2年前の亀田大選手の世界タイトルマッチの際、セコンドについていた当時の史郎氏は「目潰し」や「肘打ち」等を指示し、その後、謝罪を拒否した格好でJBCから「無期限セコンドライセンス停止」の処分を受けており、最近になって兄弟それぞれの世界タイトルマッチが実現する運びになり、それを契機にか、長男の興毅選手は前哨戦のリングでセコンドライセンス無期限停止の解除を訴えるなどしていた矢先の、このニュースであります…
報道陣が集まる中、世界戦を控えた大毅選手の調整役を買って出てスパーリングを披露した、というわけですが、しかし、「指導」は一切してはならない身であったのですが、しかし、どうしても「火に油を注がずにはいられない人物」…なんですねぇ。
この際、史郎氏の人となりに関しては置いておいて、しかし、問題視すべきはJBCの対処・対応でしょう…
他の新聞に目を通すと、JBCは「これがパフォーマンスなのか、指導なのか事情を聞きたい」的な書き方がされていますね…
何を考えているのでしょうかねぇ…
指導であろうと、パフォーマンスであろうと、「無期限停止処分」を受けている身でありながら、公開練習で「スパーリング」したらNGでしょうに…
いつかの反則指示騒動の際、ボクシング界から身を引く…と明言した史郎氏であります。
JBCがこれを「パフォーマンスだったので問題ないです」なんて曖昧な対応をしたとするならば、この対応こそが問題視されるべきだと思います…
多くのボクシングファンが失望するでしょうねぇ…
毅然とした態度、厳格な対応をすべきです…
兄弟達の世界タイトルマッチに水を差したくはないでしょうが、それと史郎氏の「反則行為」は別もの…
これ以上騒ぎを大きくする必要はないとも思いますが、しかし、少なくとも、「セコンドライセンス復活」だけはあってはならないですよね…
史郎氏は恐らくは未だ「セコンドライセンス無期限停止処分」の意味をちゃんと理解できていないのでしょう…
常識者ならば、これはない…
そして、JBCがセコンドライセンスを復活させようものなら、さらに、コミッションとしての自らの立場とその責任を理解できていないのではないか…? という声が上がったとして、当然でしょうねぇ…
御愛読感謝
つづく