▽東洋太平洋スーパーウエルター級タイトルマッチ12回戦 ○チャーリー太田(9回2分40秒 KO)沼田康司●(25日、東京・後楽園ホール) 東洋太平洋スーパーウエルター級王者のチャーリー太田(31)=八王子中屋=が同級1位の沼田康司(29)=トクホン真闘=を9回2分40秒KO勝ちで下し、8度目の防衛に成功した。序盤から打撃戦が続き、6回と9回に2度のダウンを奪った王者が粘りを見せた挑戦者を退けた。チャーリーの戦績は23勝(16KO)1敗1分け、沼田は20勝(15KO)7敗1分けとなった。
…昨晩はこれを生観戦しました
チャーリーも好きなのですが、しかし、今回は挑戦者の沼田選手を応援の気持で生観戦しましたが、戦前予想は不利、しかし、沼田選手というのは何か意外性を秘めたボクサーでもありまして、いつかの湯場戦のような大番狂わせを起こしてくれるんじゃないか、なんて期待を胸に観戦いたしました
戦いは手数とスムーズさで優るチャンピオンのチャーリー優位で推移するも、しかし、挑戦者の漲る気迫がホール全体に広がってゆく熱戦となりました…
が、沼田選手、その序盤から右腕を時折振って感触を確かめるような仕草をしており、どうやら故障・怪我をしたようにも見えました…
しかし、破格の強打を誇るチャーリー相手に、沼田選手はノーガードで挑発、「見切った」上での、逆転カウンター狙いの男気を発揮…
特に4Rの打ち合いは壮絶を極め、褐色のチャーリーもたじろぐ瞬間も発生、これは、まさかの瞬間がやってくるかもしれない…という展開になりましたね
が、その後は単発強打を捻じ込む場面こそありましたが、2度目のダウンで腰を落とした沼田選手、カウントを聞きながらも、しかし、立ち上がることをギブアップ…
そう、もちろん打ち合いの中から連打されてコーナーに詰められて打ち込まれてのダウンであったわけでありますが、これ、右手の怪我が明らかな印象もあり、そんな背景があってのギブアップであったようにも思えました…
にしても、結果こそワンサイドと評される内容であったかもしれませんが、しかし、挑戦者沼田選手の決意と意地を存分に観客は堪能させていただきましたねぇ…
昨日、会場にこられたお客様のほとんどが、「いい試合だった」と評価してくださることでしょう…
その理由とは、もちろん、挑戦者である沼田選手の奮闘に多くの方が感動したからに他なりませんね
---いい試合だった
そう、この言葉を、僕は何度も聞きました…
沼田選手、最高の「男っぷり」でありました、感動!!!
それにしてもチャーリーは強かったなぁ…が、しかし、アジア圏では敵無しでも、これが「世界」となると話は別…
スーパーウェルター…
チャーリーがアルバレスと戦って果たしてどこまでやれるか!? なんて妄想すると、思わず悶えてしまいますが、それが、世界的にも最も厚く熱い階級であるからこそ…であります
チャーリーの今後はいかに…!?
あ、最後に、沼田選手の声援を懸命に送っていた方の姿に僕はいたく感銘を受けましたねぇ…
---コウジ~!!! みんながついているぞぉ!!!
いいフレーズですよねぇ
---みんながついている
是非、後援会のみなさまには、名前を連呼する声援のみならず、このフレーズを使っていただきたいなぁ、と思いましたねぇ
ボクサーは孤独な稼業であります…が、一人で戦っているわけではない、みんながついている!!! ってのがなかなか込み上げるものあるじゃぁないですかねぇ…?
最後に一言、実に味のあるいい試合でした…
そして、沼田選手と一緒に戦っているような気持で、応援することができました…
心が震えました!!!
御愛読感謝
つづく