日本ライトフライ級タイトルマッチ…
チャンピオン・嘉陽宗嗣×挑戦者・国重隆…
テレビ観戦しました…
1R サウスポー同士の戦い。その立ち上がり、スピーディーな嘉陽が試合の主導権を握るかに見えた。積極性とアグレッシブでチャンピオン・嘉陽の10-9
2R ベテランの31歳、世界ランク10位の国重、老獪にクリンチを多用、嘉陽の攻撃を寸断、積極性で嘉陽を採りたくなったが、しかし、クリーンヒットがあまり両者見られない… 互角の10-10
3R 国重、リーチの長さを生かした右リードが嘉陽を捕らえる場面が多い。嘉陽、大きなフックを振るうも空転…。国重の左が嘉陽の顔面を捕らえる。さらに、嘉陽の出入りを封じるクリンチ… ここは国重10-9
4R 嘉陽、本当に戦い辛そうだ。国重の右は射程距離も長く、真っ直ぐにもフックにもなって、さらに力強い。嘉陽、手数も少ないか… 国重10-9
5R 嘉陽、流れを変えたい。積極的に動くも、国重の老獪なボクシングに思うように戦えない様子。開始間もなく
両者の頭が交錯、嘉陽、右目上をカット、再会するも再びドクターチェック…
続行不可能の裁定…
負傷判定勝負…
あらぁ…!? 5Rも採点しなくちゃいかん… って、これ、国重の10-9…
HIGEGE91のテレビ採点… 49-47で挑戦者・国重隆選手の勝ち!?
うわぁ、マジ…!?
公式の採点、49-49、48-48×2…
うぉ!?
負傷判定によるドロー!!!!
チャンピオン・嘉陽宗嗣選手のドロー防衛!!!
…くぅ、これはしかし、チャンピオンには分の悪いドローでしょう!?
僕には国重選手の老練な巧さと長い右リード、さらに左のクリーンヒットが印象に残る戦いとなりました…
嘉陽選手、これにきっちり勝ってフライ級で世界挑戦…なんて話が一人歩きしてましたが、ライトフライでパワー負けしていてはそれはないでしょう…と言う内容に見えました…
厳しい現実であります…
負けと判定されてもおかしくないような出来の悪さでありました…
これはどう贔屓目に見ても、フライ級の世界挑戦はない… このままで挑戦者として認めたくない…
僕は嘉陽選手を応援しているし、贔屓もしていますが、これでは認められない…
辛いところだが、見てみぬ振りは出来ない…
むむむ…
逆に国重選手、なかなかいい意味で「いやらしく」「試合巧者」でありました… チャンピオンはまともに奇麗に受け止めすぎたか…
突き放してショート連打、腕を振り解いて速攻連打、思い切り踏み込んでマシンガン連打…
それが嘉陽選手のボクシングではないのか…?
これは大きな課題が残ったタイトルマッチとなりました…
国重選手とのリマッチを果たさないで、その先は見つめづらい試合でした…
御愛読感謝
つづく