今夜のダイナミックグローブは日本ライト級＆スーパーライト級のダブルタイトルマッチ…
日本ライト級タイトルマッチ
チャンピオン 石井一太郎 × 挑戦者1位 三垣龍次
これはチャンピオン有利ってボクシングワールド誌は予想してますねぇ…
石井選手、最近はアウトボクシングを巧みに取り入れたテクニックと、本来から持っている強打をうまく融合した新戦術が冴え渡り、前の戦いではフィリピンの石の拳といわれた世界挑戦経験もあるランディー・スイコをほぼ完璧に攻略してますねぇ…
一方の三垣選手、こちらは好戦的なテクニシャンでとても綺麗なワンツーをコンパクトに打ち抜く正統派で、接近戦でも鋭いパンチを打ち抜き、そのコンビネーションは淀みない…
石井選手の強さはよーく知っているつもりですが、しかし、三垣選手の強さは「６．５－３．５」なんて評価はしっくりこない…
激しい打撃戦になった場合、「一発強打」では石井選手ですが、これが長丁場にわたる消耗戦になった場合、この我慢比べは三垣選手にも勝機が見えてくるような気がする…
ただし、決定的な「一発」を喰わずにその被弾を最小限にして、そして、より好戦的に打ち合い続けることが出来れば…なんて考えています。
また、石井選手のアウトボクシングがアマチュア時代から培った三垣選手の技術に通じるかどうか、が勝敗を分けるのだと思います…
予想は難しいけれど、KOで石井選手、判定で三垣選手…って印象ですねぇ…
僕は石井選手の一発強打も好きだけれど、三垣選手の勇猛果敢なテクニカルな打撃戦も好きなので、非常に悩ましいタイトルマッチ…であります。
日本スーパーライト級タイトルマッチ
チャンピオン 木村勇登 × 同級1位 小野寺洋介山
気がつけば日本王座連続防衛13度と言う破格の強さを誇る、まさに、各階級を通じて「最強の日本チャンピオン」の木村選手は変則強打で独特の間合いを駆使するサウスポーの強打者…
これに挑むは驚くべき手数とラッシングが武器の小野寺選手はタイトル初挑戦…
木村選手の「間合い」で試合が推移した場合、小野寺選手に勝機はあまり見出せない…ような気がしているが、しかし、小野寺選手の「距離潰し」がツボにはまったら試合は一気にKO必死の様相を呈してくるような気がしますね…
で、僕は実はこの小野寺選手がとても好きなんですよねぇ…
あのトランクスに縫い込められた「ひまわり」の刺繍と「なにくそ」の文字…
小野寺選手、打たれても打たれても絶対にさがらない脅威のスタミナと止まらない手数は単調でありますが、しかし、「これが俺の生き方であり、この真っ向勝負のボクシングが俺なのだ」…という信念が透けて見えるようなボクサーであります。
しかし、サウスポーにして強打のカウンターも得意とする木村選手のパンチは一撃必倒の破壊力を秘めているし、小野寺選手も被弾も多いので、中盤までのKO決着ならば木村選手で、最終盤の大逆転KOがあるとするならば極限のスタミナ勝負に小野寺選手が打ち勝つような場合じゃないか…なんて考えてますが、さて、どうなりますでしょうか…？
今夜はテレビ観戦…
夜が待ち遠しい…であります!!!
※訂正!!!
コメント欄のご指摘にもあったとおり、残念ながら録画中継でオンエアーはCS放送「G+」で9日午後６：３０～みたいです!!!
残念…
御愛読感謝
つづく