みなさん、こんにちは
管理職ブログチーム理学療法士Yです
今回はリハビリテーション部と本館3階病棟看護部の整形外科チームが、双方の連携強化の一環として進めているプロジェクトについてのお話です。
当院では、整形外科疾患(骨折など)で入院された際、急性期病棟に入院できる期間(在院期間と呼びます)は平均14日、長くても3~4週間が目安となっています。
全国的にみても、手術後、リハビリテーションを行い身も心も「万全に整ってから退院する」時代ではなくなってきていると言えます。特に急性期病棟と呼ばれる病棟は入院できる期間=在院期間が短縮傾向にあります。
そのため、入院/手術~退院までの準備が円滑に進められることを目的に、超早期(受傷もしくは手術直後)から自宅の環境について、本人もしくは家族から聞き取り調査を実施する仕組みの導入を検討しています。
そうです!これが連携強化プロジェクトの要です!!
みなさん想像してみて下さい。
自宅へ帰るためには様々な「障壁」が待ち構え、乗り越えていかなければなりません。
玄関の段差(上り框)
ベッドから数m先のトイレまでの移動
数cmの敷居
布団での寝起き
2階の寝室へ続く階段の昇り降り
深い浴槽の出入り… などなど。
元気な頃は気にも留めなかったこれらの「障壁」を、リハビリスタッフと看護師が情報共有することで入院中のリハビリテーションプログラムに活かしていくことが出来、早期退院に繋がると考えています。
まだまだ、調査内容や用紙の準備などで試行錯誤していますが、ぜひとも軌道に乗せていきたいプロジェクトの1つです。
応援の程、よろしくお願いします
文責:理学療法士Y
*無断転載禁止
東大阪病院のホームページはこちらからご覧ください。