一個人が「政治的立場」を明らかにするというのは良し悪しあるが、
選挙に立候補までした者としては、スジが通っていなければならないだろう。
無党派ながら、文字通り、あるいは本来の意味での「左で保守」(貧乏な労働者なのだが、日本社会の良き伝統は守りたい)というのが、私の立場である。

安倍内閣は、憲法軽視、人権と平和の軽視、というふうに思っているので、
日本共産党を応援する意味もあって、「赤旗」の日曜版を購読している。

これに、毎週「となみ読者のひろば」というものが折り込まれてくる。
砺波市限定の、ローカル通信だ。

A4サイズ表裏で、表はいつも、地方レベルの政治課題などを論じているのだが、
正直、裏の「ただのつぶやき」「きんごの日誌」が面白い。

読者のひろば


砺波市の市会議員をしていたお二人が、
日常生活や、日々マスコミから流れてくるニュースに対して、さまざまコメントしていらっしゃる。
ざっくばらんな筆致で、お人柄も伝わってくる。
中には「日曜版はいらないから、これだけ持ってきてくれ」という方もいらっしゃるという?ほどの、人気のメディアなのである。

今回は特に、現役専業農家の境さんの、「ある方が、預けてしまっていた田んぼをもとに戻して、組合構成員(=農民)として活躍してもらうことになった」という話が興味を引いた。

ネットに流れた情報の後追いニュースや、行政のイベントの提灯記事に埋められた新聞よりは、
こちらのほうが、よっぽどメディアとしての価値があるというものである。