僕の青春の象徴、孤高の天才ロックギタリスト、ジェフ・ベックさんがお亡くなりになられました
かなり、ショックでかいです
取り急ぎ、先日書いたモノを再収録させていただきます
〜〜〜〜〜
[ふいに無性に]ジェフ・ベック ♫ホェア・ワー・ユー が聴きたくなる
ジェフ・ベック
♫ホェア・ワー・ユー
1989年発売のアルバム「ギター・ショップ」に収録のインストゥルメンタル・ナンバー
これ、初めて聴いた時、ぞわわわっと鳥肌立ちました
んで
物足りない…とも感じたのだ
それというのも、だって、わずか3:30ほどで終わっちゃうでしょ⁈
だって、この圧倒的なる美しさ…を構築しながらさ
この世界観だったら、もっと曲を広げて、さらにドラマチック、さらにテクニックを駆使して、さらに、さらに…
「もっと長〜く聴かせろやぁい‼︎」
と、考えて物足りなさを感じたわけ
さらなる展開、あるだろぅ〜
で、この「ギター・ショップ」アルバムが出た時、「ヤングギター」か「プレイヤー」だったか忘れましたが、ジェフ・ベックのインタビューを立ち読みしてそのあたりの質問あった気がする
もっと「つづき」があってもよかったのでは…⁇
それそれ、そこが聞きたかったのよ
で、ジェフ・ベックは…
「探せなかったんだ」
とかなんとか的なことを読んだ気がする
つまり、ジェフ・ベック本人が「これ以上の、その先」を見つけられなかった、と…
ぐぐぐ…っ
んで、僕はため息をついた記憶ある
さて、前に書いたことあるかと思うけど、ジェフ・ベック奏法、その「奥義」の一つに「アーミング」がある
アーム…とはいわゆる「トレモロ・アーム」よ
これね
ジェフ・ベックはクラシックなるストラトキャスター使用だからあんまり派手に「ゆらゆら」させちゃうとチューニングすぐ狂っちゃうし、いわゆるハード・ロックに適したフロイド・ローズ搭載のように大きくは揺らせないんだけど
だけど、ストラトキャスターのアームを繊細に操り、つまり「音階」を奏でてしまうわけね
アーミングでメロディを奏でる…というのは、まぁ、僕は初めて聴いたかなぁ
ほら、時代はスーパーギタリストが鎬を削っていたヘヴィメタル全盛期よ
ライトバンド奏法に速弾きにスィープに、より荒々しく、よりアヴァンギャルドなる奏法が1番もてはやされた時代
いわば
歴史上、もっともロックギタリストが珍重された時代であり、その進化と革新はピークに達しつつあった
ギター奏法は極点に辿り着いた、と思われたわけ
で、そこに、ジェフ・ベックがこの ♫ホェア・ワー・ユー を発表したわけ
あ〜
聴いたことない
こんなフレーズ、こんな音階を操るアーミング聴いたことない
あ〜
ジミヘンも、エディ・ヴァンも、サトリアーニも、ヴァイもやってないじゃんっ‼︎
さすが、1960年代からロックを引っ張ってきたギター・レジェンド…
天才の感性が編み出した音階アーミング…
で
そんな超繊細なる操作をしながら、さらに、ヴァイオリン奏法も併奏しとるんよ
ヴァイオリン奏法とは、ヴォリュームのつまみをフェードイン・アウトさせて、音が彼方から聴こえてきて、去ってゆく…を表現してるわけ
やばいよなぁ
まさに、針に糸を通すような操作を2つ同時にしとるわけだ
みてみて…
ね⁇
いやぁ
なんだか、どうにも、泣けます
ギターをいじる方ならばわかると思うんだけど、やっぱり、ジェフ・ベックって偉大なんよ
これ、ロック・ギター・インストゥルメンタルの一つの極地…だと思う
長い、長いロック・ギターの歴史上、幾多のギタリストたちが見つけられなかった「奏法」を編み出したのが…
なんと45歳になっていたジェフ・ベック…であった、と
ここ
込み上げてきちゃうところなんよ
(^^;;
〜〜〜〜
明日、また、追悼します