キム2冠戦KO防衛!!!と竜宮城の左ボディー!!!  | ボクシング&ロック野郎 higege91の夜明けはまだか?

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キムがTKOで3度目の防衛


東洋太平洋スーパーウエルター級タイトルマッチ12回戦>◇18日◇東京・後楽園ホール
 

キムVSバイラ


東洋太平洋スーパーウエルター級王者クレイジー・キム(31=ヨネクラ)が3目の防衛に成功した。同ウエルター級3位デー・バイラ(25=韓国)と激突し、序盤から左ジャブと左ボディーアッパーを有効に使って攻め続け、9回37秒、右ボディー、右フックの連打でキャンバスに沈めてTKO勝ちした。日本未公認ながら保持するABCO王座も同団体の承認とバイラ陣営納得のもとで懸けられ、同王座の初防衛にも成功した。
 世界戦が決まるまではベルトは返上しない。現在、日本王座と合わせて3冠を保持するキムはWBC世界同級9位にランク。今回の防衛でさらに順位が上がる可能性がある。キムは「オレはどの王座も返上しねえぞ。世界戦ができるまであきらめずにやるよ」と宣言していた。 (日刊スポーツ)


以上記事抜粋


 うーん、生で観戦したかったなぁ…


 仕事が終わらなかった…


 無念…


 しかし、キム選手、どのような「言い方」だったのかわかりませんが、記事を読む限り、『前向き?』な試合後のコメントですね…。


 中継録画のテレビキャメラの前でも「不貞腐れ」、見通しの立たない未来に「辟易」を隠さなかったキム選手ですが、「いい言葉」をファンに届けてくれたなぁ… と しみじみ感じる。


 なんたって、WBCスーパーウェルター級王者は世界のスーパースター、オスカー・デラ・ホーヤである!!!


 あきらめずにやるよ…


 ファンにもその「夢の実現」の果てしなさが理解できる為に尚更辛いのだが、しかし、キム選手の口から出た「ポジティブシンキング?」なその言葉に熱く込み上げるものを感じる方も多いはず…。


 勇気を与えられた方も多いはず…


 クレイジー・キム がんばれ!!!


 …う


 な、なんで日本刀もってるんですか!?


 な、なんでまた壁に「殺」って書いてあるんですか!?


 さて、しかし、一見「クレイジー」であるが、ボクシングと言うスポーツ、その『性根』が「なまくら」では続くはずもなく、ましてや王者になど、さらに3冠王者になどなれるはずはないのである。


 その性根は真面目…なキム選手、夢の世界戦の実現まで、ファンとして声援を送り続けますよ!!!


 …で、この「拙い」ブログを通じてお知り合いになったMさんに、先月6月11日に沖縄で行われた、


 日本SFe級9位 竜宮城 


 VS 


 元WBA・SB級世界王者 ヨーダムロン・シンワンチャ-


 …の1戦を見せていただいた。


 竜宮城、ヨーダムロンを下す!!


 で、今月号のボクシングマガジンによれば、竜選手、試合直前に右手の指を骨折する…というアクシデントをひた隠し、痛み止めの注射を打っての出場だったようである。


 1R ガードを固めて鋭いジャブを突いてくるヨーダムロンに対し、やや固いか竜…。手数も多かったヨーダムロンの優勢。 ヨーダムロン 10-9


 2R 積極的に出た接近戦での竜の左フックがヨーダムロンに命中!!! ヨーダムロン、尻餅を付く!!!

    竜 10-8


 3・4R ヨーダムロンは念願であったはずのWBAタイトルを日本の地で佐藤修に奪われている…。今年になってホールで木村章司(元日本SB級王者)に3-0の判定で敗れている。日本の地で2連敗する訳にはゆくまい…。両者好戦的に打ち合うも竜の重いパンチ…が印象に残るか?その左ボディー打ちには気迫が込められていた!!! 竜 10-9 それぞれ


 5R ボディーが弱い…とは今や定説となった元世界王者ヨーダムロンであるが、とは言え、好きなだけ打たせてくれる訳ではないのは当然である。しかし、このR、竜の左ボディーは序盤よりさらに加速をつけて脇腹に突き刺さる!!! ぐ…!!! ヨーダムロン、やや 『間』 を開けて蹲ってダウン!!! 辛くも立ち上がるも、そのダメージは計り知れなさそうであった。 竜 10-8


 6R 勢いに身を任せた竜の猛攻の前にヨーダムロンは棒立ちに… レフリーが割って入って試合終了!!!

 

 1分08秒 TKOで竜宮城選手の勝ちー!!!


 やったー!!!


 Mさん、ありがとうー!!!


 竜選手… と言えば、このブログでも幾度となく取り上げさせてもらっているが、その『朴訥さ』に打ちのめされているhigege91なのだ。


 さらにそのハードパンチはムチャクチャ魅力的なのだ!!! 


 …で、その風貌はまさに「オキナワン・パンチ?」で、トレードマークの濃い体毛がぐっとくる!!!


 現日本Fe級王者の渡邊一久選手に敗れてから1度ランク落ちしてしまったが、そこから這い上がってきた。残念ながら、この試合が行われた時点でヨーダムロンが世界ランクから落ちていてしまったようなので、世界ランク獲り!!! は叶わなかったようだが、日本ランクもSFe級8位に上昇!!! 


 戦績もこれで14W12KO1L2D…となった。凄いKO率だ!!!


 順調にランクを上げて早く聖地・後楽園ホールに再登場して欲しいなぁ…


 しかし、ヨーダを苦しめた左ボディーフック、鋭かった!!! 竜選手といえば、パンチは滅法重いが、そのキレは緩慢な印象があったのだが、俄然鋭くなっていたように思う。


 その優しい風貌…とは裏腹な激しい猛攻は最高でした!!!


 で、ホールでの勝利者インタビューよりもその勝利の勝ち名乗りとガッツポーズは大胆だった竜選手。


 やはり地元は落ち着きますか?

 

 でも、今度はホールでもあれくらい思いっきりガッツポーズ取ってください!!


 あ、右手の怪我、早く治してくださいね。


 さて、このブログを始めてから、たくさんの『素晴らしきボクシング狂』の方たちとお知り合いになれた。


 それぞれにそれぞれの愛し方でもってボクシングと『真摯』に向き合っておられる…。


 大変勉強になり、非常に有難い限りだ…。


 神様にも感謝…。


 御愛読感謝


 つづく