[ふいに無性に]ストーンズ ♫愚か者の涙 が聴きたくなる | ボクシング&ロック野郎 higege91の夜明けはまだか?

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人生の曲がり角に遭遇したボクシング&ロック・マニアhigege91。暇を見つけてはホール通い。ああ、俺は戦っているか!? ああ、俺は俺の求める『俺』に近づいているのか!?





今日の「ふいに無性に」は…







ザ ・ローリング・ストーンズ

♫フール・トゥ・クライ



1976年発売の傑作アルバム「ブラック&ブルー」からシングルカットされた、R&B色濃厚なるソウル・バラード




これ、ストーンズのソウル・バラードにおいて、最高傑作だと思うなぁ


これぞ、70年代ストーンズが到達した一つの極地…だと


技巧派ブルースギタリストのミック・テイラーが脱退


「ハード・ブルース・ロック路線」から脱却、ロン・ウッドが新ギタリストとして加入


ファンク、レゲエ、そして、さらなるブラックミュージックへの深掘り、そして、それらの新しい要素とストーンズ流ロックの融合が果たされた新境地が、この、傑作アルバム「ブラック&ブルー」であった、と


このアルバムをストーンズの最高傑作と呼ぶ声も根強いなぁ





さて、この ♫フール・トゥ・クライ ですか、邦題を ♫愚か者の涙 という


んで、どんな歌詞かと言えば…



家に帰ったときのこと
一晩中、働き続けた後の話
娘が俺の膝の上でこう言ったんだ
「どうしたの⁇ おとうさん」
娘の囁き声が甘く響いて来たんだ
なんて言ったわかるかい⁇ 

こういったのさ

おとうさんバカね
泣いたりして
ねぇ、どうしたらいい⁇
バカなおとうさん、泣いてばかりいるなんて…



ううむ


いやぁ、沁み入る…


くたびれて家に帰って、膝に娘を乗せると、その幼い娘に「泣くなんてバカね」と言われる


このシチュエーション、たまらんね


なんつうのかな


僕は子供いないからわからないっていやぁ、わからないんだけどさ


想像したらさ


あぁ


なんか、じわぁ…と込み上げるもの、ある


かなり、ある


まぁ、ぶっちゃけ、羨ましいのかもしれないけど、でも、その肌ざわりとともに、ささやかなる幸福のかけらみたいなものを感じちゃうよなぁ


歴史に残るスーパーロックスターのささやかなる幸福と、我々庶民のささやかなる幸福は、とどのつまり、ほぼ一緒…っていうことでよい⁇


発売当時のライヴ映像ね




これよ


これぞ、ストーンズによるソウル・バラードの真髄、極点よ


マイ・フェイヴァリットよ


ひと月に一度は聴く‼︎


御愛読感謝