「亀田プロ×ジョー小泉」の激論勃発!! について… | ボクシング&ロック野郎 higege91の夜明けはまだか?

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亀田プロ×ジョー小泉氏バトル勃発 BOX-ON


WOWOWエキサイトマッチの解説でもおなじみ、さらに、日本ボクシング界の「生き字引」にして、国際的マッチメーカーとしてもしられ、さらにさらに、あのファイティング原田さんに次ぐ、日本人で二人目の世界のボクシング界において殿堂入りを果たした、あの、ジョー小泉さんが、亀田兄弟を擁する亀田プロから訴えられかけている…という記事。


理由と詳細は「BOX-ON」さんのサイトをご覧になっていただきたいのですが、簡単に言えば、ボクシング評論家でもあるジョーさんでありますが、亀田大毅-オルティアーヌ戦を評して、「筆者が見てきた世界フライ級タイトル戦の中でも最悪最低」、これに対して亀田プロ(ちょっと前に亀田興選手が社長に就任されたのでしたっけね)が謝罪撤回を求め、これに応じなければ「日本ボクシングコミッションに提訴するとともに、民事刑事問わず必要な法的措置を講じる」としているという物騒な物言いとなっているようであります…


さて、個人的には、ズバリ、ジョーさんを支持いたします…が、しかし、かつての『亀田式』戦略を舞台裏で支えていたのもまたジョーさんでありますので、そのあたりが気になる方も多かろうが、とはいえ、ジョーさんのボクシング愛は世界屈指、さらにはその正義感と良心が後に亀田一家と訣別に繋がったのであると信じ、この際、僕はジョーさんを全面的に支持したい…という気持ちにさせられます…


もっとも、それ以前に、あの亀田大×オルティアーヌや、亀田興×ムニョスをどう評価するべきか?という基本に立ち返ってみれば、、まぁ、あのタイトルマッチを『世界戦』と呼ぶこと自体に抵抗感がある…という方も多いのではないか?さらにいえば、あのようなリスクを極力排したボクシングの試合を「面白い」あるいは「面白かった」という意見を個人的には一度も聞いたことがないので、ジョーさんの「批評」こそは一般的感想の代弁であると認識しております…


卑しく狡猾にして巧妙なる「亀田式」の全てを洗いざらいぶちまけていただきたいっ…と思いますが、まぁ、そんなことをしたらご自身も困るだろうし、また、ボクシング界全体の信用問題にも関わってもおかしくないので(そりゃぁ清廉潔白を信じたいですが、ねぇ?)、そうもいかないのでしょうが…


しかしながら、その『旬』を過ぎていたとは言え、亀田兄弟が内藤大助選手と坂田健史選手を降したのは事実なので、そこだけは認めざるを得ません…が、この二つの事実以外(重ねて申し上げますが、それぞれの選手が日本チャンピオンだった頃には逆に亀田兄弟は勝てなかったと信じますが、まぁ、これは負け惜しみと言われても仕方がありませんです)はどうにもこうにも認められる要素は皆無であります…


プロボクシングの醍醐味、それは文字通りの『オール・オア・ナッシング』であり、多くの世界チャンピオンたちもその大きなリスクを背負いながら4回戦から戦ってきたわけで、その「拳の研磨」の過程であるべき『修羅場』をファンが一緒に『共有』できなかったからこそ、亀田興選手は日本人史上初の快挙であるはずの『3階級制覇』を成し遂げたにもかかわらず、あくまで、それは「字面」でしか評価を受けていないのが実態であり、多くの古くからのボクシングファンに冷めた視線を送られ続けるのは必然であるわけであります…


さて、話をジョーさんに戻すと、ジョーさんが反駁しているのはこれら「亀田式」の字面的評価と実態の話でも戦略の妙とその政治的背景の駆使とかではない…


亀田プロからの強引なる申し入れを「言論の自由に反する脅迫行為」であるとの見解からの反駁であり、その焦点はここから始まったところであります…


あぁ、ジョーさん、負けるなっ!!! 屈することなかれ!!! ジョーさんの「酷評」は、多くの真なるボクシングマニア衆の代弁であることは間違いないのであります!!! ここでジョーさんが屈したら、ファンの気持ちさえもが『封殺』されてしまうようで、僕は耐えられないっ!!!


自分たちにとって「不都合」とあらば、やれ訴えるの「恫喝まがい」の連発の亀田一家のやり方には心底辟易しているのだ!!!


自分たちの「拳への評価」が気に入らないのであれば、自分たちで納得行くような「拳の評価」を得るための戦いをやればいいじゃないか!?


そのためのリスクを背負わずして何が多数階級制覇だ、何が史上初だ、何が記録だっ!!!


下らんっ!!!


過去の世界チャンピオンたちに失礼じゃぁないかっ!!


…っと、これ以上は、興奮してはいけません。


しかし、なんだかあまりにも『理不尽』じゃぁないですか、なんでこうも好き勝手言わせちょるんですか?


日本のボクシング界はそれでええんですか?


一体全体、どれだけ何を根拠に亀田一家に牛耳られにゃぁいかんのですか?


亀田プロがこのような恫喝まがいの強硬手段に出た背景には、恐らくではありますが、あの「激情家」、制御の利かない暴走機関車の如き例のご本尊の指令が発動されたからだと憶測しますが、結局、そうであれば、ボクシング界とは無縁のはずであろうとも、例え、その子供たちの世界タイトルマッチのリングサイドや控え室に入れなかろうとも、全ては「表向き」だけの話じゃないですかっ…!? ってことになりますよね?


ここに不条理の匂いを嗅いでげんなりしているのは僕だけではあるまい…


もはや、これはジョーさんと亀田プロだけの論争ではない…


JBCにJPBAにお尋ねしたい…


この論争はそう単純ではない…


これは日本ボクシング界の権威、そして、良心の問題であり、その先には真なるボクシングファンへの愛情へと繋がっていると考えていただきたい…


ファンとマニアへの愛情が試されている…とお考えいただきたい!!


もう、いい加減、堪忍袋の緒が切れる…って、一体、何度切れてるんじゃっ!!!


…っと、また激昂しかけてしまいましたが、ジョーさんにはこれに屈することなく、その「ボクシング眼」を翻すことがないよう希望します!!!


だって、みんなが、いや、世界中がそう思ったはずですから…


御愛読感謝


つづく