日曜日、北浦和にある自然食品店「風土舎」さんで、脱原発さいたま市のお疲れ様会を行いました。

普段、もちろん店内で飲食できませんが、この日は特別貸しきり。

午後6時に集まって、お店出たのが0時^^

24時間でも、みんなで話せそう。



脱原発さいたま市、メンバーに学生がいるというのが、ものすごくありがたい。

炊き出し活動で参加者を募っても、大部分が大学生と高校生。


私が別途活動している「脱原発中野も」「原発国民投票」でも見ない光景だし、他の原発関係市民活動でも聞かない。

本当に良い出会いで、スタートできました。



これから選挙権を持つ高校生。

持ち始めたばかりの大学生。



学生たちが遠慮なく、恥ずかしがらず、失敗するとかそういった壁を作らず発言、活動できる場。

脱原発さいたま市は、そういう場であり続けたいと考えています。

そして、別の年代とも一緒に活動して、お互いがお互いから学べる場に。



お疲れ会は、10代~50代が参加。

政治や原発について、いろいろ話しました。



法治国家である日本。

民主主義であるこの国。

私たちの身近な場所、福島で原発の爆発、大量の放射能漏れによる広範囲の汚染という、大事故が起きました。

今まで無関心であっても、政治や原発について、3.11で大部分の方が気づいても良さそうですが、うちの会社では一切話題に出ません。



学校でも同様。

今、学校の授業で政治に踏み込んだ話をすることがタブーだとか。

原発問題も取り上げられない。


「話すと、相手の雰囲気が悪くなるな」という空気が、なぜか充満。

こちらから話しても、話を即シャットアウトされる方もいらっしゃるそうです。

学校に無いのなら、遠慮なく言える場所、気兼ねなく聞ける場所、それを私たちが用意します。





「学生による学生のための政治と原発」という、意見交換会を今年やりたい。

知識豊富な方をお呼びしてではなく、うちの大学生メンバーを中心に、参加いただいた大学生や高校生たちが思いを伝え合う会。

同じ目線で、話し合う。


政治も原発も、考えるのに、意見するのに専門的知識は必須ではありません。

専門的知識は、より深く知るために役立つもの。

世の中、多くの商品が出回っています。

私たち消費者は、使い勝手などからメーカーに意見したり、友人と話したりします。

そこに、開発技術は必要ないでしょう?



まずは学生同士から。

そこから、別の年代とも話したくなった方対象に、社会人も含めた場を用意。




今後の脱原発さいたま市の集まりで、この方向性を提案したいと思います。




私は、もっと学生たちと話したい。学びあいたい。




「有名だからこの人に投票しよう」

「専門家が言っているのだから、間違いない」


という、安易な大人たちを変えていくには、ものすごい労力が必要。

それにチャレンジして何かを残す事は、私にはできません。

多くの大人は、自身の生き方を変えるのが苦手だから。

それまでそうやって生きて、生きてこれたのだから、今さら変える必要性を感じないし、面倒だもの。


それよりも、これから先の社会を作っていく方が、現実的だと感じています。

学校に任せるとか、○○に任せるとか、そちらの方が面倒。

自分たちで動いた方が早くていい。




広範囲を今もこれからも汚染し続ける放射能。

陸だけでなく海もです。


誰にも回収できません。



悲しみ以外の何物でもありません。

多くの被害者が、今なお各地に避難を余儀なくされているのです。

自分の家も、思い出の品も、汚染され続けているのです。

仕事も失い、近所の方、友人、知人、離ればなれとなりました。


自然界の動植物たちは、逃げることすらできません。

健康、遺伝子への悪影響。

それによって命も短くなります。


3.11の原発事故は、人間によって起こされた、本来防ぐことができた事故。

悲しみの事故です。




これから、私たちにできること。

もう2度と繰り返さないこと。

今動いている大飯の2基を止めること。

全原発を二度と使わないこと。



そのためにも、まだ動き出していない方々が参加できる場づくりが必要です。

2013年度も、みんなで脱原発に向かって動き続けます。