私は、ゲームボーイカラーが発売された年に、ゲーム業界に入りました。

2月のことです。





ですから、最初に手掛けたのは、モノクロゲームボーイ。

最初の仕事は、メインプランナーのサポートとしてステージデータをPC98で組むこと。

あとは、ユーザープレゼント商品のデザインもやりました。


 

初めて1から企画し、仕様を書き込んだのはその次。

新発売のゲームボーイカラーに合わせた商品。



以来20年、プランナーやディレクターとして泳ぎ続けています。

同時にドッターとして、アミューズメントパークに関わったこともありました。



そう、この時代にゲーム画面を彩っていたのはドット絵(点画)。

今のようにイラストやポリゴンではありません。



限りあるロム容量。

限りある色数。

限りある画面サイズ。


制限と格闘しながらゲーム仕様を書き、ドットを描いたものです。

敵キャラクターに、見た目同じで色違いが珍しくなかったのは、この容量対策のためでした。

文字に漢字がほぼ無かったのも、同じ理由。

1文字8✕8ドット。



スマホゲームの現在、何百種類というキャラクターを1つのゲームに入れているのですから、賑やかになったものです。



ゲーム画面が細かく表現できるようになり、点描では追いつかなくなります。

そこから、時代は3Dやイラストにシフトし、私はプランナー専任になりました。


ただ、元ドッターは、スマホゲームの中で時折ドット遊びをしています。

ユーザーさんが気づくかなぁと、ワクワクしながら。



敵の配置や攻撃位置、ステージ配置物などを点描にして、文字や絵を描いています。

ネットで話題になるのを見て、ニヤリ。笑。



次はどのタイミングで出そうかなぁ。

楽しみです。