悪いのはクミコ。
ノリオに迫られ、無理矢理、乱暴された挙句に、その元カノ(ヤンキー←田中美佐子!)にも嫉妬をぶつけられたのに、やっぱりノリオが忘れられず、小田急ロマンスカーを辞めて、ホステスになりヒモのノリオを囲っている
それなのに、"ワタシ、この人の好きにはされないの。自立してるの。でも好きなの。''って、友だち二人の前で宣言しちゃう←7話
ダメだってぇ、、、クミコ
いや、私の友だちにも似たような子がいるわ。。。ダンナさんの理不尽なワガママや仕打ちを許してしまっているくせに、口では、"対等だし、〇〇以外は不満なんてないのよ"、言ってる子
結局、クミコは両親によって実家に強制帰還され、父はノリオに決死の談判!!
クミコ父、児玉清
好き〜〜❣️児玉清!!!この時はまだ若いわぁ。カッコいいけど。もっと枯れてからも渋くてステキだったわよねぇ
ノリオはダメよ!、、、、ノブヨは説得するも、カオリはノリオにチャンスを与えようとする。
ノリオに1ヶ月肉体労働でもして誠意を見せたら、クミコが戻るように説得するわ、、、
って。
アンタ、1ヶ月て。。。。
カオリも、クミコも、どこか退廃的な刹那的なところに憧れているのね〜
とりあえず、1〜7話まで見てみました。
ヒリヒリする台詞、展開!!
もちろん、時代的古さはあるけれど、大きく本質は変わらないんだな。むしろ、本質を描いているから古さを感じないのか
女性3人の主役ドラマで、去年の"日曜の夜くらいは、、、"を思い出しました。脚本は、岡田惠和。
女の子たちの閉塞感は、81年のそれとは少し種類が違うかもしれないけど、自分ではどうにもできない境遇、いくら努力してもそれが反映されるわけではない(特に女性は。いまだに。)、、、そんなあたりを、すごく丁寧に描いていましたよね。
古手川祐子の、可憐さ!可愛らしさ!!
森昌子は、やっぱりイモっぽい(笑)
そして、田中裕子の艶っぽさ!!!たばこを吸う仕草、水割りを飲む仕草、親の前でのあどけなさ、、、、上手いってか、凄い
子どもの頃は、顔立ちが地味だな、、、っていう印象しかなかったのに。サントリーウィスキーのCMをよく覚えてるなぁ。恋は遠い日の花火ではない、、、ってやつ。このコピーは秀逸だった。
さて、8話からはいつから配信かしら〜
楽しみ楽しみ🎶