年末決戦「内藤大助×山口真吾」 WBC世界フライ級タイトルマッチ…について | ボクシング&ロック野郎 higege91の夜明けはまだか?

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ボクシング 内藤、山口と防衛戦…4度目 WBCフライ級 毎日新聞 



…確定、ですね?


12月23日(火・祝)、場所は両国国技館…


しかし、この毎日新聞のボクシング担当の来住哲司記者、本当にチクリ…というか、ズシーン…というか、スパイス効いてますね、いつも…


>世界王座13回防衛の具志堅用高、現役最多7連続防衛の長谷川穂積は、すべて外国人挑戦者と戦った。彼らを見習い、世界の強豪と戦ってこその世界王者であり、「国民の期待」に応えるものだろう。


仰るとおりであります…


とはいえ、この状況の根はもっと深く、亀田一家の一連の傍若無人と、さらに、内藤陣営と亀田陣営の双方をバックアップするTBSというテレビ局の方法論だったり、一部報道機関、亀田ジムを特例的無条件承認した東日本ボクシング協会だったり、そのような多くの負の布石がすでに存在し、そして、結果として「かき回された」部分がここへ至るまでの経緯に無関係ではない…とは、僕の印象であります。


だから、ある意味「国民の期待」に反する内藤陣営の選択に関しては、頭ごなしに否定する気にはなれない部分は存在します…


山口選手は嫌いではないが、しかし、このタイトルマッチが「世界」という冠に相応しいものであるか…といえば、正直「?」はつく…


けれど、この際、内藤選手に課せられたという2連続指名試合を観たい…ので、内藤選手を応援したい気持ちが強い。


1位のポノムルンレック・ギラティンデーンジムと、2位のフリオ・セサール・ミランダ…


これを連続撃破したら、内藤選手は更なる「輝かしい世界チャンピオン」という評価を歴史に刻むことになるが、このハードルの高さは並大抵のものではない…


それが解るからこそ、目の前で、その偉業が果たされるところを分かち合いたい…と願うのだ。


仮に、山口選手に敗れた場合、こう言ってはいけないのかも知れないが、その評価は確実に目減りしてしまうでしょう…


もちろん、山口選手も強豪であるが、しかし、これは「世界タイトルマッチ」であり、その戦いは「世界1」を証明するための舞台なのだ…


また、運命のめぐり合わせは不思議なものであるが、同時代に、それも過去に「引き分け」たあの坂田健史選手がWBA世界チャンピオンとして君臨し、そして、指名試合でデンカオセーンと戦うことが確定していて、その心意気と比べられてしまう部分は否めない…


そう、いつかのダブル世界フライ級タイトルマッチで評価を上げたのは内藤選手ではなく、坂田選手のゾンビのような無尽蔵戦法であり、その強靭な精神力であったのだ…


亀田興毅選手との戦いが実現するならば、僕は少しでも早い方がよい…という立場でした。


それは、内藤選手が年齢的に衰えることがあっても、更なる上積みを期待するのは酷だったからであり、日本一の人気者ボクサーとなった内藤選手ですが、そのモチベーション維持の問題も想像して実現するならば一刻を争うのではないか…? と、考えていたからであります。


話題性という意味でも、最近その不人気が完全に蔓延している亀田兄弟であるのでその方がよいし、それを期に亀田選手が復活するならばその方が可能性も高かろう…とも感じていました。


さて、しかし、「内藤×山口」が確定したのですから、これをいかにして「楽しむ」か…?


…について頭を動かしたいのであるが、ちょっと先延ばしにさせて貰いたいと思います。


なんとなく、心の整理が必要なタイトルマッチであることは、正直、率直な感想でもあるのは確かではなかろうか…?


御愛読感謝


つづく