2015 5 30 WBO世界ミニマム級王座決定戦
1位 フリアン・イエドラス 24W13KO1L
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2位 田中恒成 4W2KO
1R 両者右構え ガードを上げて力強いワンツーを打ち込んでくるイエドラスに対して、やや距離を残して手数と的確なるジャブとカウンターを放つ田中 うっ!? 危険なるタイミングでのパンチの交錯も田中が制した 田中10-9
2R 田中の左が実に鋭い いきなりの左アッパーが炸裂!! っと、田中の右ストレートがイエドラスのガードを割った イエドラス、思わず体勢を崩した 下った 田中、ラッシュ!! イエドラス、何とか凌ぐも、田中の電光石火なる攻めのボクシングに翻弄されている 田中10-9
3R イエドラス、攻めのギアを上げた が、田中は冷静に捌いてみせる 接近戦ではイエドラスのパワーが優ったか? と、田中が左ボディーアッパー打ちからの連打でイエドラスの動きを止めた 田中10-9
4R 愚直なる接近強振型のイエドラス これを生成に見極めて対応 が、イエドラスの前進手数が優位だったか? イエドラス10-9
5R 猛進してくるイエドラスを足を使って捌く とその中盤以降は足を止めて打ち合う 超接近戦から田中のコンビネーションが炸裂っ おおっ なんたるハートの強さか!? 強打が武器のイエドラスに臆することなく右アッパーから右ストレートをクリーンヒット!!! 田中10-9
6R イエドラス、なかなか根性あるなぁ が、そんなイエドラスの猛進を正面から受け止める田中 イエドラスのショート連打が田中の顔面を捕らえたっ 田中、やや停滞っ イエドラス10-9
7R 荒々しく攻め込むイエドラスが優位もゴング間際 接近戦に応じた田中の連打も炸裂 素晴らしい打ち合いっ う~ん でも、イエドラス10-9かなぁ~?
8R 手数で優るはイエドラス っと、田中の右に場バックステップを踏んだイエドラス 互角気味も、見栄えのいいヒットで田中でいいかなぁ~? 田中10-9
9R 田中の連打ラッシュにイエドラスがロープを背負う が、決め手にはならない しかし、イエドラスもなかなか根性ありますなぁ 田中10-9
10R ラッシャーであるイエドラスのアタックをいなして的確なジャブとボディー打ちを命中させた 田中10-9
11R イエドラス、ぐっと歯をくしばって前に出続ける が、田中は足を使って的を絞らせない 田中10-9
12R ラスyラウンド イエドラス、ぐいぐいと攻めこむ 田中、踊るように身体を捻って挑発 イエドラスの猛進を捌く ここは手数でイエドラス イエドラス10-9
田中選手、なんと僅か19歳にしてプロ5戦目ですなぁ
衝撃的な存在感であります
そして、イエドラス、打たれ強く、そして、勇気ある猛ラッシャーでありましたねぇ
公式の採点 115-113 117-111×2
勝者、WBO世界ミニマム級新チャンピオン 田中恒成~!!!
プロ5戦目での王座戴冠 字面上は井上尚也選手の日本人最速世界王座奪取記録を塗り替えたわけですが、まぁ、その価値のほどは置いておいて、しかし、いい試合でしたねぇ
田中選手、その電光石火なる中間距離からの速射連打も素晴らしかったが、気後れすることなく打ち合った接近戦でのハートの強さも際立ちましたねぇ
一方、敗れたイエドラス、実に清々しく、想いの透けて見える懸命なるボクシングでしたねぇ
よくやった
ナイスファイトでしたねぇ
さて、田中選手、年内にもIBF同級チャンピオンである高山勝成選手との世界チャンピオン対決か…? なんて話もあるようですが、まぁ、まずは静養 そして、目標を定めなくちゃですねぇ
19歳の世界チャンピオン…
まだまだ未来は果てなく続くっ!!
おめでとうございましたっ
個人的にはテレビ中継に一瞬映った石原英康さんの姿の震えちゃいましたねぇ
元東洋太平洋チャンピオンにして2度世界に挑むも2度とも敗戦でしたが、その石原さんは田中選手の高校時代の恩師なんですねぇ
で、その石原さんのリングシューズを履いて今日は田中選手は戦ったのですねぇ…
いい話だなぁ、おい…
ってことで、その石原さんの喜びを想像してぐっとしちゃいましたぁ~
御愛読感謝
つづく