ザ ・ローリング・ストーンズ
♫100年前
これ、1973年発売の「山羊の頭のスープ」に収録…
んで、なんでこの曲かと言えば…
ドラックが遠因とされるストーンズのギタリスト、ブライアン・ジョーンズのプール溺死後、その後釜で加入した技巧派ギタリスト、ミック・テイラーのリードギターが、ふいに無性に、恋しくなるからだ…
超技巧派ギタリスト、ミック・テイラー在籍時のストーンズ作品の中で、そのミック・テイラーのリードギターの素晴らしさを味わうならば、やっぱり、この ♫ 100年前 が1番だなぁ…と
かのエリック・クラプトンも在籍していたジョン・メイオール・ブルースブレイカーズ出身の、天才美少年ブルースギタリスト…
この時、ミック・テイラーはわずか20歳前後だったというからそれも衝撃的…
なんていうのかな、レスポールのねちっとしていて、分厚くて柔らかいディストーションサウンドは、同じレスポール使いの、あまりに鋭利なるジミー・ペイジとは完全に別物…
で、キース・リチャーズとの聴き分けをしちゃうと、その凄まじき巧さの差は歴然…
♫悪魔を憐れむ歌 "LIVE"
特に、名曲「悪魔を憐れむ歌」のギターソロが聴き分けするにはわかりやすいからお勧めします
ソロ前半がチャック・ベリー・スタイルのキースのギターソロで、その後、ミック・テイラーに引き継がれるわけですが、そのギターソロのセンスと技術の差が歴然と露わになる…
残酷なほど…
滑らかにして柔らかい、ブルースを基調としたミック・テイラーのリードギターソロは、ブルースブレイカーズ時代〜クリーム時代のエリック・クラプトンを彷彿とさせる
人によっては、ミック・テイラーのギターはこじんまりし過ぎって言われるかも知れないけど、そこは性格もあるのかなぁ…と
俺が俺が…ってタイプではないし、非常に控えめでよくも悪くも、ぶっちゃけ、自己主張は少ない
ただ、己がブルースギター道を追究しながら楽しみたい…って感じが強いのかなぁ、と想像します
♫ウインター
このギターソロも秀逸…
さらに…
こちらも滑らかにして美しい…
初期のエリック・クラプトンってよりも、オールマン・ブラザーズ・バンドの名盤「フィルモア・イースト・ライブ」における、あの、ハムバッカーのサウンドが頭にちらついてくるかなぁ〜⁇
デュアン・オールマンとディッキー・ベッツ…
この、ねっとりしたハムバッカー・ギター・サウンド…
ミック・テイラーはジミヘンのようなアヴァンギャルドな曲芸演奏はしないけど、若干20歳前後なのに、もう、円熟の域に達したような、「匠」のギターソロを披露していたわけですが、この、地味なる凄み…に、僕は震えてしまうのだ
ミック・テイラーのソロ曲…
♫レザー・ジャケット
う〜ん
控えめだなぁ〜
ま、
そこがいいんだけどさ
(^^)
御愛読感謝