私は、ゲームボーイカラーが発売された年に、ゲーム業界に入りました。
2月のことです。
初めて1から企画し、仕様を書き込んだのはその次。
新発売のゲームボーイカラーに合わせた商品。
以来20年、プランナーやディレクターとして泳ぎ続けています。
同時にドッターとして、アミューズメントパークに関わったこともありました。
そう、この時代にゲーム画面を彩っていたのはドット絵(点画)。
今のようにイラストやポリゴンではありません。
限りあるロム容量。
限りある色数。
限りある画面サイズ。
制限と格闘しながらゲーム仕様を書き、ドットを描いたものです。
敵キャラクターに、見た目同じで色違いが珍しくなかったのは、この容量対策のためでした。
文字に漢字がほぼ無かったのも、同じ理由。
1文字8✕8ドット。
スマホゲームの現在、何百種類というキャラクターを1つのゲームに入れているのですから、賑やかになったものです。
ゲーム画面が細かく表現できるようになり、点描では追いつかなくなります。
そこから、時代は3Dやイラストにシフトし、私はプランナー専任になりました。
ただ、元ドッターは、スマホゲームの中で時折ドット遊びをしています。
ユーザーさんが気づくかなぁと、ワクワクしながら。
敵の配置や攻撃位置、ステージ配置物などを点描にして、文字や絵を描いています。
ネットで話題になるのを見て、ニヤリ。笑。
次はどのタイミングで出そうかなぁ。
楽しみです。