亀田興毅選手の「謝罪会見」にまつわるニュースにおいて、皆様から頂いたコメントを拝見するに、むむむ…と、思わず幾つかの事項で唸ってしまいました…
■もう
よかない? いつまで同じ話繰り返してんの 一番の被害者内藤がもういいって言ってんだからよ
自分らファンとなだけで関係ないだろ 話あってなにをもとめる? 改善するための話あいか?
なんも変える力ねーし 費やす時間が無駄やぞ? 大人しく時間がたって結果がでるの待ちゃあいいんちゃう?
もうようわからんよ
あの、このような書き込みも頂いているのですが、もうこの亀田問題を切り上げて先を見据えればいいじゃないか、内藤チャンピオンも「立派だった」と公言しているのだからいいじゃないか?もう読みたくない、聞きたくない…という方は、以下の文章は敬遠して頂いた方がいいと思います。
しかし、このブログの管理人である僕としては、「問題提起」していただいた皆様と一緒に考える義務が生じると思っておりますし、以下に添付させていただく幾つかの「皆様の声」こそは貴重な可能性を秘めていると考えています…
また、「なんも変える力ねーし」…なんて言葉を頂いていますが、僕はそうだとは思いません。直接JBCに批判を届けることが目的ではありませんし、そんなのはおこがましい話であります。しかし、ここで繰り広げられる「声の交換」ですが、「意見・視点・思想」の『共有と交換』でありますので、それ自体に対しての批判に関しては断固として突き返させていただく所存であります。
それこそが、このブログの最大の目的であり、存在の意味であります。そして、全ての人に与えられた表現の自由だと考えます。
偉そうなこと書いちゃって申し訳ございませんが、そのような気持ちですので、「もう黙って彼らを見つめたい派」の方は読むと頭に来ちゃうかも知れないので、予めそれを前置きとさせて頂きます。
さて、亀田一家を代表して謝罪会見に臨んだ長男・興毅選手は確かに「誠実に反省」しているように見えました。社会現象となった「亀田一家問題」に一旦の収束を迎えさせる方向に進んだ…と考えるのが妥当でしょうか?
反則指示をした興毅選手が謝罪をし、その不器用ながらも「誠実」ともとれる態度に国民世論は一旦「許す」的論調に推移し始めた…
と僕は感じていますが、なんとなーく複雑ではあります。
僕もそのような気持ちになりつつあるのですが(亀父はこの際別物と考えて)、あの会見があまりに厳しい追及であったために、「弱いものいじめ」的に映ってしまったようにも見え、また、これがワイドショー的スキャンダルな視点からの「質問・尋問」であったし、僕たちボクシングファンからすると、なんだか煮え切らないものも残ってしまったのではないか…? と、感じるのはなぜか?
(※今回の会見でもっとも激しい追及をしたのは井口さんと言うワイドショーレポーターでしたが、個人的には「的確」であったと感じています。これは単なるスキャンダルに非ず、世界タイトルマッチという大舞台においての「反則指示」の罪の重さを考えれば当然の追求であり、世間の関心はまさにこの部分であり(認めるか、そうでないのか?)、これだけ社会を騒がせた訳ですから、この際、レポーターを責める気には僕はなりません。ボクシング界だけの話ではない、総理大臣がコメントするほどの問題であった…と言う意味で、また、過去を穿り返されるのもそれだけの『膿』(暴言・暴挙・悪態・非礼・傍若無人)がそこに存在していただけの話である…と僕は考えています。ボクシングファンだけの問題ではないのだから、これは当然至極と言う認識が僕にはあります…)
「家族愛の表現」と「反則指示を認めた事実」は世間的にはある意味、『理解しやすい結果』となった訳ですが、この謝罪会見にまつわる記事のコメントで繰り広げられた『ある視点』への疑問は確かに横たわったまま…
それは、プロスポーツとしての『ボクシングの聖域』を侮蔑し続けてきた「ルールと倫理」に関わる意味での総括にまで亀田問題が及んでいないから…であるとも言えます。また、僕もこの部分に関してちょっと考えたいと思い、ちょっと今夜は更新したいと思う次第であります…
以下はそんな皆様の『声の交換』、その一部抜粋…
■JBCの義務
亀田兄弟が謝罪して再出発するのは良いことです。しかし、内藤戦で亀田家ぐるみでの計画的反則が明らかになったのです。内藤戦以外での亀田家の試合で意図的な反則があったかもしれないという疑惑は残っています。この疑惑については、調査して真相究明すべきだと思います。それはJBCの仕事です。JBCは亀田家反則疑惑の真相を究明する義務があると思います。
井口レポーターが執拗に質問したのは、興毅選手が素直に反則指示を認めないからだと思います。井口レポーターが悪いわけではなく、素直に認めない興毅選手が悪いと思います。白黒がはっきりとついたので、井口レポーターの質問は良かったと思います。
テレビ業界としては亀田問題はひとまず幕引きだと思います。しかし、ボクシング界は亀田家の残りの反則疑惑をうやむやにしてはいけないと思います。亀田家の疑惑を晴らすにしろ、余罪を断罪するにしろ、真相究明が必要だと思います。
■ぽちょむきんさんへ
ついついやってしまった反則と亀田家のようなセコンドぐるみで計画的・恒常的に反則するのは、ちょっと違うように思います。特に亀田家は、内藤戦以外の多くの試合で反則疑惑が指摘されていると思います。他と比べて亀田家の反則は特別に悪質だと思うのです。
今回、亀田家は反則指示を認めました。であれば、余罪について追及するのは至極当然ではないかと思います。このままうやむやになってしまえば、亀田両選手への疑いが晴れないままになってしまうと思います。それは亀田両選手自身にとってもマイナスだと思います。
また一方で、もし亀田家に反則をされたのに泣き寝入りしている被害者がいたら、可哀想だと思います。極端なたとえ話ですが、結局、反則を隠しとおした亀田家が地位や賞金を貰って得をして、被害者は負けたりケガしたり選手生命を失ったり散々だったことになります。それはあまりに不公正だと思います。
ぽちょむきんさんの言うように、結果的にバレない反則された方は泣き寝入りするしかないのかもしれません。でも、私的には、亀田家の反則指示が明らかになった以上、JBCは真相究明すべきだと思います。