[もう一度観たい映画]「ストーカー」タルコフスキー監督が浮かぶ | ボクシング&ロック野郎 higege91の夜明けはまだか?

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人生の曲がり角に遭遇したボクシング&ロック・マニアhigege91。暇を見つけてはホール通い。ああ、俺は戦っているか!? ああ、俺は俺の求める『俺』に近づいているのか!?



今日の「もう一度観たい映画」は…





ストーカー

アンドレイ・タルコフスキー監督作品




1979年公開の、ソ連発のSF映画


監督はキューブリックを凌ぐ⁇ 完璧主義映画作家の巨匠、アンドレイ・タルコフスキー


以下、Yahoo映画のあらすじ


>“ゾーン”と呼ばれる謎の立入禁止区域。その奥にある部屋ではどんな望みも叶えられるという。“ストーカー”と呼ばれるゾーンの水先案内人は作家と物理学者を連れて、その禁断の地へ足を踏み入れる。「惑星ソラリス」のタルコフスキーが再び手掛けたSF作品で、原作はストルガツキー兄弟。





僕がこれまで観てきた映画の中で、1番の「緊張感」を強いられた映画はどれか⁇ と問われたら、たぶん、この、「ストーカー」かもしれない


もうね、息が詰まる…っていうか


瞬きできない…っていうか


張り詰め方がハンパないのよ


さて


タルコフスキー…の映画は、とにかく難解である


理解しようとするだけ無理…だと思う


ならば…と


どこか局部であっても「理解できればいい」という見方で、仰々しく身構えずに鑑賞すればいいかなぁってことで、スタンスを変えた覚えある


そのくらいがちょうどいいかと


まぁ、僕にとっては…ね


…が、先に書いた通り、「緊縛を強いられる」こと間違いなし、との覚悟は必要かなぁ


けど、それこそが「難解映画」の醍醐味よぉ‼︎


かかってこいや〜‼︎


…ん、いや、まぁ、負け戦になるけど


けど、自分なりに「無理矢理」にでも、なんらかの「結論」や「納得」を得られたならば、それはかなりの「財産」となるわけだ


とくに、タルコフスキーの映画を最後まで鑑賞して、そこで見つけたもの、そこで感じられたもの、そこで実感したものは、「宝石」のような価値を秘めている可能性高い、と思う


断言する


とんでもなく、未体験なる金縛り的圧倒があって、さらに、人間の存在意義の「哲学的考察」があって、その上で、超真空的なる究極映像美が内包された傑作映画だと、断言させていただく


とにかく、ヤバイ映画なのです




アメリカ映画にはない、芸術性と哲学へのフォーカスは狂気の領域にある


たぶん、みなさまも、喰らいつける


「願いが叶う部屋」


に、みなさまも入りたくなるはず、である


この映画には、我々が暮らすこの「世界のなりたちの秘密」というか、理解されることをはね返し続ける「宇宙の秘密」的、禁断の「聖域」に肉薄する凄みがある


難解なる映画ばかりのタルコフスキー監督ですが、この映画はとっつきやすい方だと思うなぁ


僕はずーっともう一度観たい…と思い続けている





「世界」や「存在」についての「秘密」に触れたいならば、お勧めの映画である


緊縛っ…されてください


御愛読感謝