2024 7 20 PrimeVideo boxing 両国国技館
ついに来ました‼︎
…けど、トリプル世界戦の一角、WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ「田中恒成×ジョナタン・ロドリゲス」が挑戦者ロドリゲスの計量失敗で中止になったのは痛いなぁ〜
日本国内において計量失敗によるタイトルマッチ中止は史上初…とな
しかし、約３キロもの体重超過とは止む無し…と
が、田中恒成選手の準備が報われないのは痛恨だけど、他の出場ボクサーには関係のない話だ
気持ちを入れ替えて生中継観戦と行きますか…‼︎
アマチュア「12冠」荒本一成選手のデビュー戦
モンゴル人の韓国3位もメチャクチャ我慢強かったなぁ
けど、最終6R、倒し切りました‼︎
しかし、「プロの洗礼」を受けた、と反省しきりでしたが、この逸材、「本格派のミドル」が日本に現れたか⁈
楽しみですなぁ
WBO世界フライ級王座決定戦
WBO世界フライ級2位
加納陸
×
WBO世界フライ級3位
アンソニー・オラスクアガ
2016年に高山勝成選手とWBO世界ミニマム級タイトル王座決定戦を争って負傷判定負けをして以来の世界戦となる加納選手は好戦的なるサウスポーのファイタータイプな
一方のオラスクアガは2023年に当時WBC.WBA世界ライトフライ級統一チャンピオンだった寺地拳四朗選手に「急遽ピンチヒッター」として挑戦、ところが、KOで敗れたものの、拳四朗選手をKO寸前まで追い込んだアグレッシブなる技巧派よ
26歳×25歳の組み合わせだけど、プロ戦績は21戦の加納選手に対して、オラスクアガはプロ7戦よ
「ど根性猛ラッシュ」と「ど根性スタイリッシュ」って構図になるかなぁ〜⁇
戦前予想はオラスクアガ優位が多数派だな
なんたって、あの「無双状態」の拳四朗選手がマジでグロッキーになりかけたからな
果たして⁈
加納はサウスポー、オラスクアガはオーソドックス 立ち上がり、加納の中間距離からの左が当たる が、オラスクアガは七色の強打コンビネーションがクリーンヒット バチバチの打ち合い
的確さはオラスクアガだ 加納の「2」に対して、オラスクアガは「8」って割合か⁇
オラスクアガの硬く、鋭い連打を喰らいながらも、しかし、左カウンターを狙う加納 被弾が重なる が、気迫溢れるアタックだ
「懸命」
という言葉が浮かぶ
しかし、残酷なまでにダメージが深まるのが分かる
加納が鼻をしきりに気にする 折れたか⁇
3R残り僅か、その瞬間はふいにやって来た
メキッ‼︎
鮮やかなる、滑らかなるコンビネーションの狭間に、オラスクアガ 渾身の一撃は潜んでいた
加納が崩れた ダウンだ
「死角」からの左アッパーだ
カウントが進む、ダメだ、立てない
散った…
子供の頃からミットを持ってきた丸元会長が抱き抱える
2人の「夢」が、また、破れた
勝者 WBO世界フライ級新チャンピオン‼︎
アンソニー・オラスクアガ‼︎
まさに、「硬い電光石火」よ
これは、わかりやすく、強い…という明快さがある
中谷潤人選手の10代からの親友にして、帝拳ボクサーなのだ 今後が楽しみだな
そして、まさに、文字通りの「玉砕」となった加納陸よ
全身全霊、火の玉と化して戦い抜いた
結果は、僅か3Rだった…が、「超濃厚」であった
無念…だけど、戦い抜いたその姿は心に焼き付いたぞ
タイトルマッチが中止になってしまった田中恒成選手がリングに登場
田中恒成「強いBAMに、強いマルティネスがいる 僕が不利だと言われているのもわかる だけど、僕は負けない 彼らと戦える時が来るまで、絶対に防衛し続けます、勝ち続けます‼︎」
54.4キロ契約 10回戦
WBA世界バンタム級7位
那須川天心
×
WBA世界バンタム級4位
ジョナサン・ロドリゲス
ロドリゲスは前戦の世界ランカー対決で負けてるけど、ランク一桁同志による戦いだったから今なお上位ランカーってことなんだよな
んで、元スーパーフライ級世界チャンピオンのカリド・ヤファイをKOした実績が光る大味なる荒々しいパンチャー型よ
ご存知、那須川天心選手はキックボクシング、総合格闘技出身のスーパースターにして、サウスポーの超ハイスピードなるディフェンシブ技巧派な
世界一桁ランカー対決を制して、次はアジアタイトルか⁇ って立ち位置かな⁇
個人的にはこれに勝ったらWBO世界バンタム級チャンピオンの武居由樹選手に挑んで欲しいけど、日本では無冠ボクサーの世界挑戦はNGだし、プロモーターサイド、スポンサー、陣営は超逸材のドル箱スターだけに「激・慎重」路線…とも言われる
まぁ、いずれにせよ、いい勝ち方、すなわち、「KO」が期待されてますな
那須川選手がその「鋭すぎる目」で見切って、スピードで翻弄、判定勝ちかなぁ、と予想しますが、果たして⁈
那須川はサウスポー、ロドリゲスはオーソドックス 那須川が距離を保ち、しかし、鋭く踏み込んで左を捩じ込む スピードが断然上回っている
2R ゴング間際 那須川の左が炸裂‼︎
ロドリゲス、膝が落ちかけた 那須川が追い撃ち…もゴングに救われる
３R 開始早々、那須川のハイスピードステップからの左が再び炸裂‼︎
ロドリゲスがバランスを崩す 那須川が連打ラッシュ‼︎ アッパーにボディを交え（低かったけど）、最後はロドリゲスのガードを割る左ストレートだ
ロドリゲス、轟沈のダウン‼︎
ロドリゲス、再開に応えず
勝者、那須川天心っ‼︎
文句のつけようのないKO勝ちだ
那須川「見たか‼︎ 那須川はKO出来ないって言ってたヤツらよ‼︎」
スピード、キレ、尋常ならざる瞬間を奪う踏み込み、そして、抜群なるカウンターよ
那須川「日本には世界チャンピオンが4人いる 地域タイトル獲ったら、やってもいいでしょ⁈ 気持ちっしょ‼︎」
倒せない…とは言わせない と、黙々と、粛々と、全力で励んできたからこその「進化」だった、と
世界一桁ランカーを完全圧倒だ
もしかしたら、那須川選手が勝てる世界チャンピオンも「いるかも知れない」⁇
WBC世界バンタム級タイトルマッチ
チャンピオン 中谷潤人
×
WBC世界バンタム級 1位
ヴィンセント・アストロラビオ
前戦のWBC世界バンタム級タイトル戴冠のアレサンドロ・サンティアゴ戦の「無双ぶり」は強烈だったなぁ
無敗の世界3階級制覇チャンピオン、PFPランキングにもついに顔を出した27W20KOよ
「遠くて、しかし、近い」
というオールラウンド対応可能なる、ソリッド超ハードパンチャーが「ジュント」よ
指名挑戦者のアストロラビオはフィリピンボクサーよ
19W14KO4Lにして、その出世試合はあのキューバの至宝、元世界チャンピオンのギジェルモ・リゴンドーを判定で破った一戦だな
ただ、リゴンドーの全盛期はとうに過ぎている印象強いし、ピンとは来なかったかなぁ〜⁇
けど、フィリピンボクサー特有の思い切りの良さとバネの強さを持つアグレッシブ型という印象強い
中谷選手の圧倒的なるKO勝利予想が大多数でありますが、果たして⁇
中谷はサウスポー、アストロラビオはオーソドックス
ジリジリと間合いを探る…と、中谷が強い左をぶちかます アルトロラビオ、気合いは十分だが、中谷の「遠さ」に対応は簡単ではない
随所に中谷の強打が光る立ち上がりだ
と、1R終了間際か⁇
ズボッ‼︎
中谷の左がアストロラビオのボディど真ん中に炸裂‼︎
あ…っ
アストロラビオが座り込む ダウンだ‼︎
カウントが進む
アストロラビオ、なんとか立ち上がる…が、再び座り込んだ
ダメだ、終わった
勝者、WBC世界バンタム級チャンピオン 中谷潤人 初防衛成功‼︎
なんだ、これ⁇
僅か 1R、左ボディ一撃 で終わらせた
中谷潤人「バンタム級で統一戦がしたい それを果たすか、階級を上げてさらなるビッグマッチがしたい」
中谷選手、まずはバンタム級世界タイトル統一を目指す…と、が、叶わないならば階級を上げることも辞さず、という気概をあえて匂わせたか⁇
人は日本ボクシング史上「最高傑作」は井上尚弥選手だと評価し、さらに、「怪物」と呼ぶ
が、しかし、中谷潤人選手もまた「最高傑作」だと評価せざるを得ない
おお…っ
「最高傑作」がふたり…という奇蹟よ
なんたるミラクルよ
日本を見つめるボクシングの神さまが、ふたりの「最高傑作」を同時代に産み落とす…とは、これ、何かの「意図」をお持ちだということなのか⁇
いつか、あるか⁇
「最高傑作」VS.「最高傑作」
そして、僕は中谷潤人選手を、密かにこう呼んでいる
「怪物」ならぬ 「傑物（けつぶつ）」と…
しかし
WBA世界バンタム級チャンピオンの井上拓真選手は戦ってくれますかね⁇
リング下にはIBF世界バンタム級チャンピオンの西田凌佑選手もいたな
こっちが先に来るか⁇
いやはや
井上拓真選手、西田凌佑選手の「心の内」はいかなるものか…⁇
御愛読感謝
