いつかの、あくびの出る山中を想い出しながら… | ボクシング&ロック野郎 higege91の夜明けはまだか?

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人生の曲がり角に遭遇したボクシング&ロック・マニアhigege91。暇を見つけてはホール通い。ああ、俺は戦っているか!? ああ、俺は俺の求める『俺』に近づいているのか!?

山中、7回“神の左”でV8!パヤノらビッグマッチの可能性探る スポーツ報知


>WBC世界バンタム級王者・山中慎介(32)=帝拳=が、7回KO勝ちで8度目の防衛に成功した。同級7位ディエゴ・サンティリャン(27)=アルゼンチン=を右リードジャブで終始コントロール。切り札の“神の左”で、23戦無敗の挑戦者を2度倒し、2試合ぶりのKO勝利を挙げた。V8で防衛回数は国内歴代5位タイとなり、数字以上に「敵なし」を印象づけた。通算成績は23勝(17KO)2分け。(観衆6000)

(略) 


 無敗挑戦者の武器の右のアッパーとフックを警戒し、緻密に研究。鋭い右ジャブとフットワークを織り交ぜ、距離を取る作戦で相手パンチに空を切らせた。ジャブはさえ渡り、2回以降、相手の鼻血は止まらない。セコンドが「ジャブでTKOに持っていけ」と指示したほどの切れ味。6回もそのジャブでガードの隙間をつくり、続けざまの左で先制ダウン。角度、強弱を変えたジャブで戦意をそぎ、左で仕留めるだけだった。「強引に来られると思った。これほど差があるとは…」と涼しい顔で振り返った。

(略) 


 今のバンタム級に敵はいない。その言葉を証明するには、他団体王者との統一戦で結果を残すことだ。WBAスーパー王者パヤノ(ドミニカ共和国)らが候補に挙がる。帝拳ジムの本田明彦会長(67)は「防衛回数や記録は狙ってない。相手選びが難しいのでランクの上の順位から声をかけながらやっていきたい」と語り、時間をかけてでもビッグマッチ実現を探る構えだ。


…山中選手、今がピークでしょうねぇ


まさに、「円熟」の域に達しております


WBA世界スーパーフェザー級チャンピオンの内山選手も然りでありますが、三十路の世界チャンピオンには悠長にその時を待つなんて暇はないのが実情ですが、しかし、ビックマッチの実現とは、そう簡単なものではないですねぇ…


わかっちゃいるけれど、なんとも、もどかしい…ですよねぇ


山中選手の、ボクサーとしてのピーキングは、まさに、「今」がその時でしょう


やるなら、「今」、なんですがねぇ…


でも、ボクサーってわからないものですよねぇ


山中選手もアマチュアで実績を残しているはずですが、僕にとっての山中選手の最初の印象って、実は、山中選手がスーパーフライ級で戦っていた頃の日本ランカー時代だったのですが、まぁ、実に歯がゆいと申しますか、なんとも突き抜けない印象で、ぐだぐだと(すいません・汗)見せ場もなく戦っていた印象が強かったのですねぇ


そう、大胆にも言ってしまえば、日本チャンピオンになれるかどうか?も、想像すらしないほどの地味なボクサーだったのであります


まぁ、僕に見る目が無かった…といえばそうかもしれませんが、でも、目を見張る強さとか、ダイヤの原石的なるときめきも感じなかったですねぇ


が、ある時、いきなり1RTKO勝ちで勝利した一戦を皮切りに、バンバン相手をなぎ倒し始めたわけですねぇ


そう、「開眼」しちゃった感がかなりありましたねぇ


で、当時、日本チャンピオンだった安田幹男さんを倒した一戦は壮絶なる強さでしたねぇ


日本チャンピオンになってからの山中選手のその後は、まぁ、みなさま御存知の「倒し屋」としてのイメージが定着したのですが、つまり、何が言いたいのかっていえば、今思えば、いきなり「化ける」、いきなり「開眼」する、いきなり「覚醒」することってあるんだなぁ…ってしみじみと感じるわけですねぇ


さて、次はどんな一戦がセットされるのでしょうかねぇ


しかし、神懸った強さになっておりますが、勝負試合を設定してあげて欲しいですねぇ


サンティリャンには悪いけれど、ちょっとレベル的にいまいちの相手では時間がもったいないですねぇ


山中選手の磐石なる強さを肌で感じながら、しかし、後楽園ホールであくびが止まらなかったいつかの試合を思い出しては、思わず、マニアックな喜びに浸る私でございます(笑)


ビックマッチ希望っ!!!


あ、それと、僕は「神の左」って表現が嫌いなんだよなぁ…


だから使わなくてすいません(笑)


御愛読感謝


つづく