今日の「ふいに無性に」は…
堀江淳
♪メモリーグラス
1981年発売のデビューアルバム「硝子通り」に収録された大ヒットシングルな
堀江淳さんは北海道出身のシンガーソングライターなんだな
で
なんとも言えない中性的なハスキーなる歌声に、当時、小学生だった僕は不思議な魅力を感じていたように思うなぁ
まさに、これぞ「昭和歌謡」って感じあるな
まず
「わたし」がいて、その「口語調」にして、「恋愛ドラマ内包型」である…という構図な
太田裕美さんの名曲 「木綿のハンカチーフ」もそうだけど…
いい曲だなぁ〜❤︎
「わたし」の「主観的言葉」で表現されてる…ってのが「昭和歌謡」のひとつの「王道」じゃないかなぁ
さらに、先にも書いたように「恋愛ドラマ」的なる「劇性」も濃くて、これも特徴的だな
で、♪メモリーグラス には ♪木綿のハンカチーフ ほどの文学的ドラマチックはないけど、情緒的なるドラマチックはあるかなぁ…と
また
この堀江淳さんの名曲には、さらに特別な特徴あるな
「女性主観」
であること
さらに、堀江淳さんはもちろん男性なんだけど、ハスキーヴォイスを備えていて、妙に両性的であった…という部分にスペシャル感あるな
BOROさんの ♪大阪で生まれた女 という名曲も あるな
男性が「女性主観調」で歌う…という構図ではあるけど、BOROさんは男臭く歌い上げる
「女性主観調」でありながら、「男性として」歌っている
ってことで、メチャクチャいい曲だけど、堀江淳さんとはアプローチが違う
「昭和の男」が歌う…ってニュアンス強いな
さらに
上田正樹さんの 超名曲 ♪悲しい色やね も 男性による「女性主観調」なんだけど、こちらは BOROさんよりスタイリッシュな感じあるかなぁ
上田正樹さんは日本を代表するブルース、ソウルシンガーなんだけど、♪悲しい色やね は くどくなくて、女性の悲恋がふわっと沁みる感じでよいな
ただし
上田正樹さんは「女性主観調」ではあるが、「女性なりきり型」ではない
堀江淳さんはかなりの「なりきり型」だとは言えまいか⁇
さて
こうして 「女性主観調」の名曲を聴き比べると、堀江淳さんが、実は 1番 「今っぽい」 なぁ…と
つまり
好き嫌いで言ったら、1番好きなのは ♪悲しい色やね なんだけど
2024年…という【今いっとき】に想いを馳せると ♪メモリーグラス の 世界観 と、さらに、堀江淳さんの華奢にして両性的な感じ…って時代をかなり先取りしていたな…とか感じてしまう
ただし
これは「狙いすました」わけではなくて、「個人の趣向」が偶然にも未来たる「現代の性的なる価値観」に超接近したんじゃないかなぁ…⁇ と妄想しとるわけ
「ジェンダーレス」
というか
「もう、男とか女とか決めなくていい」
というのが現代の潮流になりつつある
今やアンケートや申込書にある性別欄にはこうある
1.男
2.女
3.答えたくない
いや、でね
何が言いたいか⁇ っていうと、僕は子供ながらにこの大ヒットシングルを聴きながら、ある種の「違和感」と一緒に、奇妙なる「言葉にできない魅力」を感じていた…と
「性別の垣根」
とかいうものを、確かに初めて感じたよな
「向こう側」と「こっち側」
だけじゃない、と意識したのは、この ♪メモリーグラス を初めて聴いた時だったかも…と
ふいに
この ♪メモリーグラス を聴き直してみたら、感じたのが、今で言うところの…
「多様性」
よ
子供心に、漠然と、なんか、そういうものを敏感に感じていた気がするなぁ
でも、堀江淳さんが「おねえ」だとは聞いたことないし(全く知りません、すみません)、僕自身は子供の頃より「ガサツな男子」を今もなお貫いております
ただ
この 昭和の名曲 を聴きながら、何というか
「あ、この世には、異世界があるかも…」
と感じていた、という記憶に間違いはない、と思いまする
不思議と引きこまれたなぁ
♪ゆらりゆらめいて そうよ わたしは ダンシングドール
♪あいつなんか あいつなんか あいつなんか 飲み干してやるわ
いやぁ
でもさ
今も昔も、女性はこんな気持ちで悲恋を飲み干すのかねぇ⁇
このさ、無理して強がってる感がいいんだよな
ただし
男性が「女性主観調」で歌うから面白いんだと思うんだけど
ん⁇
なんか頭がこんがらがってきた‼︎
^_^
当時のテレビランキング番組かな…⁇
お、完全弾き語りヴァージョンあるな
うむ
聴きたくなるな
ふいに無性に ^_^