1978年発売の衝撃のデビューアルバム、超名盤「炎の導火線」に収録の一曲な
みなさまご存知、ヴァン・ヘイレンはアメリカの「ヘヴィメタル」…いや、「ハードロック」バンドな
まず、最初に宣言する‼︎
僕にとってこのアルバムは、墓場まで持っていきたい1枚なのである‼︎
不滅、ここに極まれり‼︎
さて
かえすがえすも悲しすぎるのは2020年に「ロックギター革命児」たるエディ・ヴァン・ヘイレンの死であります
今なお世界中のギター好きたちが嘆き続けている
この、胸に空いた穴の巨大さたるや…
アヴァンギャルドにして幾何学的斬新、究極的ライトハンド奏法を編み出し、ハーモニクスとアーミングの可能性を極限まで広げましたなぁ
エディ・ヴァンの「前と後」ではロックギターの概念が変わってしまったな
さて
冒頭に僕はヴァン・ヘイレンを「ヘヴィメタル」ではなく、「ハードロック」であるとわざわざ強調したのは、特に、この1978年という時代に発売されたこのアルバムのサウンドは、まさに、荒削りなる「ロック」をより「ハード」に磨きあげたい…っていう『欲求』の剥き出し感がメチャクチャ激しいわけ
なんつうか
その「欲求」はあまりにダイレクトであり、また、気取りや構えもなく、それはまさに『純なる衝動』だと感じるわけ
つまり
「ヘヴィメタル」って、なんか「見られ方」や「聴こえ方」に重きをかなり置いてる…つう感じある
そもそも、「ヘヴィメタル」…っていうジャンルの確立はまだ早すぎっていうか、少なくともステレオタイプのそれはまだ発現前だと思いますな
それに、1978年と言えば、まだ「ハードロック」の時代である
レッド・ツェッペリンはバリバリに演ってたよ
「イン・スルー・ジ・アウトドア」のアルバムの頃よ
ヘヴィなるギターサウンドも、アンプのナチュラルディストーションとギターのハンバッカーによるものに聴こえる
あのヘヴィメタル独特なる機械的にしてギンギンに金属的なるメタル・ディストーション・サウンドの革新はもう少し後に花開いたんじゃないかなぁ〜⁇
ただ、しかし
ヴァン・ヘイレンは並のハードロックバンドに非ず
ブルースやロックンロールへの偏った趣向はなく、あくまで「独自なる型にはまらないハードロック」を編み出しているわけ
それも、このファーストアルバムから「炸裂」させているわけよ
進化の過程で「到達」すべき場所に、デビューと同時にすでに「仁王立ち」してしまう、という奇蹟に僕は今なお戦慄していまう
いわゆる
「ギターリフ」
と、呼ばれる、楽曲の表紙にして骨格が特に見事だと感じるのがこの楽曲よ
このイントロ…
ヤバイよ
そして、この疾走感と躍動感たるや、ひたすらに「ハードロック・エクスタシー」を追求した果てだとするならば、もう、『ミラクル昇天』の天井よ
ちなみに
ヴァン・ヘイレンの看板スターであるエディヴァンはこの曲のギターソロはやや控えめなんだけども、まぁ、ライヴはまた味が違うな
煌めいてるなぁ 80年代はなぁ
「ダイヤモンド・ディヴ」も奇蹟のロックスターよ
まぁ、「目立ちたがり屋」のディヴの面白いド派手路線が僕はたまらなく好きだけど、やっぱり、80年代より、より「先鋭的」にして「硬派」なるデビュー間際が1番好きかなぁ〜⁇
また、デヴィッド・リー・ロス脱退後のサミー・ヘイガー加入時も第二次全盛期と呼べる大活躍を成し遂げましたなあ
まぁ
大傑作アルバム「1984」以降は「ヘヴィメタル」の括りに入っちゃうかも知れないけども
僕は少なくとも、1978年のヴァン・ヘイレンは絶対に「へヴィメタル」とは呼びたくないのだ
ここは「こだわりたい」のだ
この「衝動と到達」は、後の時代の覇者たる「ヘヴィメタル」の「着火点」かも知れないけど
いやいや
どー考えても
1978年のヴァン・ヘイレンは両足とも「ハードロック」の沼に入っているし、この「ザラついた肌触り」は僕の思い描く「ハードロック」なるものの「究極」であり、「理想」のひとつ…なのである
やっぱり
ヴァン・ヘイレンはデビューアルバムが1番好きだな
これもまた、My神棚奉納の一枚であり、至高なる一曲である
御愛読感謝