これは前例のない異形であり、あまりにも特殊すぎたために古くからのファンには敬遠され続けております。
また、次男・大毅選手の世界タイトルマッチでの反則行為とセコンドの父・史郎氏と元世界王者である長男・興毅選手が公共の電波に乗せた「反則指示」の悪影響は空前絶後の世論の反発を受けたわけでありますが、現在、メキシコにて修行中とされる件の兄弟ですが、前述の世論の激しい非難を浴びたにも拘らず、破格の傍若無人ともいえる再起戦を仕立て上げた、とする疑惑が存在します。
これは海外メディアでインターネット上で公開されているものであり、これが事実であるとするならば、「反省が全くなされていない」という驚愕とともに、そのような悪しきマッチメークを今後も日本国内で強行する恐れもあり、亀田ジム承認にあたり、この部分の精査、調査を経て承認・許諾に向かっているのかどうか… と危惧する声が多く集まっております。
亀田ジム協会承認議論の前に、この試合の詳細を通じて、件の一家の現状を検証させていただきます。
7月12日のメキシコ開催の「興毅×モンティエル」についてですが、先ず、フィリピンのアポロニオ選手と戦うと報道されていましたが、これが試合4日前に急遽キャンセル、理由はビザが下りなかったためとされていますが、一部報道にフィリピン・ボクシングコミッションは肩書き実力の違う亀田興毅選手との試合申請を承認しなかった、という記事が存在します。また、このキャンセルに伴って急遽試合出場が決まったモンティエル選手ですが、最近はその主戦場をスーパーバンタム、バンタム級で戦っている選手であり、たった4日間で非常に過酷な調整を強い、計量後は意識も混濁状態であった、という記事が挙がっています。さらに、その試合において2R興毅選手が3度倒してKO勝利を掴んだ、と新聞報道がなされましたが、このダウンを奪ったパンチがことごとく「ローブロー」であったという記事も存在します。
以下はその「興毅×モンティエル」戦における試合に関する記事へのリンクであります。
亀田×モンティエルの2R目の3つのダウンがいずれもローブローによるものであったとの記載
決定打となったローブローについて、試合後にモンティエルが抗議したとの記載
モンティエルが1度目の計量に失敗後、2時間で2.1kgを落とし、悪体調であったとする記載
1回目の前日計量の結果、亀田は113.3ポンド、モンティエルは116.8ポンドであったとの記載
1回目の前日計量の結果、亀田は113.3ポンド、モンティエルは116.8ポンドであったとの記載 (別サイト記事)
亀田×スイコ戦にはGAB(フィリピンコミッション)の承認がおりなかったという記載
亀田×スイコ戦にはGAB(フィリピンコミッション)の承認がおりなかったという記載 (別サイト記事)
■ジム開設の要件たる「推薦人」の意味は不明ですが、普通に考えれば、「ジム開設した場合に想定される諸問題は生じない。大丈夫だ。」という意味で推薦するのか、「そういった問題が生じた場合は自己の責任で解決する。」という趣旨でなければ、本来、推薦人を立てる意味は全くありません。「諸問題の不発生を保証しない、あるいは、諸問題発生時に何らの責任をとらない。」というのであれば、推薦人を置く意味は全くないからです。
■申請に不備がないことは最低限の条件であって充分とは言えず、この特殊なケースでさえ「内容・実質の検討」をしないのは職務怠慢と言えます。
推薦人の意味の空洞的な存在感…にファンは全く納得できない状況にあることを報告させて頂きます。また、承認の暁には亀田プロモーションの五十嵐氏が会長職に就くと言われていますが、これは「形だけの会長」であり、その実質・実権の掌握はボクシング界から自ら身を引くと宣言された父史郎氏にある…という『からくり』は関係者でなくても一目瞭然であるわけですが、現在ライセンス無期限停止処分中であり、『無関係者』である立場の亀田史郎氏の関与と干渉を協会は暗に認めるということにになります。
これに関してもファンの多くは疑問視しています。そして、さらに、亀田ジムが社会に対して、いかなる貢献を果たせる存在であるのか?どのような志、意欲、覚悟を以って取り組もうとしているのか…という点も協会側が充分議論すべきであり、その承認の根拠をファンにも伝達しなければ、もう収まりがつかない状況であるという事実を認識していないのであれば、これは何とかすべきであると進言させていただきます。
2)亀田ジム設立を推薦した渡辺会長が示した「3つの条件」の甘さと実態について…もファンは非常に悩ましく感じています。先ず、その条件をもう一度おさらいします。
①日本人対決の実現 WBA王者坂田健史、WBC王者内藤大助戦を行う。
②ルール、マナーの厳守 反則禁止はもちろん、協会、日本ボクシングコミッション(JBC)の規定を守る。対戦相手を侮辱するような過度のパフォーマンスも禁止。なおサングラス、茶髪はファッションのためOK。
③東日本協会への協力 単独で注目度の高い亀田は、これまで協会行事への参加には消極的だった。今後はチャリティー、キッズボクシングなどへの積極的な参加を求める。
…と新聞に報道されいますが、もし、承認に至るのであれば、上記「3か条」では件の一家の過去の傍若無人を鑑みた場合、これでは「抑止力」を発揮できないのではないか?という疑念は全く解消されないという危機感が募っております。
■当面、一家の過去処分に関連する規制ルールとして
(1) 再度の反則に対して
① ジム認可取消
② ボクサーライセンス取消
③ 高額の制裁金
④ ③の半額を推薦人が負担
⑤ ③の10%程度の保証金の事前預託
⑥ セコンドのマイク装着
(2) 密室となった道場について
文字通り「ガラス張り」のジムに改築 → 誰からも練習が見られるようにする
(3) 史郎氏の乱闘騒ぎについて (これはジム運営と直接絡むか微妙なところですが)
試合会場への入場禁止
という案はどうでしょうか。
リング上での諸々の風紀面、ファンが望む日本人対決、といった協会から処分されていない事項については、全ジムの運営に適用する統一基準の整備を進める段階で一つ一つ吟味していっても良いと思います。
■加えて練習生を受け入れてもらいたいですね。入るか入らないかではなく「受け入れる」という姿勢をとってもらいたい。そして他ジムとの交流にも参加させるべきです。「彼らの彼らのためだけのジム」というのは少し認めがたい。道場の延長のようなことは認めるべきではないでしょう。
①最強トーナメント参戦か日本人ランカーとの連戦の強要。
②亀父のボクシング界への関わり一切拒否。
③間違っても自主興行を打たせない。
■①設立段階②運営段階③問題発生段階の各段階の対策を、設立承認前に最大限講じることが、協会の義務だと思っています。最大限対応しておいて、後は一家がどう振舞うか。承認段階で厳しい条件を付すことも有りだと思います。史郎氏の指導については、家庭までは踏み込めなくとも、ガラス張りに改築させそこで練習させる、ジムと自宅に距離を置かせる等でも一定の効果はあると思います。設立承認においても、内規にはそれぞれ設定された意図があるわけですから、その意図に従って判断されるべきではないでしょうか。
私のブログは日々平均アクセス数7000件~12000件あります。不人気と言われて久しいプロボクシングという存在ですが、それでもこれだけの熱心な方々が私のところへ毎日覗いてくださってくれていると思うと、やはり、無責任なこともできません。空席だらけのホール興行を嘆かわしく感じているファンの方々が、無償の愛情を注いでくださっております。それを反映させるのは私の責任であると感じています。
素人の戯言…と一蹴されたとしても、仕方ないとは思う反面、ここに集まった多くの『生の声』の熱意と誠実を業界は間違っていると完全否定できるとも思えません。
そして、これは必ずしも「亀田ジム承認」を反対する種類のものではない…と改めて申し上げます。
しかし、過去度々傍若無人を発揮し、さらに残念ながら反省することなく、この暴挙がこれからも続くかもしれないという恐怖をファンは感じていると言う事実の提示であり、また、この五里霧中ともいえるボクシング界とファン・世論の認識のズレと誤差を修正していただきたいと言う嘆願であり、亀田ジムの認否の行方と結果にかかわらず、ファンが望んでいる『透明性』だけは、絶対に確保していただきたいと言う『生の声』であります。
失礼を承知でメール申し上げております。
ボクシング界の更なる繁栄を願っております。そして、我々が愛するプロボクサーたちはその青春賭けて戦っている訳ですが、その「切実な戦い」に見合うだけの報酬確保と社会的地位の向上を願っております。
ボクシング&ロック野郎 higege91の夜明けはまだか? 管理者 higege91