ザ ・ローリング・ストーンズ
かなり、しんどい
また、初期、中期、後期、現在…と幅も広いし、時代によってカラーも変わる
でも、それでも、墓場に持って行くなら…って意気込みで厳選するのが、この企画であります
…で、悩みに、悩んだ挙句、選んだのは
♫ ユー・キャント・オールウェイズ・ゲット・ファッツ・ユー・ウォント
邦題:無情の世界
これ、1969年発表の名盤、「レット・イット・ブリード」のラストを飾る、7:29にもわたる大作
欲しいものはいつでも手に入るとは限らない…
真理です
合唱団のコーラスから導入、アコースティックギターのイントロ…
ミックのナチュラルな歌声は、徐々に力が漲ってゆき、思わず身体が縦に揺れるエキサイティングなるサビを迎える
これがスリーコードで作られているとは、にわかに信じ難い
でね、ギターはキースが好んで使うオープンGチューニングでカポタスト5フレットのオープンCでプレイしてる
これ、ストーンズ 大好きギターフリークには堪らない
キースのギタースタイルの王道の一つなんだよな
さて、ただ、僕はオリジナルヴァージョンを選択させていただきます
コンサートでは欠かせないLIVEヴァージョンも捨て難いんだけど、やはり、ソウルフルなるテンポ感爆発の空の雲を突き破って飛び出して行くような盛り上がりを聞かせてくれる、オリジナルヴァージョンこそが至高…かな、と
…これは流石にPVなんてない時代だから、オリジナル楽曲につけられた動く映像はない
「レット・イット・ブリード」は奇しくも、ビートルズが「レット・イット・ビー」を発表して解散したのとほぼ同時期の作品で、ストーンズ 結成の立役者、ブライアン・ジョーンズ参加の最後のアルバムでもある
で、ドラッグ漬けとなってしまったブライアンがその後にプールで水死体となって発見されるわけですが、それを思うと、タイトルにもなっている、欲しいものがいつでも手に入るとは限らない…という歌詞が、より重みを帯びてきます
そんなバンドが抱えた背景と60年代の終焉と脱却、ストーンズ が新時代を切り開いて行った足跡を辿ろうとする時、なんというか、僕はこの一曲に固執してしまうのだ
オリジナルヴァージョンとLIVEヴァージョンでは質が全く違います
僕の中では別物…
昔のLIVEヴァージョンにおける、ストーンズ には珍しい長いギターソロパートはミック・テイラーとロン・ウッドのスタイルの違いを感じられて楽しかったりするけど、やっぱり、墓場に持って行くなら、オリジナル…だよなぁ
アル・クーパーがピアノとホルンを演奏してるんだけど、その功績はデカイなぁ
さて、この ♫無情の世界 でありますが、アメリカのトランプ大統領が大規模集会で使用していて、これをストーンズ が勝手に使用するなっ‼︎ って抗議してるんだけど、ちょっと笑える
あ、♫スタート・ミー・アップ もトランプ大統領に使うなって抗議してやめさせてる
(^^)
トランプ大統領もストーンズ が好きなんだなぁ
(^^)
さて、なかなか、いや、かなり苦しかったけど、僕はストーンズ における究極選曲は ♫無情の世界 にしました
参考までに、♫ジャンピン・ジャック・フラッシュ と、♫フール・トゥ・クライ と、♫ビースト・オブ・バーデン と、♫ワイルド・ホーシズ ♫悪魔を憐む歌 で悩みました
あ〜
苦しかった
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