[ふいに無性に]ミック・テイラーのギターが聴きたくなる | ボクシング&ロック野郎 higege91の夜明けはまだか?

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人生の曲がり角に遭遇したボクシング&ロック・マニアhigege91。暇を見つけてはホール通い。ああ、俺は戦っているか!? ああ、俺は俺の求める『俺』に近づいているのか!?

今日の「ふいに無性に」は…






ザ ・ローリング・ストーンズ


♫100年前



これ、1973年発売の「山羊の頭のスープ」に収録…



んで、なんでこの曲かと言えば…

ドラックが遠因とされるストーンズのギタリスト、ブライアン・ジョーンズのプール溺死後、その後釜で加入した技巧派ギタリスト、ミック・テイラーのリードギターが、ふいに無性に、恋しくなるからだ…





超技巧派ギタリスト、ミック・テイラー在籍時のストーンズ作品の中で、そのミック・テイラーのリードギターの素晴らしさを味わうならば、やっぱり、この ♫ 100年前 が1番だなぁ…と

かのエリック・クラプトンも在籍していたジョン・メイオール・ブルースブレイカーズ出身の、天才美少年ブルースギタリスト…

この時、ミック・テイラーはわずか20歳前後だったというからそれも衝撃的…

なんていうのかな、レスポールのねちっとしていて、分厚くて柔らかいディストーションサウンドは、同じレスポール使いの、あまりに鋭利なるジミー・ペイジとは完全に別物…

で、キース・リチャーズとの聴き分けをしちゃうと、その凄まじき巧さの差は歴然…



♫悪魔を憐れむ歌 "LIVE"


特に、名曲「悪魔を憐れむ歌」のギターソロが聴き分けするにはわかりやすいからお勧めします


ソロ前半がチャック・ベリー・スタイルのキースのギターソロで、その後、ミック・テイラーに引き継がれるわけですが、そのギターソロのセンスと技術の差が歴然と露わになる…


残酷なほど…


滑らかにして柔らかい、ブルースを基調としたミック・テイラーのリードギターソロは、ブルースブレイカーズ時代〜クリーム時代のエリック・クラプトンを彷彿とさせる



人によっては、ミック・テイラーのギターはこじんまりし過ぎって言われるかも知れないけど、そこは性格もあるのかなぁ…と


俺が俺が…ってタイプではないし、非常に控えめでよくも悪くも、ぶっちゃけ、自己主張は少ない



ただ、己がブルースギター道を追究しながら楽しみたい…って感じが強いのかなぁ、と想像します

♫ウインター

このギターソロも秀逸…

さらに…


こちらも滑らかにして美しい…


初期のエリック・クラプトンってよりも、オールマン・ブラザーズ・バンドの名盤「フィルモア・イースト・ライブ」における、あの、ハムバッカーのサウンドが頭にちらついてくるかなぁ〜⁇


デュアン・オールマンとディッキー・ベッツ…



この、ねっとりしたハムバッカー・ギター・サウンド…


ミック・テイラーはジミヘンのようなアヴァンギャルドな曲芸演奏はしないけど、若干20歳前後なのに、もう、円熟の域に達したような、「匠」のギターソロを披露していたわけですが、この、地味なる凄み…に、僕は震えてしまうのだ


ミック・テイラーのソロ曲…

♫レザー・ジャケット
う〜ん

控えめだなぁ〜

ま、

そこがいいんだけどさ

(^^)

御愛読感謝