内山、日本人初スーパー王者へ…について | ボクシング&ロック野郎 higege91の夜明けはまだか?

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内山、日本人初スーパー王者へ WBAが発表「乱立」批判も スポーツ報知


>プロボクシングWBA世界スーパーフェザー級王者・内山高志(35)=ワタナベ=が、日本人初のスーパー王者に昇格する見通しとなった。WBAは21日(日本時間22日)に公式サイトでスーパー王者に認定すると発表した。

 内山は2010年1月11日の王座奪取から王座在位期間は5年超で、暫定王者との統一戦を2度制するなど9度防衛を果たした。その強さは、WBAの中でも認知されている。節目となるV10戦は5月上旬に都内開催で調整している。

 所属ジムの渡辺均会長(65)は「WBAから連絡はあった。光栄な話だ」と前置きした上で、「WBAのルールに従い、今回はスーパー王者を受け入れざるを得ないだろう」と言葉を選びながら語った。7度目の防衛に成功した2013年5月にも打診されたが見送った。名誉な一方でデメリットもあるからだ。

 スーパー王者は、世界王座統括4団体でWBAが制定しているタイトル。通例では、他団体王者との対決を制した統一王者や5~10度の防衛に成功した正規王者など、選ばれし者しか、その栄誉は受けられない。現在は全17階級中で6人。47戦全勝を誇る世界5階級制覇でスーパーウエルター級のフロイド・メイウェザー(米国)や、21日(日本時間22日)にモナコで13戦連続KO防衛に成功したミドル級のゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)らが名を連ねる。

 しかし、スーパー王者の存在に批判の声も少なくない。内山の昇格に伴い、正規王座は空位となる見通し。つまり同一階級に「スーパー」と「正規」の複数のチャンピオンが存在することになり、昨今の「王座乱立」状況を招く要因の一つとなっている。

…嬉しいような、いや、微妙なような、という印象の、この内山選手のスーパー昇格(昇格でよい?)


まぁ、「王座乱立の要因」なんて記事にはありますが、煎じ詰めれば、WBAにしてみればチャンピオンの数が多ければ多いほどタイトルマッチの数も増えるわけで、つまり、「承認料」稼ぎが目的のチャンピオン増量という評価が、この「スーパー王座」の実態とも言われているのも事実なんですねぇ


かつては他団体チャンピオンとの王座統一戦を制したり、相当数の防衛を重ねた上で、ついに到達できる名誉ある立場であったわけですが、今や、WBAに関しては各階級に「スーパー」「正規(レギュラー)」さらに「暫定(指名挑戦者)」、おまけにこれみよがしに「休養(故障して戦線離脱を余儀なくされた場合)」なんてチャンピオンまで積極的に誕生させてしまっているわけで、いうなればひつの階級に最大で4名も世界チャンピオンが存在しちゃうわけですねぇ…


しかし、我らが内山選手に非があるはずなど当然なく、「強豪との対戦を望む」ご本人の意向とは別に、テレビ局との連携やジムの方針による結果としての現在があるわけで、まぁ、ファンとしては、まぁ、なんとも複雑であります…


内山選手は非常に賢いチャンピオンでありまして、その向上心と徹底的なる節制精神も崇高の領域にありますので、まだまだ防衛は続いて行くと信じておりますが、願わくば、内山選手が世界チャンピオンとして、さらに、一人のボクサーとして、その集大成に位置付けられるビックマッチの実現を願うばかりでありますねぇ


その年齢も35歳であります


衰えなど決して感じませんが、しかし、ずーっと全盛期と言うわけにも当然いきません


肩書き(呼び名・肩書き)よりも、内容を内山選手自身が望んでいるのを我々はよく知っているだけに複雑でありますが、ただただ、内山選手のさらなる充実を願うばかりであります


御愛読感謝


つづく