こんにちは、作業療法士Yです
今回は、症例発表会についてご紹介させていただきます。
当院、リハビリテーション部では、新入職した年に、年間3回の症例発表を課題としています。
症例発表とは、担当させていただいた患者さんについて、評価内容のまとめ、どんな目標に向かって何を行っていくのか、各療法で行うプログラムを立案するに至った考えや、実際に行った結果の効果判定等をまとめ発表するものです。これに対して、先輩療法士から、助言をおこない、よりよい患者さんへの治療にするために検討を行います。
たとえば、骨折して手術を行った患者さんへのリハビリ介入は、おおよそどの時期にどのような運動を行うかは決まっています。ただ、患者さん毎の心身の状況や、今までの体の使い方や栄養の状態等、介入のポイントはたくさんあり、これらを整理して治療計画を立てていかなくてはいけないのです。
療法士として現場で働く前に、養成校では最終学年に臨床実習という長期の実習があります。そこでこの過程を学びますが、実習だけでは十分ではなく、臨床現場で働きながらさらにその精度を高めていく必要があるのです。
当院では、新入職員については年に3回実施しています。
今回はこの最終回の発表の様子です。
たくさんの先輩療法士が参加し、活発な意見交換ができました。
意見があるのにうまく言葉にできなくて、、、悔しい思いをするスタッフもいます。
でも、それも経験。
患者さんの笑顔のために、患者さんに満足のいく治療を提供するために、今日も私たちは頑張ります。
最後までお読みいただきありがとうございました。
文責:作業療法士Y
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