IBF王者の西田凌佑が「戦国バンタム」を語る…を考える | ボクシング&ロック野郎 higege91の夜明けはまだか?

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IBF王者・西田凌佑 戦国バンタム級…中谷潤人、井上拓真戦に意欲 那須川天心も「意識している」 東スポ

> ボクシングのIBF世界バンタム級王者・西田凌佑(27=六島)が、日本人同士の統一戦に意欲を示し、〝神童〟との防衛戦の可能性についても言及した。

 5月に元IBF王者エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)を破り初の世界王座を戴冠した西田は20日、東京・両国国技館で行われた世界戦を観戦。WBC同級王者の中谷潤人(M・T)が、同級1位ビンセント・アストロラビオ(フィリピン)に1R(ラウンド)KO勝ちで初防衛に成功。中谷は試合後にリング上で、拓真との統一戦に意欲を示した。

 奈良・王寺工業高校出身の西田は、同校出身でこの日プロデビューを果たした荒本一成(帝拳)の応援のため、観戦に訪れたという。取材に応じた西田は「(今後統一戦で)自分が中谷選手とやるのを想定して見ていた。やっぱりスピードが速いなというのと、いろいろ攻防を見ている途中だったので、もう少し(試合を)見たかった。大体の背丈だとか、そういうのは感じることはできたけど、正直1R目で終わったので、あまり参考にはならなかった」。肩すかしを食らってしまった。

 同級の主要4団体王座は日本人が独占中。井上拓真(大橋)がWBAベルトを2度の防衛に成功しており、武居由樹(大橋)がWBOベルトを保有する。今後の試合へ向けて、西田は「(次は)まだ決まっていないけど、年内にできたら。まずはジムの方が組んでいただいた試合をクリアして、自分自身どんどんレベルアップしていきたい。ほかのチャンピオンのベルトを狙いたい気持ちがあるので、そこを目指して頑張りたい」と意気込んだ。

 その上で、特に統一戦を望む相手について「拓真選手と中谷選手に、一番興味がある。やっぱり中谷選手はパウンド・フォー・パウンド(PFP=階級差のない最強ランキング)に入っていて評価も高い。拓真選手も強い選手に勝って防衛戦をどんどんクリアしていて、本当に強い選手。そういった選手とやりたい気持ちがある」と意欲を示した。

 また、この日の興行でWBA同級7位の那須川天心(帝拳)が同級4位ジョナサン・ロドリゲス(米国)との54・4キロ契約10回戦で、3RTKO勝ちを収めた。進化した姿を見せ続ける〝神童〟については「映像では見たことがあるけど、現地で(天心の試合を)見るのは初めてだった。本当にスピードが速いなと思った」と印象を語った。

 このまま2人が勝ち続ければ、那須川と防衛戦を行う可能性もある。西田は「(天心は)バンタム級のチャンピオン以外で、特に意識している選手なので。実際にやるとなったら、トレーナーと対策を組んでいけば勝つ自信はあります」と拳を握った。今後の〝バンタム級戦線〟はますます注目されていきそうだ。

…以上記事な



これよ‼︎ IBF世界バンタム級チャンピオンの西田凌佑選手の談話が聞きたかったのよ

なんかさ、ちょっと「蚊帳の外」な雰囲気が拭えないのが西田選手よ

PFP10傑に入ってる「時の人」たるWBC世界バンタム級チャンピオンの中谷潤人選手は「井上拓真とやりたい」ってことあるごとに言い放つし

WBO世界バンタム級チャンピオンの武居由樹選手は指名挑戦者の比嘉大吾選手を迎え撃つことが決定してる

だけど、ボクシングファンの視線はいつか絶対に実現して欲しい那須川天心選手との「超ビッグマッチ」に注がれるばかり…

WBA世界バンタム級チャンピオンの井上拓真選手は自分の気持ちを封印中だと推察できますが、次戦は元日本チャンピオンの堤聖也選手が有力とされてますが、いや、もしかしたら、中谷選手の希望が叶う形で「世界チャンピオン対決」が実現するかも知れません

…で、話を元に戻す


当時、バンタム級でもっとも評価の高かったエマニュエル・ロドリゲスを大番狂せで破った西田凌佑選手なのに、なぁんか、いつも話題の中心から押し出されちゃってる気がしませんか…⁇

まあ、事実そうなんだよなぁ

「今、日本のバンタムが世界を席巻‼︎」

なんだけど、その「4強」の一角に君臨してるのに、ちょっと話題に上がらない

誰からも「名指しされない」し、評価も微妙な扱いだ


武居選手が次に闘う、元世界チャンピオンの比嘉大吾選手をかつてその技巧で封殺したのも西田選手なのに…

さらに言えば、あのエマニュエル・ロドリゲスに井上拓真選手は勝てるか⁇ 武居由樹選手なら勝てるのか⁇ って言いたくもなる

しかし、こう言ってはなんだが、西田選手、キャラクター的にも、性格的にも、「ど真面目」にして「地味」な印象ある

「男は黙ってサッポロビール」的なる、昭和の「美徳」を漂わせるところは嫌いではないが、流行りではないか

あのエンタメサービス精神の塊、少女のように天真爛漫なる那須川選手とは「対極」にあるか…⁇

西田選手、自らをこう評していたな

「いつも自分がやられるイメージがある いつもネガティヴなイメージがある」

つまり、徹底的に「自分が負けるイメージ」を増幅させて、そこから「抜け出す」ための対策を妥協なく練り上げてゆく…と

ここに、その「強さの秘密」の一端があるのは間違いないな

しかし、西田選手、その戦績は世界チャンピオンには珍しいくらい地味だ

9W1KO無敗

いくら軽量級の技巧派 世界チャンピオンだとしても、これほどまでにKOが少ないのは逆に異様にも思える

「自虐男」

元アマチュアボクサーだったという奥さまと子育てをしながら闘う世界チャンピオン…

さらに、あまりの減量苦で初防衛を果たさずにベルト返上もあり得るとの報道もあった

が、その「自虐男」が「バンタム続行」を宣言してから3か月くらい過ぎたか⁇

「バンタム続行」を宣言したのは、中谷潤人選手がサンティアゴを痛烈KOして三階級制覇を果たし、井上拓真選手が殻を破る劇的KO防衛をアンカハス相手にやってのけ、さらに、武居由樹選手がモロニーを変則強打で打ち破った直後だったか

寡黙な「自虐男」の「闘魂」に火がついたのだ

限界ギリギリの減量苦を自らに強いる…とは、「地獄の責苦」であり、調整失敗のリスクは「実力減退」のリスクでもある

それでもなお、寡黙な「自虐男」は決意したのだ

ところが、西田選手、その次戦の話題がなかなか上がってこない

帝拳ジムや大橋ジムのようなプロモーションがついていないから苦労もあるのか⁇

あるいは「水面下の交渉」が進んでいるのか⁇

なんとか、早く、新しい「目標」が定まるといいのだけれど、心配ではある

さて、しかし、この記事に注目すべきは、ここだ

「ネガティヴ思考」を公言している「自虐男」が那須川天心選手の4戦目をリング下で生観戦した結果をこう表現している

「勝つ自信はあります」と、拳を握った、とある

「らしくない」が、かなり いい表現だな

「世界チャンピオンなら当たり前」の一言だけど、しかし、シャイにして奥ゆかしいタイプの「自虐男」、「ミスター・ネガティブ」が記者にこう回答し 『拳を握った』ってのがいいじゃないか

さて、井上拓真選手が堤聖也選手との防衛を挟むとなれば、ノーダメージの中谷選手が次に戦いたいと興味を示すのは「西田凌佑」か⁇

普通の選択試合はしたくない、バンタム級でやるなら統一戦、それが叶わぬなら階級を上げるかも…と、中谷選手は柔らかな口調であるものの、そう言い放った

つまり、その意思表明は、非常に硬く、圧倒的に明確だ

中谷潤人…とは「定めた目標のためにはテコでも動かない」と見た

ならば、あるやもしれぬ「蚊帳の外」で拳を磨いていた、控えめな「自虐男」に大一番の晴れ舞台が訪れるやもしれぬ、と、僕は妄想を重ねている

西田選手、限界ギリギリと言われる減量苦もある、ならば、絶対にやりたいはず

バンタム級に留まれるのは、あと1試合…と決めていてもおかしくはない

ならば、普段は口にしない「強気」な言葉を選ぶかもしれない

僕はそんなことを感じながら、この記事を読んだ

願わくば、「研磨と研究の鬼、自虐男」に大きな舞台がなるべく早く訪れますように

※追記 別の記事に、「西田陣営は統一戦の前に防衛戦をひとつ挟みたい意向あり」とありました ಠ_ಠ

御愛読感謝