🇦🇷アルゼンチンが、36年振りの優勝で、⚽️の祭典も終わりました。

ノーマスクで、あれだけ熱狂したら、アドレナリンが出まくって免疫も上がりそう。

 

36年前といえば、ワタシは、当時大学一年目

故マラドーナが、準々決勝イングランド戦で魅せた5人抜きドリブルゴールを、

学生寮で見たことが、懐かしい。

当時、携帯電話もインターネットもなく、あるのは時差15時間のテレビ中継のみ。

 

打って変わって今は、どこにいても、否が応でも情報が入ってくる。

情報の洪水に、しばしばウンザリすることもある。

 

そんなワタシが、何を思ったか、今回情報断ちを試みた。

対象カードは、剣ヶ峰の、🇯🇵日本対🇪🇸スペイン戦

キックオフは、12月2日(金)4:00

 

スマホもテレビもラジオも、敢えて一切の情報を遮断した。

危なかったのは、打合せの時だったが、

ワールドカップ関連の話は、禁止の旨を告げて臨んだ。

 

そして危機一髪は、昼過ぎに入った店で、若者二人が何やら試合結果について語り合っていた時。

幸い、結果については耳に入ってこなかったが、よっぽど近くまで行って、制するところだった。

 

そんなこんなで、夜帰宅したあとに結果を知るまで、十数時間

しかも、結果が結果だっただけに、実に何だか新鮮で、ブラボーな気分であった。

 

と、ここまでが前振りなんです。

 

建設業界も、ICT施工が標準となって久しい一方で、技術の伝承を危ぶむ声も聞かれる。

ここで言う技術とは、古臭いが、伝えていくべき土木技術のことである。

 

そこで私は、提案したい。

情報遮断に倣い、そしてインセンティブがついてくる、”◯◯試行工事”といった、

この業界の慣習を活かした方法を。

 

それは、「非ICT試行工事」です。

 

UAVに点群処理、LiDARや3Dモデル、AR,VR その類の光学測距器具を使わず、

野帳に三スケなどアナログ機器だけで、測量や施工管理を行う試行工事です。

いや、関数電卓は良しとしよう。

これなら、否が応でも技術の伝承ができるのでは。

設備投資も不要で、インセンティブがついてくるとなれば、渡りに舟ではないだろうか?

 

建設業界の習性を逆手に取ったこの提案、

どこかに、こんな風変わりな発注者、いないかなぁ?