[ふいに無性に]ヴァニラ・ファッジ ♫キープ・ミー・ハンギング・オン を聴く | ボクシング&ロック野郎 higege91の夜明けはまだか?

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人生の曲がり角に遭遇したボクシング&ロック・マニアhigege91。暇を見つけてはホール通い。ああ、俺は戦っているか!? ああ、俺は俺の求める『俺』に近づいているのか!?


今日の「ふいに無性に」は…





ヴァニラ・ファッジ


♫ キープ・ミー・ハンギング・オン





1967年発売のアルバム「キープ・ミー・ハンギング・オン」に収録




オリジナルヴァージョンも貼る


オリジナルは約7分間もある大作になっていて聴き応えかなりある




アメリカ発のハードロック・バンド、あるいは、サイケデリック・ロック・バンド…


ん〜


これ、当時、「アート・ロック」なるカテゴリーの代表格か


いわゆるハード・ロックにありがちなかなりブルースに根ざした音楽性よりも、芸術性を重んじているというか、かと言って、プログレッシブ・ロックよりも大衆的というか…なんか、僕はそんな感じしてる


この ♫キープ・ミー〜 のオリジナルはあのダイアナ・ロスがいたスプリームスによるソウルのNo.1ヒットであります



面白いよなぁ


このダンサブルなるソウル・ミュージックが、なんともドロドロにして、あまりに暑苦しいほどの  (^^;;) 、激しく分厚くギラギラしたロックに料理されちゃったわけですが、まぁ、完全に異質なるものに思いっきり「変換」「再解釈」せちゃったわけで、「生まれ変わらせる系」の走り…だったのかなぁ⁇  と…


ヴァニラ・ファッジはビートルズの♫涙の乗車券 や♫ エリナー・リグビー もカヴァーしてるんだけど、これがまた独創的なる「再構築」をしていて、なんともいえない面白さがありますなぁ


この、異様なる暑苦しさ…の源泉はなにか⁈


後にあのジェフ・ベックと「ベック・ボガード&アピス」を結成する、ベースのティム・ボガードとドラムのカーマイン・アピスの激しすぎるほどの、灼熱のリズムセクションの爆発があるからでしょうかのう⁇




まぁ、ヴォーカルもかなり暑苦しいほどの熱量ありますけど


んで、この♫キープ・ミー〜 、ちなみに、我々オッさんたちには懐かしい80年代にキム・ワイルドさんよっとカヴァーされてます



これはなんていうの、パワーポップスっていうの⁇


いわゆるディスコ全盛期に全世界的に大ヒット


時代感あるなぁ


^_^


さて、話をヴァニラ・ファッジに戻すと、ロックンロールが「ロック」へと革命的に変容を遂げていく時代の、一つの姿というか、形というか、なんか、「表現への欲求」とその「焦燥」と「チャレンジ精神」というか、なんかそういうものを僕は激しく感じちゃうんだなぁ〜


だから、実は音楽的にはそこまで固執するほどではないんだけど、でも、その「表現探求」の悶えと混沌⁇ に、なんか惹かれちゃうというか、引っ張られちゃうというか…


つまり、ふいに無性に聴きたくなっちゃうわけ


まぁ、ハッキリ言って今はあまり再評価を受けづらいオールド・ロックかもしれないけど、僕はなんだかんだで好きなんだろうなぁ〜


ん〜


しかし、何度も何度も書いちゃって申し訳ないんだけど…


実に暑苦しい「ロック」である


(^O^)


御愛読感謝