WBF・ＷＰＢＦ・ＵＢＣ世界クルーザー級王座決定戦に出場した、日本の「中年の星」、45歳の西沢ヨシノリ選手が世界タイトルを3団体まとめて獲得…というニュースであります
さて、しかし、ボクシング好きの方ならば、このタイトルはマイナー団体であり、また、西沢選手が年齢制限によってJBCより引退勧告を受け、国内におけるライセンスを失効していることは御存知でありましょう…
純然たる世界のプロボクシング的見地から見てしまえば、このマイナー団体の価値存在は無条件で評価できるものではありません…が、しかし、その年齢制限にこだわることなく、ひたすらに己のボクシング道を探求する西沢選手の孤高なる執念と実践、そのドラマ性は破格の感動を生みますねぇ…
が、年齢のことはもちろんでありますが、ボクシングとは命を落とす可能性を孕んだ危険な競技であり、長年のダメージの蓄積と体力判断力の衰退は免れず、また、実際、西沢選手がJBCより引退勧告を受けた国内キャリア終盤は観客も胸を痛めずにはおられない内容が多かったのも事実であります…
あちこちから波紋も呼びそうですが、しかし、一旦、西沢選手の、その努力の成果がベルトと言う形になったことに関して、嬉しく思うとともに、おめでとうと申し上げたいです…
でも、御家族の心中を思うと切なくなるのも事実であります…
御愛読感謝
つづく