生中継観戦!! 「パッキャオ×リオス」 WBOインターナショナル・ウェルター級王座決定戦 | ボクシング&ロック野郎 higege91の夜明けはまだか?

ボクシング&ロック野郎 higege91の夜明けはまだか?

人生の曲がり角に遭遇したボクシング&ロック・マニアhigege91。暇を見つけてはホール通い。ああ、俺は戦っているか!? ああ、俺は俺の求める『俺』に近づいているのか!?

2013 11 24 中国 マカオ


WBOインターナショナル・ウェルター級王座決定戦


マニー・パッキャオ 54W38KO5L2D

×

ブランドン・リオス 31W23KO1L1D



アジアの英雄、いや、全ボクシング好きにとっての英雄、元6階級制覇チャンピオン、パッキャオの2連敗後の再起戦であります(ただし、判定負けとされたブラッドリー戦の採点は後に再検証されパッキャオの勝利が妥当であったとWBOが訂正)…


フライ級に始まり、挙句の果てにスーパーウェルター級まで制したその偉業は、恐らく、もはや、地球が滅ぶまで破られないであろう前人未到の領域であります


しかし、そんなパッキャオも今や34歳…


全盛期は越えてしまった、という事実は感は否めない…


なんと言っても、前戦の失神TKO負け(マルケスに一撃でのされてしまいましたね)はあまりにも衝撃的でありましたので、そのダメージのみに限らず、幾多の激闘の果てに蓄積した金属疲労に端を発する異変を心配する向きも多い…


が、まだまだ負けてもらっては困る…


この、奇蹟のボクサーには、まだまだ夢を与えていただかなくては困るっ


しかし、今回戦うリオスは実にタフな相手…


元ライト級チャンピオンにして、なんとも懐かしい印象の、生粋なるファイタータイプ、こちらもアルバラードに敗れてからの再起戦でありますが、尋常ならざる激闘派ですよねぇ…


ガチャガチャの打ち合い、超消耗戦になるとパッキャオも危ういとは思いますが、しかし、神業的踏み込みと、そこから繰り出される一刀両断の左カウンターが炸裂すればパッキャオのKO勝ちが濃厚…


また、距離感と出入りを駆使し続けながら付け入る隙を与えない戦いを行使すれば、いつかのマルガリートやコットと戦ったような勝ち方もできるはず…


でも、リオスの回転力に巻き込まれると危ないよなぁ…


さて、しかし、この一戦にイイ勝ち方が出来たら、来年にもメイウェザー戦もありえる…なんてアラム氏の意味深なる言葉も聞こえてきますし、となると、なおさら負けてもらっては困るっ


そりゃぁ、今なお光速瞬間移動し続ける史上最強の5階級制覇チャンピオン、メイウェザー優位は間違いないでれども、でも、ボクシング史上最高の奇蹟のボクサー、マニー・パッキャオならば夢を託したくなるのが人情でしょっ!?



ボクシング&ロック野郎    higege91の夜明けはまだか?


うぐぐ…


みたい、何だかんだいっても、やっぱりみたいっ!!!


頼むぞっ!!!


ってことで、以下は生観戦採点しますっ…


1R 御存知のパッキャオはサウスポースタイルのボクサーファイター 一方のリオスはオーソドックスタイプの激闘派 ファイタータイプのリオスだが、様子見のリオス パッキャオが中間距離からワンツーを叩き込む リオス、尻モチ お、スリップ 防御に重きを置いたリオス パッキャオ10-9


2R リオスも打って出てきた が、決定打は与えない パッキャオの遠距離からの右ボディーフック リオスはガードを固めてにじり寄る そのガードの隙をついてクリーンヒット しかし、リオスのラッシングも重厚になてきた パッキャオ10-9


3R リオスの突進を和bbツーと再度ステップで捌くパッキャオ 当てては動き続けるパッキャオだが、激闘派リオスのラッシャー振りはやはり恐い リオスの大きな右にパッキャオがのけ反る ロープを背負わされる クリーンヒットではパッキャオ上回るも、不穏を孕む展開 パッキャオ10-9


4R パッキャオ、ガードを固めたリオスのガードの隅間に左を捻じ込んで、動く、動く…!!! パッキャオ10-9


5R リオスの顔面にパッキャオの左がクリーンヒット、リオス、思わず舌を出す パッキャオ、まさに、闘牛士さながらに軽やかに当てて離れる華麗なる業を披露 しかし、動きすぎか? スタミナは大丈夫か!? パッキャオ10-9


6R パッキャオの独壇場となってきたか? 華麗なる当てて当てさせないボクシングを実践 パッキャオ10-9


7R スピードの差は如実 パッキャオのコンビネーションが実に軽やか 硬いはずのリオスのガードの隙間を的確に抉る リオス、瞼を切り、顔面も変形し始めたか? パッキャオ10-9


8R リオス、一方的な展開を打開したいが、愚直に出続けて消耗戦の中から勝機を見出すスタイルであるが、動きも鈍った… つらい展開 パッキャオ、そんなリオスを容赦なくなぶるっ!!! パッキャオ10-9


9R 中間距離から連打連打!!! パッキャオの綺麗な顔のまま リオス、前に出るも左ストレートを浴びていなされるっ パッキャオ10-9


10R 素晴らしいスピード、素晴らしい連打、素晴らしいボディーワーク パッキャオ、まさに完璧なる試合運び パッキャオ10-9


11R リオス、頑張ってる、頑張ってるが、このままではどうにもならない パッキャオが鋭い連打を中間距離から放り込み続ける なんたる手数!!! ガードを上げたリオスの顔面が弾き飛ばされる あぁ、こんなにも差があるとは… パッキャオ10-9


12R パッキャオ、ここは無理をしない 当てて離れ続けた!!! 完全復活!!! パッキャオ10-9


HIGEGE91の採点 120-108 の、フルマークで、パッキャオの大差判定勝ち!!!


公式の採点 120-108 119-109 118-110


勝者、WBOインターナショナル新チャンピオン マニー・パッキャオ!!!


いやぁ、いい勝ち方だったなぁ…


嬉しいなぁ


まだまだ動く、まだまだ鋭いっ 


さて、気になるのはその今後…


アラムさんはメイウェザー戦も匂わす言葉も残しているわけですが、僕は何だかんだいって、それが観たいなぁ…


そして、リオス、いくら前進ラッシングの激闘型とはいえ、こうもサンドバック状態にされてしまうとはねぇ…


よく耐えたけれども、残念でしたねぇ


でも、負けてもそう簡単には評価が下らんのが世界のボクシングであります


リオスが素晴らしいボクサーであることには変わらんと思います


パッキャオ、そりゃぁ全盛期は過ぎたけれど…でも、でも、アジアの英雄は、まだまだ戦うっ!!!


あ~ 安心したっ


さて、ちょっと運動に行こう!!!


御愛読感謝


つづく