お疲れさまです…
今夜は昼間に予告させてもらった、注目の10月4日(土)ダイナミックグローブについて、妄想します…
予告してしまったものだから、今日一日、ずーっとこのタイトルマッチのことを考えていました…
変態か、狂人か…って感じであります。
日本スーパーバンタム級タイトルマッチ
チャンピオン 下田昭文 18勝8KO1敗
VS
挑戦者 同級4位 三浦数馬 11勝5KO2分
先ず、チャンピオン下田選手は左ボクサーファイターで、非常に好戦的であります。なんと言っても、非常に高確率で見せてくれる「芸術的なカウンター」を繰り出して生み出してくれる、そのダウンシーンの数々には本当に惚れ惚れします…
一方、挑戦者の三浦選手は右ボクサーファイターで、なんともいえないやや変則的な距離感と踏み込みが素晴らしい技巧派でありますね… アマキャリアも豊富だそうで、2戦2勝のみの下田選手に対して、そのキャリアは37戦20勝17敗だそうであります…
専門誌のボクシングマガジンにはこう銘打たれていますね…
「目まぐるしいスピード対決。制するのはどっちだ?」
で、僕には技術論はよくわからないから、下田選手が劇的に「強くなった」、あの一戦を思い返してみたい…
2006年2月4日のダイナミックグローブ、そのセミファイナル…
下田選手、唯一の黒星である、「瀬藤幹人」戦…
確か、その前の試合で当時日本中位ランカーの小田島選手をフルマークの判定で破り、まさに、その天性のセンスを爆発させかけていた、思いっきり登り調子だった下田選手…
これに「噛み付いた」瀬藤選手…
これ、記憶を辿って失礼させていただきますが、下田選手、日本人離れしたハイスピードの立ち上がり、好戦的に攻め、確か2Rに瀬藤選手の顎をカウンターの左(多分…)で打ち抜き、綺麗なダウンを奪います… このキレは只事ではない…っていうどよめきもよく憶えていますね…
が、叩き上げの瀬藤選手、その強靭なメンタルとフィジカルが武器の曲者である… さらに、ガードを下げてヘソの位置からパンチを繰り出すフリッカージャブといい、肉を切らせて骨を断つ的な強烈な右も武器…
で、下田選手、ランカーになった時点ですでに指摘されていた部分ありましたが、「後半失速」するんですね…
後に日本タイトル獲得後、本人の発言ありましたが、この天性の才能とスピードをフル回転させるとスタミナが持たない…って弱点があったわけですね…
で、この瀬藤戦ですが、徐々に瀬藤選手のアグレッシブに押され、被弾を重ね、序盤の採点的優位を吐き出していったのですね…
そして、その気の強さが負の作用を膨張させて行ったような気がしますね。
瀬藤選手にしてみれば、スピードとキレを失いつつある後半の下田選手は格好の標的となった上に、さらに、自分の土俵、すなわち「打ち合い」に飛び込んできてくれたわけでありますから…
最終盤、下田選手は羽を奪われた蝶よろしく、重そうな身体でパンチを振るい続けましたが、逆にカウンターを喰い、足も止まり、あんなに早かったはずの「自分の時間」に追いつけなくなって、そして、観客からみても「クタクタの遅いボクサー」…という状況でした。
あれは見ていた僕も苦しかったですね…
今でも鮮やかにあの時の心境が思い出されますね…
最終盤、瀬藤選手のアグレッシブの前に効いてしまった下田選手、そう、「倒れる」あるいは、レフェリーに割って入られる寸前…って状態があった。
で、僕はこう叫んだわけですね…
「しがみつけー!! クリンチで凌げー!!」
さて、この試合は10回戦だったのですが、「94-95、94-96、95-95」の「2-0」のマジョリティーデシジョンで瀬藤選手の勝利でした…
両者とも気が強い選手ですから、その中盤における「打ち合い」は壮絶を極め、どちらにもポイントを振れる展開でしたね…
が、ボクシングの質の違いが出たのは最終盤ですよね…
序盤型の下田選手と、ほぼ最後まで同じペースで戦える瀬藤選手の違いが勝負を分けましたが、これ、「気迫対決」では五分五分でしたが、最後まで重心のぶれなかった瀬藤選手のボクシングの方が見栄えも良く、印象はやはり良かったように思いましたね…
で、この試合の初めての敗北後、下田選手はその身体の形が変わった状態で再びリングに帰ってきたわけですね…
いきなり世界ランクを狙った、ヘラルド・マルチネス戦でしたね… このマルチネスといえば、WBCバンタム級世界チャンピオンの長谷川穂積選手の初防衛戦の相手だった、あのマルチネス…
このマルチネス相手に序盤から確かダウンを4度くらい奪う圧倒的な才能を見せ付けました…
最後は負傷7RTKOでしたが、あの左ボディーストレートで奪ったダウンはまさに、芸術的な一撃でしたね…
長谷川選手と同じ、7Rでした。
つまり、瀬藤戦前と、その戦後の下田選手の「圧倒的変化」に僕は愕然としたのですね…
選手を劇的に変える「一敗」…って、あるのですよね。
その後の破格の強さは皆様ご存知の通り… で、先日のダイナミックグローブの余った時間に流されていた過去VTRで、下田選手が東日本新人王に輝いた6回戦が流されていて、この時の下田選手、最後はへろへろでしたねぇ… 同じ選手とは思えませんでしたね… そして、今の下田選手の安定振りを改めて考えて、唸ってしまうわけであります…
その強さの説得力に、僕は唸るわけですね…
「どん底」を知っている天才…という豊穣な境遇に、なんだか、死角なし…って思っちゃいますね。
日本王座戴冠の山中戦ですが、序盤にダウンを奪う展開から、最後に巻き返された印象もありますが、あれは、ボクサー山中大輔の輝きであって、僕は下田選手の失速?はあまり感じませんでした…
最近は判定が続いていますが、その「あまりにも鋭い攻撃力」は恐ろしいほど…ですね。
まさに、天性の塊…だと僕は感じています。
で、三浦選手、まだ無敗であるが、僕には現日本1位の木村章司戦は「実質敗北」…のように、僕には見えた。
木村選手のパンチをかなり被弾していたし、テクニシャン対決となったこの好カードであったが、その判定に僕は不満が残ったままでありますね…
が、三浦選手にも苦しい過去がある… ある詐欺事件の容疑者となってしまい、約1年間リングから遠ざかってしまった時期がある(これは後に裁判を通じて実刑を免れています)…
これは現役ボクサーであった彼に忍耐と精神的苦痛との戦いを強いたはずで、未だ無敗を守り続けていますが、きっと今の彼を支えている大きな出来事であったに違いないですね…
リングに立てる喜びを見出したとするならば、自らを支えてくれた支援者への感謝も含め、三浦選手の精神面を語る上で、無視できない部分だと思います…
で、具体的な戦いですが、僕の「妄想」ですが、パンチの重さで上回る下田選手のアグレッシブが序盤から展開されたとして、これを真っ向からは迎え撃たないはずの三浦選手が、どれだけ積極的になるか…によって、試合の流れが変わると思いますね…
下田選手も一瞬にして距離を詰めてカウンターパンチを放つタイプですが、自分から踏み込む積極性では、三浦選手を上回ると思います。
三浦選手、これを「捌く」展開、あるいは、思い切って、思いもしない飛び込み方で、攻め入ってきそう…
これ、「一瞬の間合い対決」ですね…
面白いですね…
身体的な「分厚さ」を感じるのは下田選手ですが、僕はKOにしても判定にしても、気の強さも含めて、アグレッシブを発揮できる下田選手が勝利し、4度目の防衛成功…って考えてますが、みなさんはいかがであろうか?
三浦選手の独特な間合いが下田選手のアグレッシブを煙に巻いてしまう可能性もありますが、しかし、両者スピードスターなわけだから、三浦選手にとっても、今までとは次元が違うと思うんですよね…
どうかなぁ…?
では、今夜はこの注目のハイスピード対決をみなさまに妄想していただけるよう、両者の過去生観戦記を再収録しておきます…
お役に立つかは解りませんが、振り返っていただければ、と思います…
また、この夜同時開催の、日本フェザー級タイトルマッチ・王座決定戦はまた、改めて書きます…
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2006 2 4 ダイナミックグローブ より
そして、セミの下田昭文が負けたと聞いて、驚くファンも多いだろう。
圧倒的なスピードとセンスで連勝街道まっしぐらだった無敗のホープ・下田昭文が負けた。
下田昭文 日本スーパーバンタム級 8位 12勝7KO無敗
VS
瀬藤幹人 同級 16勝7KO6敗1分け
下田は無敗のまま日本王座挑戦まで漕ぎ着ける逸材だと信じていた。
…が、瀬藤は序盤から下田へ猛烈なプレッシャーを与え、そのリズムを崩し、距離さえ奪った。2Rに下田は技ありのカウンターでダウンを奪ったが、瀬藤は終始下田を追い詰め、徹底的に前進したのだ。捌ききれない下田はスタミナも消耗してゆき、被弾も蓄積して、後半はへろへろ状態だった。華麗なスピードスターが「翼」をもがれたとき、こうも弱弱しいものなのか…?
元々パワーとタフネスが売りの瀬藤はガンガンきたし、下田の切れのあるパンチを貰い続けるも、そのココロは全く動じなかった。足の動かなくなった下田は手打ちの連打で瀬藤の距離で足を止めて打ち合うも、もう崩れ落ちる寸前まで追い詰められていった。
HIGEGE91は思わず叫んだ!!
そおだ、クリンチして凌げー!!
HIGEGE91の採点 97-94 瀬藤の勝ち
公式の採点 95-95 95-94 96-94 瀬藤の2-0判定勝ち!!
しかし、下田にもう少し「パワー」があれば、2Rのドンピシャカウンターで瀬藤は立ち上がれないほどのダメージを負わせられたのに…って思ってしまいました。でもまだ1敗。もっと強くなるために必要な1敗ではなかろうか?いい薬を処方されたと思ったほうがいい。いつか、こういう局面は訪れていたと思われる。早い方がイイ。がんばれ!!
でも、気迫が凄かったな。瀬藤は…。ノーガードで変則的な戦いを仕掛ける勝負度胸も凄かった。お互いに効いていたが、パワーとフィジカルでスピードとセンスを粉砕した!! って内容だったと思う。その度胸、気迫、根性、感動した!! 晴れて日本ランカーだ!! がんばれ!!
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2008 4 5 ダイナミックグローブ <テレビ観戦>
日本スーパーバンタム級タイトルマッチ
チャンピオン 下田昭文 17W8KO1L
×
挑戦者 山中大輔 21W14KO3L
1R じわじわとサウスポー下田が山中を下がらせる展開。 下田の手数とアグレッシブを評価 下田10-9
2R 山中の打ち終わりに左ストレートカウンター炸裂、ダウン!! 下田、追撃と、山中の右をまともに喰う!! しかし、、ポイントは下田。 でも、山中の左フックは大きくて怖いな 下田10-8
3R 下田ノーガードで挑発。下田が右フック、さらに左ストレートをクリーンヒット。下田10-9
4R 下田、山中をロープに詰めてクリーンヒット、そして、「来いや!!」と叫ぶ!! 下田10-9
5R 下田、離れ際のパンチに減点1。下田今夜は冷静さを欠いているか… バッティングで山中右瞼をカット。 山中やや積極的なったが、カウンターヒットで下田かな… 減点もあったので9-9
6R 山中の左が当たるも、下田はコンビネーションをまとめ、さらに左を突き刺す!! 山中の気迫が徐々に目で見てわかるようになってきた…が、下田の有効打を評価 下田10-9
7R 下田が山中を追い込んでゆく。山中右目が見えないようだ。山中の大きな右アッパーに合わせた下田の右フックが有効!! 山中、大振りな様子を見るとかなり厳しそうだ 下田10-9
8R 山中、血みどろでも果敢だ。下田、距離を詰めてカウンターを打ち抜く、さらに山中のパンチを見極めてクリーンヒットを射抜く… 山中、苦しい。しかし、よく倒れない。下田10-9
9R 山中、大きな左右を振り回し、しかし、下田は見極め、ピンポイントに左を叩き込む 山中の空転に胸が詰まる… しかし、下田よ、止めを刺せ!! 下田10-9
10R もはや右目がすっかり塞がった山中、気迫で手数を繰り出す…が、下田がその隙に左フックをきっかけにボディー打ちのラッシュ、もう山中、立っているのが精一杯… 下田がボディーストレート、山中下がる… もう打ち込むパンチも蚊が止まりそうに力がない… 下田が追撃、残り10秒 下田がラッシュ、山中、いつ崩れてもおかしくない…
ゴング…
チャンピオン下田が、燃えつきかけた挑戦者山中を抱きとめる…
下田が離れたら、山中は崩れ落ちてしまうのではないか…
美しい…
下田「前回戦った時から、山中選手を人として尊敬してました、だから来なかったのでどうしてかな…と思ったんです」
公式の採点 97-92 98-91 99-90
higege91の採点 99-90
チャンピオン 下田選手のV3達成!!!
いい試合だった… で、次がメインイベント!!!
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2007 10 8 後楽園ホール ダイアモンドグローブ
ここ数日、寝る暇がない… しかし、どうしても見たいカードがある… 仕事と肉体の限界に挑むボクシング生観戦シリーズ… いや、別にシリーズではない…
徹夜明けの体を引きずって一旦2時間程度漫画喫茶で仮眠を取り、そして、辿り着いたのはいつもの場所…
聖地・後楽園ホール…
あほや、僕はあほや… わかってる… でも、確かめなくちゃ気がすまない…
元日本スーパーバンタム級チャンピオン・木村章司…を僕は応援している。
なぜか?
あの惨めな惨めな惨敗… 日本王座から転落した初防衛戦での消極的な守りのボクシングに僕は一度絶望したのだ。
もっとも、ダウンこそ奪ったものの、タイトルを奪った中島吉謙戦もスプリットデシジョンで際どかったし、「何か一つ」足りない技巧派…と言う印象が拭えなかった…
が、その福原力也選手に完全にペースを奪われて結果逃げ回った王座陥落戦からの再起戦で、僕は木村選手が好きになったのだ…
元世界王者のヨーダムロン・シンワンチャー(当時確か世界4位)を迎え撃って自らの持ち味であるフットワークを完全封印、頭を押し付けての超接近戦勝負に打って出たあの戦い…
木村×ヨーダムロン ディフェンスを捨てたディフェンスマスター 過去観戦記事
その勝利に僕は胸を打たれたわけであります。勝つために、自分を取り戻すために「最大の武器」を捨て、真っ向勝負を挑んだヨーダムロンとの再起戦は文句のない判定勝利であった…
世界ランク復帰… そして、ついに迎えた日本王座返り咲きのチャンス… 福原選手を負傷TKO で破った山中大輔選手とのタイトルマッチ… これ、クリーンヒット数では上回るも、フィジカルと粘り強いプレッシャーの前に屈して1-2の割れた採点で敗北… しかし、福原戦のような「逃げ腰のボクシング」ではなかった…
その後、無敗の日本2位の宮将来選手と上位ランクをかけてサバイバルマッチを行い、ダウンを奪う判定勝利…
そして、今夜のダイアモンドグローブ… 再び無敗のホープ・日本7位の三浦数馬選手を迎え撃つ、「チャンピオンカーニバル出場者決定戦」的意味合いを持つこの戦いである…
気がつけば三十路ボクサーだ… 天才の名を欲しいままにしていた木村選手ですが、最近は「泥臭い」ボクサーになった。際どく勝つ、あるいは際どく敗れる… 必死だ。やはり、懸命でなければ応援できない。
さて、三浦数馬選手の僕の印象は線が細いが巧く鋭いボクサー…
独特な左手を下げた前傾姿勢から繰り出されるジャブワンツーと距離感を駆使する早いアウトボクサー…
である。そして、ボクシングワールド誌の「本誌予想」コーナーでは『5・5-4・5』で三浦選手を支持する内容であり、僕個人的にはその「本誌予想」が気に入らなくて、寝ずにホールへ足を運んだわけである(もっとも、その「本誌予想」にたてついた「梅津×秋葉」で僕の予想は大外れでしましたが…)。
今日もデジカメは会社に忘れたので写真はなし…
元日本スーパーバンタム級王者
日本スーパーバンタム級1位 木村章司 20W7KO2L1D
×
日本同級7位 三浦数馬 10W5KO
1R 三浦のジャブの鋭さに驚愕… は、早い… なんだこれ!? さらに距離を巧く保ちながらその独特な前傾姿勢から長いリーチを生かして遠距離射撃… 木村、細かく頭を振りながら、そのジャブをグローブで弾きながら接近… 手数と攻勢で三浦か… と、ここで飛び込んで放った木村の右オーバーハンドが三浦の顔面を打ち抜く!! 効いた!! 揺れる三浦… これは決定的な有効打であった。木村10-9
2R 三浦の高速ジャブパーリングし続ける木村、この防御技術は凄い。しかし、この回の木村に有効打は生まれず、細かくとも有効打を奪った三浦のR。しかし、空振りするも三浦の右ストレートはドンピシャで当たったら怖いだろうな。三浦10-9
3R 飛び込んだ木村のわき腹に三浦の左ボディーが炸裂!! と、その瞬間、木村がほぼ同時に放った左フックが三浦の頬を貫いた!!! 三浦、ダウン!!! 木村にはこれがあるんだよな… 一発はないが、タイミングでダウンを奪う巧さが… 三浦、あまりダメージは感じさせないが、やはり焦るだろうな… 木村10-8
4R この夜の木村、あの素晴らしいとため息が漏れそうな三浦のワンツーをことごとくブロック、手数では劣るもにじり寄って三浦をコーナーに閉じ込めると畳み掛ける流れを作り出す。ここは左右フックを当てた木村か… 木村10-9
5R 三浦としては最大の武器であるジャブを封じられて苦しい展開。三浦の右ストレートが空を切る。木村はカウンター狙いで手数が減ったのが残念だがギリギリ有効打数では上回ったかな… 木村10-9
6R 三浦、ロープを背負う場面が増える。サイドへステップが踏めないのか、気がつくとコーナーを背負う展開。しかし、木村も有効打が少なく、互角とした。10-10
7R ジャブを封じた木村がコーナーに詰めていきなりの右を好打、ここは木村。 木村10-9
8R 三浦のボディー打ち、さらに右ストレートが有効。手数の少ない木村、ここは三浦のR。しかし、三浦は勝ちにこだわるならば自分から打って出るべきではないか? 遠距離からワンツー、右クロス狙いはいいが、もっと果敢に行って欲しい。
三浦10-9
9R …と、三浦が積極的に打って出る。飛び込んできた木村に左ボディーをカウンター気味に浴びせるも、右までは繋がらない。一方、木村は有効打が生まれない。木村、最終盤に右フックを当てるもここは互角か?10-10
10R ラストラウンド!!! 木村が三浦をロープに詰めてショートパンチを連打、三浦は右アッパーを好打、一進一退の展開も、ここは手数と積極性で三浦か。三浦10-9
試合終了…
higege91の採点 97-94で木村章司選手の勝ち!!
公式の採点 97-95(三浦)… ざわ… マジ!? この前の河野×ソンソナみたく「その程度か」なんて言われちゃう!?
97-96(木村)… 割れたよ…
96-96… あら?
三者三様のドロー!!!!
あ、そう…
僕には序盤の木村選手が逃げ切ったように見えましたが… いかがでしょうか?
さて、こうなると現日本スーパーバンタム級チャンピオン・下田昭文選手に年明け挑むのが確定的になってきた木村選手…
面白いですね… しかし、スタミナ難を延々と囁かれてきた圧倒的天才肌の下田選手、ここ数戦はスタミナ難はもう全く感じませんですね… やばいスピードとキレが武器のボクサーファイター…
これ、流石に下田有利の「本誌予想」ですだろうな… しかし、今夜の三浦選手のような「巧さ」を殺すことのできる木村選手にも何か可能性は感じますよね、三十路ですが…
しかし、手数だよな… カウンター狙いもわかるけれど、微妙にポイントを落とすからな… ここが厳しいところだと思うんだよなぁ… カウンターの「切れ味対決」となれば現状では下田選手だろうから、確実に「もっとはっきりわかる」優勢を奪う何かがないかな… なんて、同じ三十路同士だから心配しちゃう…
さて、三浦選手、中盤腰が引けたか… あの右オーバーハンドを警戒しすぎたか? いや、なんと言ってもジャブをかなり封じられたから展開が作りきれなかった印象か? とは言え、いい選手でした。テレビよりも数倍強く見えました。あの空転が多かった右ストレートは当たったらザックリと相手は倒れそうでしたぁ…
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なんて、生観戦一部を振り返りましたが、さて、「三浦×木村」ですが、僕が木村選手を応援しているから、贔屓目に読めちゃうかもしれませんが、さて、採点はなるべーく公平に見るようにしてますが、まぁ、個人の主観を通じて記されている…って意味を忘れずに理解していただければと思います…
それでは、是非、みなさまそれぞれ「妄想」の世界へどっぷりと浸かっていただき、それぞれのご意見があれば書き込んでください…
御愛読感謝
つづく