これ、昨夜の話なんだけど…
ちょっと、BSフジのプライムニュースを見ていて…
あ、僕はこの番組が数あるニュース番組で1番好きなんだけど、それはさておき…
司会の反町さんがウクライナ情勢を斬るテーマの中で…
大学教授の兼原さん、防衛研究官の山添さん、大学講師の小泉さんを相手に…
こんなこというとお叱りを受けるかも、と前置きしつつ
「ウクライナの一般市民のみなさまに逃げて欲しい、僕が先生だったら生徒たちにそう言いたい」
とぶっちゃけ、そういう論調も理解できる…と
すると、アシスタントの女性キャスターが
「わたしは身を挺して家族に守られても嬉しくない」
とも続けた
が、各論客のみなさまは否定された
かつて日本が敗戦して降伏した状況と、ウクライナやヨーロッパの小国が帝国主義に蹂躙された歴史は同列には比べられない、と
また、軽々に我々が祖国や主権や文化や自由を守るために戦うことを決意したウクライナの人々に逃げるべき…だなどと言うべきではないのではないか⁇
…的なお話だったか
また、さらに、ある方は、仮に日本がウクライナのように侵略を受けたら、私はまだ戦えるから戦いたいし、生徒たちに逃げろ、とも言わないだろう…とも言ったか
いやね、あれこれと支度しながら見てたから正確ではないんだけど、このやりとり… ゾクゾクするなぁ、と
さて
「あなたは、日本国が侵略されたら戦いますか⁇」
この問い、もはや、ファンタジーではなくなっている
今朝も北朝鮮によるミサイル発射のニュースがあった
日本海の東には中国、北にはロシアの世界二大専制国家が存在している
んんん
日本本土が爆撃され、中国人民軍やらロシア兵が上陸して、街が、インフラが、歴史が、文化が、主権が、生命が蹂躙される…とイメージする
日本のテレビコメンテーターがウクライナに降伏を勧める論を繰り広げて議論になっていることも知っている
プーチンが失脚するまで、ロシアが瓦解するまで故郷を捨てよ、と、生命あってこそだと…
では、イメージする
侵略国家に屈し、領土や主権や自由や財産を献上し、歴史も文化も放棄し、属国に成り下がってでも、生命さえあればよろしいのか…⁇
おまえら、明日から日本語は使ってはならない、と言葉を奪われ、愛する家族や同胞が強制労働を強いられ、略奪され、ついには、傷つけられ、犯され、殺されてもなお、生命さえあれば…と、無条件降伏を受け入れるが正しい…と言えるか⁇
国家を失うとは、主権を失うとは、自由を失うとはそういうことではないのか⁇
…と、考えてしまった
戦慄が走らないか⁇
そんなこと、ありえない、とお思いか⁇
いや、いま、かわいそうなウクライナのみなさまが強いられている残虐とは、まさに、そういうことではないのか⁇
現実に、いま、起こっていることが、これではないか⁇
まさに、武力による主権の侵害、侵略とは、まさにこれではないのか⁇
だからこそ、ウクライナのみなさまは圧倒的劣勢を大前提に、しかし、それでもなお戦っているのではないか⁇
…しかし
…しかしだ
僕は立ち止まるのだ
この手に銃を取り、侵略者と戦う勇気と気概があるのか⁇
と自問自答した時、立ち止まってしまうのだ
戦後教育の自虐主観と平和至上主義の呪縛に、我々はがんじがらめにされ、手足の自由を失っている、とはいえまいか⁇
日本国民は戦えないのではないか⁇
たぶん
いや、きっと…
日本人は、ウクライナの人々のようには戦えないだろう
たぶん、僕には無理だ
と、立ち止まってしまうのだ
情けないが、殺すのも殺されるのも嫌…としか言いようがない
平時ならば理想と理念を掲げて夢を膨らませばよい
しかし、いざ、有事と危機を目の当たりにした時、理想や理念など「国防」に全く役に立たない、逆に足枷となってしまうだけ、と明白になったのだ
さて、どうする⁇
「戦えない日本」をいかにして護る⁇
主権、領土、民主主義なくして、自由も生命もない
日本国なくして、日本人は存在し得ない
専守防衛、憲法9条、非核三原則、核共有議論…
どうする⁇
アメリカの核の傘は、本当に我々を庇護してくれているのか⁇
日本国は、自国は自国で護れる体制になっているのか⁇
アメリカをぼんやりと信じていればよいのか⁇
同盟国アメリカとは、本当に信じるに足る存在なのか⁇
今の日本国の在り方で…
主権、領土、財産、文化を、そして、愛する家族を、また、自分の生命よりも大切な人や子供たちを本当に護れるというのか…⁇
…と、ぞぞぞ〜っと想いは巡ったのだ
BSフジのプライムニュースを見ながら、歯ブラシをくわえたまま…
こんな想いが怒涛のように頭を巡ってしまったのだ
ロシアの暴虐乱心により、世界秩序は一気に奈落に落ちた
果たして、僕は、日本国の存続と存在のために、侵略者と戦い、侵略者を殺せるのか…⁇
…わからない、そんなの
ただ、しかし
今、自身の存在意義を護るために命懸けで戦っているウクライナのみなさまに、「逃げるしかない」と降伏を勧めるのは間違っている、とは思う
で、プーチンが失脚し、ロシアが瓦解、あるいは変革してからウクライナを再興すればよい、なんて口が裂けても言うべきではない、と思う
そんなアテのない話、そんな無責任な話を日本のテレビコメンテーターなんぞが、絶対にすべきではない、と思う
僕は銃を手に戦える、とは言い切れないけど
「護らねばならない」
「護るためにどうすべきか」
と、ならば言える
そして
全ての日本国民が総出で考え抜く時にある、と痛切に感じる
それは今なのだ、と、断言する
ちょっと手遅れかもしれない
…けど、今がその時なのだ、と断言したい
御愛読感謝