今日の「ふいに無性に」は…
ザ ・ビートルズ
♫ヒア・ゼア・アンド・エブリホエア
1966年発売のアルバム「リボルバー」に収録
この、わずか 2:25 足らずの小曲の、あまりの繊細さと美しさは、まさに、宝石の輝きを湛えているかと…
それまで、ガサツという扱いを受けていたロックが、こうも華奢にして今にもこわれそうな儚さを湛えた芸術作品に昇華された、という奇蹟的なる一曲のひとつ…かと
♫イエスタデイ の美しさはもちろん一つの頂点に達している…
が、その美しさは非常に大衆的なるもの、かと
しかし、この…
♫ヒア・ゼア・アンド〜 は前衛と実験精神の上に誕生した、極めて稀有なる斬新なる美しさを秘めていたかと…
計算され尽くしたエレキギターのハーモニーと柔らかなるコーラスが絡み合い、さらに、天才ポール・マッカートニーの極上なる至高のメロディに鼓膜をくすぐられる時…
あぁ
これぞ、至福の極み…
^^;
生まれてきて、ビートルズに出会えて、本当によかったぁ〜と
さて、♫ヒア・ゼア・アンド〜 はアルバム「リボルバー」の中においては、まだ、わかりやすい一曲でありますが、ジョンの試行錯誤はさらに飛躍的なる前衛と実験に満ちております
僕はビートルズにおけるアルバムの進化を考える時、特に 「ラバーソウル」から「リボルバー」へのあまりに革新過ぎる飛躍を考える時、一つ、浮かぶものがある
それはあのパブロ・ピカソにおける、「キュビズム」の思考的発明と実践…
この、多面なる視点と表現…
既視の懐疑と再構築…
全く新しい、美しさ…
まぁ、異論はあるかと思いますが、僕は絵画芸術における革命的進化の一つと、ビートルズの「リボルバー」における前衛と実験の革新、その双方のイメージが重なるのであります
「リボルバー」…
かなりヤバいアルバムだなぁ〜
ぶっ飛んでるなぁ
その,驚天動地なる感触のアルバムの中で、ひっそりと佇む一輪の花の如き、あまりに繊細なる美しき小曲…
♫ヒア・ゼア・アンド・エブリホエア
どうにもこうにも、ふいに無性に、聴きたくなる…
後のポールが歌うヴァージョン貼りますが、まぁ、これは全く別物…
う〜ん
悪くはない
悪くはないが、普通過ぎはらしくない
やっぱり、異端なる前衛アルバム「リボルバー」に収録の、オリジナルに優るものなし
だな
御愛読感謝