1975年発売のアルバム「未知への飛翔」に収録の一曲
クリス・スクワイア はイギリス出身のベーシストにして、プログレッシブ・ロックのレジェンド 「イエス」の中心人物であります
メンバーチェンジを繰り返した「イエス」にあって、唯一ただ一人結成から在籍、すべてのアルバム制作に参加したメンバーだとある
んで
このアルバムは「イエス」のメンバー全員がソロアルバムを作る、という企画の一環で作られたとあるが、クリス・スクワイアにとってただ一枚のソロアルバムになる…と
さて
この ♪ラッキー・セブン でありますが
技巧派ベースをたっぷり堪能できますぜ
なんつうのかな
いわゆるゴリゴリのプログレッシブ・ロックってより、かと言って、ただのロックってのも違う
「独自なる世界観」
ありますよなぁ
歌唱は クリス・スクワイア自身が披露しとる
まぁ、歌のメロディに関しては「イエス」的なるニュアンスを感じるかな
んでんで
ベースがここまで全面的に押し出されて、その運指が目に浮かぶほど楽しめて、さらに、とことんカッコいいってのは類を見ないですなぁ
「亜空間」
を感じるなぁ
ジャズ・フュージョン的なアプローチも強く感じるけど、ジャンルに収まらない 「ベース世界」にどっぷり浸かれて、なんとも心地よいのである
僕はベースも持ってるけど、最近、ぜんっぜん弾いてないなぁ
やべっ
何年、クローゼットの中に入ってる⁇
んんん
出す⁇
引っ張り出す⁇
いやぁ
それはそれとして
「弾きたくなる」
よな
まるでギターのように縦横無尽に駆け巡る…というより、なんか「腹の据わった」というか、「不動なる力感」に痺れるって感じある
これが気持ちよいのよ
ボクシングで言えば…
派手さはなくとも、しかし、これしかないって鋭利なる角度の…
「ボディーアッパー」
よ
ズシンっと抉り込まれ、腹を、臓物を突き抜け、背中を破ってしまいそうな…
猛烈なる「ボディーアッパー」、その連打よ
奇妙な言い方になるけど、「無音世界」に楽曲が放り込まれ、そこで「特異に生きる」というイメージもある
サックスとストリングスの絡み合いも堪らない
…あれ
あ、そういえば、この ♪ラッキー・セブン って、ギターの印象がほとんどないなぁ
聴こえてこないか⁇
あれ
ある⁇
そんなんある⁇
…って
そんな ギター好き好き野郎 の僕でもそんなんどうでもよくなる「カッコよさ」があるな、この曲にはさ
ふいに無性に聴きたくなるのう
御愛読感謝